2017年04月15日

早乙女選手、ひたかくす 2巻

「早乙女選手、ひたかくす」2巻を購読しました。



高校のボクシング部に所属する、
早乙女八重さんと月島サトルくんの恋愛を描くこの作品。

詳しくは以前書いた1巻についての記事を見て頂きたいのですが、
その記事で一番気になる存在として挙げたのがサトルの姉。
残念ながら今巻では1コマも登場しなかったのですが、
その代わりに登場した重要人物が、若乃真帆さん。

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サトルが以前暮らしていた京都での先輩で、
サトルの姉とは同級生とのこと。
サトルたちボクシング部が合宿に行った大学の選手で、
去年の大学ボクシングフェザー級チャンピオン。
ということは少なくとも1年生ではないので、
まあ二十歳かそれ以上の年齢でしょう。
つまり、サトルの姉も二十歳以上だということ。

また、「お姉ちゃん元気してはる!?」と、
真帆がサトルに尋ねていることから、
サトルの姉は同じ大学生では無いということが分かります。
出番が無かったのは残念ですが、
少しでも情報が得られたので良しとしましょう。

さて、肝心のサトルと八重さんの恋の行方ですが、
サトルのクラスメイトである紺野美都の登場により、
様々な刺激を受けることになりました。

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美都はいわゆるギャル系の女子で、
サトルと八重さんの関係を知り、
色々と絡んでくることになります。
最初はただの興味本位だったのでしょうが、
サトルにも八重さんにも魅力を感じたのか、
わざわざボクシング部のマネージャーにまでなって、
合宿にもついてきます。

本人はただ面白がっているつもりかもしれませんが、
そんな軽い気持ちではそこまでの行動力は発揮できないでしょう。
サトルか、八重さんか、または二人の関係には、
何か強く人を惹き付けるモノがあるのかもしれません。

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まあただ見ているだけでも面白いカップルではありますが。

サトルと八重さんは、まあ両想いではありますが、
二人とも大層オクテであるため、
美都のようなちょっかいを出してくるキャラは重要でしょう。
実際今巻では、二人がお風呂で裸でバッタリ事件が起こりました。

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その際サトルは八重さんに男らしさを見せ、
八重さんはサトルのパーカーを着ることができました。
今後も美都は二人の関係に影響を与えてくるのでしょうが、
それがプラスだけでなくマイナスに働くことも当然考えられます。
サトルと八重さんのバカップル物語では済まなそうな気配・・・?

そういえばサトルは入浴の時も鼻の絆創膏を外しませんでした。
あの絆創膏には一体どんな秘密があるのでしょうか。

今回全然出なかったサトルの姉のことも気になりますし、
まだまだ目が離せない展開が続きそうで、楽しみです。
posted by 山田工作 at 23:29| Comment(0) | コミックス2017

2017年04月11日

幼女戦記 4巻

「幼女戦記」4巻を購読しました。



幼女戦記とはどんな作品か?

軍事モノ、架空戦記モノであることは間違いないのですが、
主人公が魔法が使える美少女であることからすると、
魔法少女モノ作品だと言えなくもありません。

個人的には、原作の小説はともかくコミック版については、
東條チカ先生の描くところの美麗な絵からなる、
主人公ターニャ・フォン・デグレチャフが七転八倒する様を、
ただひたすら愛でる漫画作品だと思っています。

以前の記事で書いたように、
幼女戦記というタイトルをあざとく感じて、
勝手に読まずにいた頃の自分と比べてみると、
笑ってしまうほどの手のひら返しではありますが、
それだけの魅力がこの漫画とデグさんにはあります。

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モッサモッサの髪の毛に、バッサバサのまつげ。
小さく華奢な体に軍服というアンバランスさ。

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ヘルメットと銃を持ち躍動する様は悪鬼さながら。
しかし時折見せるこぼれるような笑顔は正に天使。

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中身はオッサンながら身体は幼女であるため、
所作が子供っぽく見える場面がそここにあり、
軍人として考えていることのエグさに対して、
見た目の可愛らしさのギャップが凄まじい。

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こういう、見た目で楽しめる部分というのは、
小説よりも漫画が得意とするところ。
漫画という表現方法の中で、
キャラクターの魅力を最大限に引き出しています。

しかも今巻では入浴シーンがあり。
小説では「裸」という文字だけで済まされてしまうところも、
漫画であればしっかりデグさんの裸身が描かれているワケで。
もはやブラボーと言うより他にありません。

そういえば今巻では、かつて登場した数少ない女性キャラである、
ヴィクトリーヤ・イヴァーノヴナ・セレブリャコーフ(通称ヴィーシャ)嬢も、
伍長から少尉となって再登場。

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デグさんによる地獄の猛特訓に喘ぐヴィーシャ、という部分では、
多分漫画という人目に触れやすい媒体であることを考えて、
かなり端折った、過激でない表現にとどめたと思われ、
その点では小説のアドバンテージを感じはしますが、
その分はデグさんの夢の中に登場した、
OL姿のヴィーシャを見られたということで帳消しでしょう。

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ちょこっとだけ登場した、軍医の女医さんも良い感じ。
体型というか、身体のでこぼこ具合がデグさんとは真逆です。
同じコマにいる場面もあり、パッと見で対比することができる。

デグさんがウーガ大尉に心配されるシーンの見開きページは、
そこだけギャグ漫画として楽しめる構成となっていたりして、
目で見て楽しめる漫画の良さが、とても実感できる一冊でした。

そして何と、来月には5巻、再来月には6巻と、
立て続けにコミックスが刊行されるとのこと。
3ヶ月連続でデグさんを満喫できるとは。

巻を重ねるたびにデグさんの可愛いさを再確認できる喜び。
この幸せを、じっくりと噛みしめたいものであります。


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posted by 山田工作 at 19:38| Comment(0) | コミックス2017

2017年04月10日

六道の悪女たち 3巻

「六道の悪女たち」3巻を購読しました。



1巻で一人目の悪女として登場した向日葵乱奈。
2巻で二人目の悪女として登場した幼田小百合。
二人とも、超弩級の破壊力を持った悪女でした。

そしてこの3巻で登場した第三の悪女、姫野莇美(ひめの あざみ)。

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なんと、清楚系で上品なお嬢様キャラでした。
それのどこが悪女なのかといえば、
白バイ警官に扮して暴走族を狩りをするという、
これまでの二人に勝るとも劣らない破天荒ぶりでした。

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スピード狂とも言えるライディングテクニックを持ち、
暴走族は問答無用でぶちのめすバイオレンスさは、
乱奈さんや幼田にも引けを取りません。

また、鬼島連合のナンバー3として登場した布留川葵は、
独自のバイクチームを率いる天才的な腕前のライダー。

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悪女がバイク乗り。
敵方もバイク乗り。
六道たちもバイクに乗って登場するなど、
バイクだらけの3巻となりました。

さぞかし作画が大変だったろうなあと思われますが、
その甲斐あって、とても迫力のあるバイクシーンばかりで、
とても疾走感溢れる内容となっています。

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中でも素晴らしかったのは、やはり乱奈さん。
アメリカンバイクに乗り登場する見開きシーンは迫力満点で、
六道への愛を語る見開きシーンの表情はとても美しい。

モジモジしながら片手でバイクを持ち上げたり、
道路の真ん中で正座をしたりと、
やっていることはデタラメなのに、
その行動のひとつひとつが愛らしい。
これぞメインヒロインといった存在感です。

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全体のお話としては莇美と葵の対立を中心に展開し、
その中で六道や乱奈さんはもちろん、
課長や大佐といった仲間たちもしっかり活躍しています。

また敵である葵のグループにも特徴的なキャラがいて、
今回のエピソードはあくまでバイクが中心なのだということを、
強く印象付けてくれています。

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葵の配下にいる、山田くん。
バイクに対して特別なこだわりが感じられなかった葵と異なり、
彼なりのバイクへの強い信念が感じられます。
見た目も、いかにも暴走族といった風貌のメンバーが多い中で、
一人だけイケメン風で毛色が違っています。

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そんな山田に特攻をかける大佐。
本来は全く関係のない莇美のことで必死な六道のために、
自分もバイクと身体を張って突っ込んでいく。
バイクを壊してしまった幼田にも大人な対応をしており、
どこまでも優しく、そして男気が溢れておりました。

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課長も、波瑠也と共に鬼島連合に立ち向かう。
徹頭徹尾、やられキャラの課長ではありますが、
強キャラである波瑠也とは何となく良いコンビ。
波瑠也が自分のバイクを犠牲に敵を防いだ時の、
課長の心の突っ込みもいい味を出しています。

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何より、この突っ込みの原因となったバイクといい、
六道に「ダチだから」とタダで原付を差し出したりと、
今巻のMVPは間違いなく彼、飯沼波瑠也くんでしょう。

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恋人であるつばきがマジ駄目出しするほどのセンス。
その突き抜けたセンスゆえ描かれた、今巻巻末のおまけ漫画。
本編とは全く関係のない余禄ながらとても面白く、
コミックスの価値をグッと高めてくれています。

中村勇志先生にとってはとても負担だろうとは思いますが、
こういったオマケが今後も恒例となってくれると良いなあ・・・
posted by 山田工作 at 22:31| Comment(0) | コミックス2017

2017年03月29日

Vita 買い換え

PlayStation Vita を買い換えました。

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これまで使っていたVITAは「PCH-1100」という型のもので、
現在はもう生産されていない、いわゆる旧型です。
特徴としては、有機ELというキレイな画面と、
SIMスロットがあり、3G通信機能を持っています。

今では新型のものが発売されており、
新型は旧型より薄く、軽く、バッテリーの持ちも良いのですが、
画面が液晶となり、SIMスロットもありません。
なので今回、新型ではなく敢えて旧型を買い直しました。

以前から使用していたVITAは、少し前に床に落として以降、
画面のタッチ機能に不具合が発生していました。
具体的には、画面に触れていないのに勝手に反応するようになり、
これがゲームだけでなく、ネットをしたり動画を見たりする上で、
かなりストレスを感じる不具合だったのです。

例えばツイッターをしている際に勝手にリンクを踏んでしまい、
不意に別画面に飛んだり、ブラウザを開いたりする。
文字を入力している最中にキャンセルされてしまうこともあり、
画面タッチが過敏な時はスティックとボタンで文字入力をせざるを得ず、
これがまた時間がかかってメンドクサい。

ツイッターは気軽に見て書き込めるのがウリであるのに、
VITAの故障のせいで、見るにも書き込むにも支障がある、
苦痛を感じながら利用するような状況になっていました。

改善策を考えた際、まずVITAを修理に出そうと思ったのですが、
これだと修理期間中は自宅外でツイッターができない。
(立派なネット依存状態)
また購入から1年以上経っていて保証期間も過ぎていたため、
結構な金額(1万円以上)の修理代がかかることが分かりました。

それなら1万円くらいの格安スマホでも購入しようかと思い、
ネットでスマホやタブレットのことを色々と調べてみたのですが、
安いものは耐久性や入力のスムーズさに難がある感じが。
またバックドアなど、情報流出の危険も高そうで、
ある程度信頼性の高いスマホやタブとなると、
Vitaを買い直すのと大差ないか、むしろ高くなってしまう。

ならVitaを買い直すか、と思ったのですが、
3G通信のできるVITAは今はもう生産しておらず、
新品在庫の価格は総じて高め。
中古は自分の手持ちの状態を考えれば論外。
現行型のVitaはそれなりの値段なのですが、
SIMスロットが無く単体ではネットに繋げない。

またVita独自のツイッタークライアント「Live Tweet」は、
・複数画像の表示ができない(一番最初の画像だけ)
・動画の再生ができない
・引用リツイートが表示されない
・文字数制限が昔のままで、画像URLなどが文字数に含まれる
とイマイチな部分が多く、今後の更新も期待できない。

それでも、タッチ画面とスティックやボタンをフルに使った、
「Vitaでツイッター」は、何とも軽快な操作感があり、
何より「ゲーム機でネットができる」という楽しさがありました。

また旧型機の重く厚い金属ボディも所有満足感が高く、
何より単体でネットに繋げるところは大きな魅力。

Vita用のゲームはもちろんのこと、
PSストアからPSやPCエンジンなどの、
様々なゲームをダウンロードして遊べる。

自宅のソニー製BDレコーダーからの動画の転送も容易。

自分がメリットに感じることの多さから、
新たに旧型Vitaを買うことにしました。

新しく来たVitaは、当たり前ですが変な不具合もなく、
以前のような快適な利用ができています。
一度不便を知ると、当たり前がありがたく感じられていいですね。
この「ありがたい」という気持ちを大切にして、
今度は壊さないよう、大事に使おうと思っています。

posted by 山田工作 at 22:08| Comment(0) | 日記

2017年03月26日

マヤさんの夜ふかし 2巻 + 鬼灯の冷徹 24巻

「マヤさんの夜ふかし」2巻を購読しました。



現代の東京で一人暮らしをする魔女、
所間マヤさんの日常を描いたこの作品。

1巻では魔女らしく結構魔法を使っていたマヤさんですが、
2巻ではほとんど使う場面がありません。
そのため、黒髪ストレートロングで眼鏡で巨乳のお姉さんが、
自分の部屋でだらだら過ごしているだけ、
という場面がほとんどの漫画となっているのですが、
それはそれで、身近に感じられるシーンが多くて良いですね。

東北で暮らすマヤさんの友達、豆山とのやりとりは軽妙で楽しく、
コミュ障で引きこもりのマヤさんが、現代社会のネット環境のおかげで、
遠く離れていても気心の知れた相手と親しく会話ができるというのは、
ネット社会の有用性を示す良い例だと思います。

引きこもりを助長する悪い例だ、という意見もあるかもしれませんが、
自分が生活する社会の資源を有効に利用して、
自分が暮らしやすい環境を整えることができるというのは、
それが出来ないことに比べればとても幸せなことでしょう。

ネットがあるおかげで、マヤさんは豆山と交流でき、
お互いが意見を言い合い、共感したり、刺激を受けたりしています。
それぞれの意見が合うこともあれば異なることもあり、
そういったやりとり全てが、相手のことに思いを巡らせ、
相互認識するための大切な時間となっています。

日常の他愛もないことを気軽におしゃべりできる相手がいる。
これがどれほど幸せなことかが、この作品を通じて実感できます。

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さて、肝心の2巻の内容ですが、
豆山のフルネームが「豆山苗」だと分かったり、
マヤさんが三姉妹の末っ子であったり、祖母がいたりと、
色々なことが新たに分かるお話が多くありました。

マヤさんと豆山の会話の日常度の高さも相変わらずで、
二人の会話に共感したりしなかったり、感心したりと、
とても親近感の湧く内容となっています。

狭いところで過ごすのが好きで、
中でもトイレがとても落ち着くというのはよく分かります。

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一人暮らしをこじらせてしまうと、
請求書にすら安らぎを覚えるというのは分かりませんが。

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新しいゲーム機を購入した興奮のあまり、
わざわざ開封の儀を執り行うというのはまあ分からなくはないですが、
それを客観的に批判する豆山の気分もやはり分かったり。

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遠く離れて暮らす女性二人の、
それぞれの生活を覗き見ているようなこの作品。
マヤさんも豆山も、どちらも魅力的なキャラクターですし、
独自の雰囲気の面白さがとてもお気に入りなのです。

WEBコミックぜにょんで読むことが出来るのですが、
最近、作品ページが表示される直前に、
「5月1日から新連載」という文字が一瞬見えるのが気になるトコロ。
今巻の巻末で、作者の保谷伸先生も気になる言葉を述べていて、
何だか不穏な感じがして先行きが不安になってしまいます。
お気に入りの漫画なので、できれば長く続いて欲しいところですが・・・


「鬼灯の冷徹」24巻も購読しました。



地獄が舞台の作品ではありますが、
現代社会とも強く結びつきのある世界なので、
こちらも「日常あるある」ネタが豊富です。
パソコンの動作不良にキレる桃太郎、なんてのが見れるのは、
世界広しといえどこの作品くらいのものでしょう。

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ファンタジックな舞台設定なためキャラクター設定が尖っており、
鬼や妖怪、歴史上の偉人や架空の物語の登場人物、
神や悪魔に、犬や猫などの動物たちまでもが、
それぞれの立場で自由に意見を言い合うのがこの作品の魅力の一つ。

よくまあこれだけ多くのキャラクターたちを揃えて、
それぞれに特徴のある、異なる意見を述べさせられるものだと、
作者の江口夏実先生の視点の鋭さと豊かな想像力に感心しきりです。

例えば今巻では、かちかち山の兎である芥子ちゃんが、
「強さとは何か?」という問いの答えを求めるのですが、
そこで様々なキャラクターから持論が語られます。

ある者は強さとは自由だと言い、ある者は自分磨きだと言う。
多くの意見がある中で自分が気に入ったのは、
「強さとは長く続けることだ! 強さとは自制心だ!」
という葉鶏頭さんの意見と、

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「強さね・・・ そうさね 下手(したで)に出るってことよ」
という小判にゃんの言葉に同意する野干の檎というシーン。

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どの意見にもうなずける部分はあり、
どのキャラもそのキャラらしい物言いで、
こういう多様性が楽しめる作品というのはありがたいです。

世の中には色んな意見や考え方があること。
それは生き方や立場などで千差万別であり、
自分と全く同じ意見などそうそう無いのだということ。

そういうことがとても実感できる作品であり、
そもそも本を読むということは自分と異なる考えを知る行為で、
それは自分の思考を豊かにするためのものであるということを、
あらためて考えさせられました。

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子供時代の狐の兄弟たち。
このぼんくら具合も素晴らしい。

今巻は子供時代のキャラも多く、
バラエティに富んだ、とても楽しい巻でした。
posted by 山田工作 at 14:47| Comment(0) | コミックス2017