2018年12月19日

6代目 日ペンの美子ちゃん + 乙嫁語り 11巻

「6代目 日ペンの美子ちゃん」を購読しました。



昭和の時代に様々な雑誌の裏表紙を飾った「日ペンの美子ちゃん」が、
平成も終わろうかという今になって6代目として復活。
そしてなんと単行本化までされてしまいました。

巻頭には履歴書という形で美子ちゃんの歴史が紹介されていますが、
初代美子ちゃんのデビューは昭和47年とのこと。
自分が見ていた美子ちゃんが何代目だったのか、
今でははっきりと思い出すことは出来ませんが、
それでも、とても印象深く記憶に残っている作品です。

6代目となった美子ちゃんを描くは服部昇大先生。
昭和レトロ調な少女漫画の画風を得意とする漫画家さんで、
いかにも「美子ちゃん」らしい作品に仕上げています。

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往年の作品が当時っぽい作風で最新のネタを扱うという、
古いファンにも新しい読者にも読んで楽しい漫画となっており、
「永遠の17歳」という美子ちゃんの設定を活かした、
「年若い少女の年寄り臭い言動」というギャグも良い感じ。

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ヤングジャンプに掲載された作品や描き下ろしも多数収録され、
新しくてノスタルジックな美子ちゃんの世界を堪能できます。
個人的には食パンをくわえて登校する美子ちゃんと、
スク水姿を見れただけでも充分満足できる内容でした。

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かつて日ペンの美子ちゃんを読んでいた方には懐かしさを。
新しく美子ちゃんを知った方には温故知新な面白さを。
そういったものが感じられるオススメの一冊です。


「乙嫁語り」11巻も購読しました。



祝!!タラスさん再登場!

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ということで、前巻終盤にて再登場を果たした、
薄幸の未亡人、タラスを中心とした巻となっています。

タラスは3巻で登場した乙嫁ですが、
スミスと別れて以降の彼女の足跡がまず語られます。
そして運良くスミスと再会できたタラスは、
スミスの旅の同伴者となり、元来た道を戻ることに。

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何というか、ここでのスミス氏。
エマ」の主人公の一人、ウィリアム氏にちょっと似ています。
同じ英国のいいとこの坊ちゃんだからでしょうか。
本人は色々と考えているつもりなのでしょうが、
周りから見ると突拍子もない感じに見えるところがソックリです。

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そしてスミス氏がタラスを連れてきた際の、
友人であるホーキンズ氏のこの反応は、
「エマ」でのウイリアム氏の妹のグレースさんの、
ネット界隈では割と有名な画像に何だか似ています。

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一方でタラスさんも、意志が強く一途なところや、
物静かだけど行動化すると一挙に弾けるところなどが、
エマさん本人に似ているように感じられます。

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美しく、儚げで、どこか影のある女性でしたが、
今巻では持ち前の強さと、そして可愛らしさも見せてくれました。
元々この作品の中では特に好きなキャラでしたが、
ますます好きになりました。

「エマ」では、成り上がり貴族の子息であるウィリアムと、
一介のメイドでしかないエマとの恋物語が描かれました。
この作品でのスミスとタラスの恋の行方はどうなるのでしょうか。

身分だけでなく国籍まで違うというハードルの高さ。
二人ができるだけ幸せな結末を迎えることを願って止みません。

posted by 山田工作 at 23:09| Comment(0) | コミックス2018

2018年12月16日

六道の悪女たち 12巻 + プチ桜井のりお祭

「六道の悪女たち」 12巻を購読しました。



今巻は新たな悪女が登場するまでの幕間な巻ですが、
六道が乱奈の家を訪れて様々な事が明らかになったり、
六道が乱奈からプロポーズされたり、
六道が自分の秘密を飯沼に明かしたりと、
かなり重大な出来事が多くある巻でもありました。

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中でも乱奈の家については結構衝撃でした。
「大きな極道の家で厳しく育てられた」
みたいな想像を勝手にしていたのですが、
思っていたよりもファンタジックな要素が強く、
改めてこの作品の根底にある「お伽話」的なものや、
陰陽術の存在を強く意識させられました。

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そしてその「陰陽術」が新しい悪女へと繋がる鍵になっていたり、
このタイミングで六道が飯沼に陰陽術について告白したことなどから、
何か物語が新しい段階へと進んだような感じがしています。
今後しばらくはヤンキー漫画的な展開はおあずけでしょうか。

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とはいえ「悪女に惚れられる」という六道の陰陽術について、
見た目に一番わかりやすいのがヤンキー系女子の熱烈な好意であり、
それが巻き起こす騒動がこの作品の面白さの一つでもあります。

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陰陽術を鍵とした、ややオカルトチックな展開もありつつ、
クリスマスデートに浮かれる六道のクソダサい格好や、
六道と飯沼による「どっちがモテるか対決」など、
ライトな要素も楽しめるのがこの作品の魅力。

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六道の陰陽術や乱奈出生の秘密。
乱奈を中心にした悪女たちによる恋愛模様。
亞森高校の番格として否応なく巻き込まれる不良たちの抗争。
ファッションやバイクのセンスが壊滅的な男どもの不思議な友情。

ギャグ、ラブコメ、バイオレンス、オカルトと、
様々な要素を持ちながら、更に新しい扉を開き進む物語。
これから先も、とても楽しみな作品です。

同時発売の、桜井のりお先生の2作品も購読しました。



僕の心のヤバイやつ 1巻

主人公の市川くんは、中二病的で内気で陰気な男子中学生。
彼の、同級生でプロのモデルでもある女子「山田」への、
屈折した感情を笑いに変えたラブコメディ、
かと最初は思っていたのですが、どうも違うようで。

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市川くんの中二病的な発想や行動が、
笑いの要素となっていることは間違いないのですが、
それ以外にも、彼の純粋な部分が多く描かれていて、
思春期男子として読者の共感を呼びやすいキャラとなっています。

しかしその市川くん以外のキャラについては、
たとえ重要キャラの「山田」であっても、
モノローグなどがほとんど無い、
表情や動作、聞きとれるセリフといった、
実際に見聞き出来る範囲での表現に留めています。

そしてそこに、市川くんの心情を被せるというかたちで、
場の状況や登場人物たちの心理などの解説が行われます。
当然そこには市川くんの心理が反映されているわけで、
読者はその認識の間違いや不十分さも含めて、
市川くんから見た世界と、そうじゃない世界を理解していきます。

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漫画というのは、絵と文字を組み合わせた表現方法です。
その中で文字情報というのは、物語の進行に必要なだけでなく、
登場人物の性格や心情などを表現するのに便利な道具です。

それに対し絵は、一見して状況が分かりやすい代わりに、
内面描写については文字ほど得意ではありません。

この作品は、主人公以外の登場人物からの文字情報を減らし、
絵による視覚情報から読みとることを期待しているように感じます。
それは、読者と主人公の一体化を促すための試みでしょうか。

今巻巻末のあとがきにおいて桜井先生は、
この作品は距離、変化、気づきを描いた作品だと述べています。
そして丁寧に描いていくので、長い目で見て欲しいとも。

短期間で結果を出すことが求められがちな昨今では、
なかなか難しいチャレンジだと思いますが、
今後、ちゃんと最期まで描ききれることを願っています。




ロロッロ!  3巻

一方こちらはとても分かりやすい、
中学生女子下ネタ全開ギャグ漫画として、
早くも安定感すら覚える作品となっています。

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とにかく脱ぐ。
何かあれば脱ぐ。
登場する女子のほとんどが脱ぐ。

やれセクハラだポリコレだとうるさい世の中で、
いっそ清々しいくらいの裸の乱舞っぷりです。

さて、前巻で主人公は美術部に入部しましたが、
今巻では美術部の腐女子三人組がわりと活躍。

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左から北大路砂奈(PN)、ミシェル金剛(PN)、桜小路美玲(PN)。
新入部員であるちさとを同じ腐女子だと思っており、
ある意味そのおかげで、ちさとはボッチにならずに済んでいます。

あらゆるモノに「腐」を感じ取ろうとしたり、
美術部の合宿中に自身の同人活動に勤しむ貪欲さの一方で、
ちさとが孤立しないよう積極的に語りかけてくるなど、
優しい先輩としての一面も見せてくれています。

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中でもミシェル金剛さんは一歩抜き出た存在感が。
BL仲間が異性愛モノの作品を描いているのを咎めるガチさ。
オタクにありがちな、文字通り「脇があまい」服装。

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ユルユルのタンクトップなのに、まさかのノーブラ。
中学生女子としては、あまりの油断と無頓着ぶり。

そうかと思えば、美術部内のコンペでトップを取るなど、
美術的センスを発揮する場面もあり。

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みつどもえ」でもそうでしたが、
ちょっとしたサブキャラにもしっかり設定付けがなされ、
魅力的なキャラになっているのが桜井先生の作品の魅力。
今回のミシェル金剛さんだけでなく、
どんどん魅力的なキャラが登場することを期待しています。

posted by 山田工作 at 13:51| Comment(0) | コミックス2018

2018年12月03日

幼女戦記 11巻 + 聖☆おにいさん 16巻

「幼女戦記」11巻を購読しました。



今巻では新兵についての記載が多め。
ライン戦線に投入された新兵が戦争について学び、
戦場に馴れるまでの一幕が描かれます。

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その中で、超常の力を持たない一兵卒の視点から見た、
地獄のような戦場において一際美しく輝く存在である、
「白銀」ターニャ・デグレチャフが語られています。

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 ここが地獄ならば
 その地獄を自在に飛ぶ彼らは悪魔だろうか
 
 味方の上げる歓声
 我らを勝利へ導く女神
 
 だが敵からはこう呼ばれているらしい
 「ラインの悪魔」と

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 白銀はまるで誘蛾灯の如く
 敵味方の軍を集め戦場を作り上げる死神だった

女神と呼ばれ、悪魔と呼ばれ、死神と呼ばれる。
戦場という非常な空間にあって、
ターニャへの評価は立場によって様々に変わりますが、
その彼女にしてみても、神と名乗る存在によって、
無理矢理戦場に放り込まれた被害者でもあります。

以前の巻において、この世界の神々たちは、
「戦争こそ信仰心を高める最良の手段」
というような会話をしていました。

一方で当のターニャは、危険の少ない後方勤務を望んでおり、
何よりも戦争が早く終わることを願っています。

戦争を信仰心を高める手段と考える神たちは悪魔的であり、
敵味方から悪魔と恐れられるターニャは、一方で女神と讃えられ、
戦争の早期終結を願いながら戦場を駈け巡り、死を撒き散らす。

神と悪魔は表裏一体であり、
どちらもそう変わりがないということでしょうか。

「聖☆おにいさん」16巻も購読しました。



神と悪魔が登場する漫画といえばこの作品。
今巻ではブッダを誘惑する悪魔マーラや、
堕天使ルシファーが登場していますが、
どちらもおよそ悪魔とは言い難い人柄です。

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特にルシファーは、自ら神に反旗を翻した元大天使であり、
現在は神の規範から外れた者達を糾合する大悪魔なのですが、
その面倒見の良さや懐の深さには親しみや敬意を覚えます。

対してこの作品に登場する神々は、キリストの父たる神を筆頭に、
帝釈天や弁財天など、自分勝手でワガママな人たちばかり。

この、理想と現実が逆転した悪魔と神の関係は、
この作品のギャグの基本を成す部分ではありますが、
先ほどの「幼女戦記」でのターニャの評価と併せて考えると、
神も悪魔も、人の心が生み出した存在であり、
その評価は人によって如何様にも変わることが良く分かります。

絵柄もお話も構成も、何もかもが全然違う両作品なのですが、
同じタイミングで出た新刊を読み比べたことで、
神や信仰について考えるきっかけとなりました。

そういえば「聖☆おにいさん」の鉄板ネタで、
命の危機に瀕している人がブッダやイエスの姿を見て死を覚悟する、
というのがあり、今巻でもありました。

「幼女戦記」において神とも悪魔とも呼ばれるターニャは、
実際に周りの人々に死をもたらす存在として描かれます。

結局、どんな世界でも「神」と「死」は、
常にセットで語られるのだなあと感じた次第。

posted by 山田工作 at 18:51| Comment(0) | コミックス2018

2018年11月17日

ドキがムネムネ

最近購読したコミックスをまとめてご紹介。

みんな猫に恋してる 1巻



銀子の窓口」の唐草ミチル先生が、
まんがタウン誌にて連載しているこの作品。

猫を使った宣伝で業績を上げた食品会社を舞台に、
宣伝担当の猫であり課長でもある「島田」と、
その猫が気になりつつもツレなくされるOL鹿目さんの、
すれ違いと触れ合いを描いたコメディー4コマ漫画です。

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「猫が課長」である事が原因で起こる様々な出来事。
それがこの作品のネタの中心となっているのですが、
実際は鹿目さんのキャラや行動の面白さ可愛さが、
この作品の魅力の源泉であると言えるでしょう。

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猫のことが気になりつつも猫に好かれず、
猫を意識した行動がことごとく空回りする、
34歳独身、実家住みで家事全般苦手な鹿目さん。
これだけを見れば、あまりパッとしない女性でしかない。

ですが「銀子の窓口」でもそうなのですが、
妙齢の女性が一生懸命に空回りする姿が、
とても可愛く、とても愛しく思えるほど、
非常に魅力的に描かれているのです。

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「銀子の窓口」の「えれたん」こと見城エレナさんもですが、
ミチル先生の描くこういう女性キャラは本当に良いですね。
自分が「こうなりたい」と思うことに関して、
一生懸命努力する女性が巻き起こすドタバタ劇は、
時に面白く、時に涙を誘い、やがて応援したくなるもの。

えれたんは結婚に向けて様々な努力をするシングルレディですが、
鹿目さんは今のところ結婚に向けた活動はしておらず、
しかも家事が苦手で、弁当すら母親頼りのパラサイトシングル。
そのハンデを解消するためか、立派な胸と尻が装備されています。

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「銀子」が様々なタイプの女性を取り揃えているのに対し、
こちらはクセの強めな女性キャラ一人を中心に据え、
猫漫画としてもラブコメ漫画としても楽しめるようになっています。

今巻の最後では衝撃的な展開もあり。
今後がますます楽しみなところです。


雑な学舎 2巻



映画、洋楽、アニメやゲームなどについて、
作者の塩野干支郎次先生の雑学が満載のこの作品。

実は1巻も発売日に購読していたのですが、
その時は何となく気が向かず、ブログに上げませんでした。
しかしその後、折に触れては読み返すほどのお気に入りとなり、
この2巻が出るのをとても楽しみにしていました。

ただ、掲載誌が休刊してしまったので、
実質これが最終巻になりそうなのですが・・・。

基本フォーマットは4コマ形式で、
ネタも1話完結の内容となっているので、
手軽にどこからでも読めて楽しめるのが魅力です。

雑学のネタとしては、1巻は洋楽と映画ネタが、
2巻ではそれに加えてゲームネタが多め。
どれも知っていればニヤリと楽しめ、
知らなければ知る歓びが得られることでしょう。

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また歓びという点では、この作品はお色気要素が多め。
雑学はからっきしだけどスタイルは抜群で、
事ある毎に水着を着せられたりパンチラを披露させたりする、
お色気担当キャラがいることからもそれは明らかです。

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胸が大きな女性が好きな人はおおよろこび。
またそれだけでなく、様々なタイプの女性キャラや、
やたらと女装させられる男子キャラが登場するなど、
ニッチな層への気配りもバッチリです。

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多方面のニーズを満たしてくれる上に、既刊が2巻というお手軽さ。
現在連載している模型漫画の「プニプニとサラサラ」や、
以前紹介した「ブルームドインアクション」と並んで、
塩野先生入門用作品としてオススメしたいところです。


早乙女選手、ひたかくす 7巻



サトルと八重さんの仲が深まったり、
サトルの過去が少し明らかになったり、
サトルを中心に人間関係が更に広がったりと、
何となくサトル祭りといった感じのあった今巻ですが、
一番の衝撃は何といっても若乃真帆さんの再登場シーン。

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豊かな胸を惜しげもなく押し当てる真帆さん。
女性同士の他愛もないスキンシップと言えますが、
真帆さんの器の大きさが精神的にも身体的にも感じられます。

豊かに満ると書いて「豊満」。
人の心を満たすのは豊かさ、ということで、
今回は特定の部位の「豊かさ」を意識した記事を書いてみました。
皆さんの心も満たされたなら幸いです。

あくまで、ちゃんと意図した上でのことです。
自然とそうなってしまったのではないのです。

posted by 山田工作 at 23:13| Comment(0) | コミックス2018

2018年11月13日

鈴木 田中 山本

最近購読したコミックスをまとめてご紹介。

魔入りました!入間くん 8 巻



今巻は珍しく冒頭にこれまでのあらすじが。

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鈴木入間 14歳。

勘違いしがちなのですが、「入間」は名字ではなく名前。
入間くんの名字は「鈴木」です。
ここ、試験に出ます。

そんな入間くんは、学校での筆記試験に四苦八苦。
それもそのはずで、人間の世界で育った入間くんにとっては、
魔界における常識や当たり前のことが全然分からない。
そしてそれは読者も同様に抱える問題であり、
それを解消するため、入間くんのテスト勉強という形で、
魔界の基礎知識をアレコレ教えてくれています。

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新しい先生キャラが登場したり、
その先生とカルエゴ先生の関係が描かれたり、
カルエゴ先生による家庭訪問が行われて、
入間くんのクラスメイトの家族が描かれたり、
入間くんが暮らすサリバン家の執事オペラさんが、
学生時代のカルエゴ先生の先輩だったりと、
情報量多めの構成となっております。

っていうか、今巻の主役はカルエゴ先生なのでは?
というくらいにカルエゴ先生大活躍。
伊達に今巻の表紙を飾ってはいません。
巻末には描き下しの漫画や表紙に関する小ネタがあり、
カルエゴ卿好きにはたまらない一冊となっています。

また前巻で黒入間となり、その後白入間に戻ったことを受けてか、
これまで登場した主要女性キャラを集めての女子会が急遽開催。

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話題の主役はもちろん入間くん。
女性たちがそれぞれの入間像を語ったりしますが、
ここで一番印象深かったのがクララ嬢。

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入間との結婚話を振られて盛大に照れるクララ。
普段は飄々とした不思議ちゃんキャラであるだけに、
不意に見せたこういう表情の破壊力は抜群。
この作品におけるメインヒロインは、
生徒会長のアメリ嬢で間違いないとは思うのですが、
クララさんのことも忘れてもらっちゃ困るぜ、
といったところでしょうか。

ラブコメ要素についても目が離せない感じで、
今後も色々と楽しみが多い作品です。


ふたりモノローグ 5巻



今巻では風紀委員の田中弘美さんが大活躍。

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この作品における人間関係の肝であった、
10年前の出来事についての精算がなされたり、
彼女が所属する風紀委員の紹介があったり。

田中さん自身、結構個性的なキャラに見えましたが、
その実、問題児だらけの風紀委員にあって、
一人苦労を背負って立つ常識人だったという。

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そんな田中さんについて、意外な事実が発覚。
みかげが夏期講習で知り合った紫藤さんというキャラには、
バストサイズ判定士の技能が備わっていたのですが、
その彼女の見立てによれば、田中さんのサイズは作中2位。

みかげがトップというのは分かるとして、
意外だったのが、風紀委員の180cm越えの巨娘、
山本美樹さんよりも田中さんの方が大きかったこと。

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みかげの存在感が大きくて目立たなかったのですが、
スタイルの良さではみかげとタメを張り、
クールで知的な黒髪ポニテ美人という、
みかげとはベクトルの違う魅力を持つ田中さん。

幼少時のわだかまりも解消したことですし、
これからの田中さんの活躍を期待したいところですが、
なんと巻末のあとがきには「次巻で終わり」との予告が。

おお、お前もなのか・・・

肉極道」や「半世紀高校」が終わり、
「猫のお寺の知恩さん」も終了予告。
好きな作品が終わる時というのは重なるものだと、
以前にも書いたことがありましたが、
今回もまたそんな悲しみを味わっております・・・


山本アヒルの実録4コマ 1 巻



漫画家の山本アヒル先生がツイッターに上げていた作品と、
それ以前の作品や描き下ろしを収録した一冊。
ツイッターで偶々見た作品が面白く、
コミックスになったのも良い機会と購入しました。

日々の出来事を面白おかしく描いているのですが、
こういう実録漫画は、創作作品とはまた違った良さがあります。
小説とエッセイの違いにも言えることだと思いますが、
描き手さんによって面白さがかなり違ってきます。

創作漫画ではそれほど良さを感じなかった作家さんでも、
日記的な漫画では面白く感じたり、またその逆もあったり。
多分、それぞれに書き手の良い面が出る所が違うのでしょう。

自分がエッセイ漫画で最初に面白いと感じた作品は、
一本木蛮先生がファンロードに連載していた「わが青春のキャンパス日記」。
それから、桜玉吉先生がファミ通で連載していた、
しあわせのかたち」の後半から以降の一連の作品。
松本英子先生の「荒呼吸」や「謎のあの店」。
猫漫画ですが「くるねこ」も当てはまるでしょうか。

作者の人柄と日常がかいま見れるエッセイ漫画の面白さは、
気安く読めて、クスッと笑えて日々の癒しを与えてくれる。
そういった所にあると思います。

漫画に限らず、創作物というのは全てファンタジーですが、
日記的なエッセイもまた、自分の知らない世界を知り、
自分の経験できないことを擬似的に体験できる、
素晴らしいファンタジーだと思うのです。

posted by 山田工作 at 20:14| Comment(0) | コミックス2018
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