2017年10月10日

秋のチャンピオン祭り2017

今回はチャンピオンコミックスをまとめてご紹介。



「六道の悪女たち」6巻

前巻の文化祭うきうきモードから一変し、
ついに鬼島連合が悪の本性を露わにしてきました。

松々宮童子の策略により、六道たちは亞森高内で孤立してしまい、
あろうことか六道と蘭奈さんが引き離されてしまう事態に。
てっきり蘭奈VS新生鬼島連合の構図になると思っていたのですが、
あの手この手を使って、真っ先に六道と蘭奈を分断した童子。
只者で無い感じがひしひしと伝わってきます。

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ただ、巧みな話術により蘭奈は童子についていきましたが、
実際のところ、六道により心が変化しかかっていたところに、
その隙を童子に突かれたようなもので、全く納得はしていない様子。
蘭奈の、六道を信頼し愛する想いは不変であり、
自分には、蘭奈が童子をぶっ飛ばす未来しか見えません。

この予想が当たるかどうかは分かりませんが、
今巻では嬉しいかたちで、以前の予測が裏切られました。
4巻で莇美編が終わった際に、
これでもう当分莇美は見られないのかと思っていたら、
なんと早くも今巻にて再登場。

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しかも、個人的に注目していた山田氏も一緒に。
これは予想が外れて嬉しい、驚きの展開でした。

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六道たち一派は蘭奈がいなくなったことにより、
戦闘力があるのは波瑠也と幼田だけ。
いくら幼田が一騎当千とはいえ、鬼島連合との戦力差は歴然。
そんな状況で頼もしい援軍が現れてくれました。

もう一つ驚きだったのが、チーム竜宮の総長、
乙姫恵梨香さんの強さ。

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そりゃあチームを率いているくらいですし、
六道と出会う前の蘭奈を手懐けていたことからしても、
只者ではないと思っていましたが、かなり規格外でした。
そしてそんな彼女があっさり捕まる展開も驚き。
この、全く先の読めない展開、素晴らしく面白いです。

ただ一つ、予想を裏切らないのが六道たちの情熱。
学校内で孤立する六道を、信じると言い切った波瑠也。
童子の言葉を頭から信じず、自分の目で確かめた大佐と課長。
そんな彼らに支えられ、蘭奈と引き離された状況であっても、
決して蘭奈を、仲間たちを、学校そのものを諦めず、
何とか良い方向に持っていこうと努力する六道。
この姿勢、この熱さこそがこの作品の真骨頂。

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ちょっと熱くなり過ぎて、
学校の中心で愛を叫んでしまった六道。
六道と蘭奈が引き離されているこの状況で、
実は一番寂しいのは六道なのかもしれません。

六道と蘭奈がイチャイチャする描写がほとんどなく、
カップル好きの自分としてはちょっと残念でしたが、
その分は巻末描き下ろしのおまけ漫画、
「今日の乱奈さん」でラブラブ成分を補給。
今巻も内容充実の一冊でありました。



「魔入りました!入間くん」2巻

両親により悪魔に売られ、その悪魔の孫として、
魔界の学校に通うことになった鈴木入間くん。

前巻では、彼特有の優しさと思いやりで、
友達ができたりテストを突破したりしていました。
それが今巻では、ただ優しいだけではなく、
自発的な決意と努力でもってテストに臨み、
そのことが周囲からの一層の評価を得ることに繋がりました。
やはり「努力・友情・勝利」は少年漫画になくてはならないモノですね。

さて、そんな入間くんの自発性を引き出したのが、
魔界学園の生徒会長である、アゼザル・アメリ嬢。

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ちょっとキツめな美人で、猫耳のような髪型が特徴的。
背が高く、スタイル抜群で、態度もL。
色々なところが大きいアメリさんですが、
そんな大きい彼女と出会ったことで、
入間くんは一皮剥けることができました。
男って、女で変わるもの。
まさか入間くんが自分と同じく巨女好きだったとはなあ…。
(多分違う)

アメリさんは今巻におけるキーパーソンであり、
彼女により、魔界と人間との関係が少し分かりました。

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この世界では、悪魔が人間と接触することは極まれであること。
魔界の悪魔たちは、一般的には人間についてほとんど知識がないこと。
高位の悪魔といえども万能ではなく、人間の文字などは読めないこと。

そういう状況の中で、入間が人間であることに気付きつつも、
自分の趣味を最優先にしてしまうアメリ嬢。
じつは結構ポンコツなのかもしれません。

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いや、己の欲望に忠実なのは、悪魔の悪魔たる証左か。
理知的で、尊大で、ちょっと抜けている。
魅力的な女性キャラがまた登場したものです。

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この作品のヒロインは間違いなく入間くんですので、
彼を巡る悪魔たちの戦いや駆け引きなどが今後の見所。
アメリやクララといった女性陣だけでなく、
アスモデウスやサブノックなど男性陣からもモテモテ。
入間くんを中心にしたドタバタ劇に今後も注目です。



「みつどもえ」19巻

長きに渡る連載もついに終わりの時。今巻が最終巻です。
表紙イラストを1巻と見比べて、絵の違いにちょっと感傷的になったり。

週刊チャンピオンで連載を開始し、作者の結婚などもあり、
連載の休止、掲載誌の移動など、様々なことがありました。
それでも10年以上続いたのは、ひとえにこの作品独自の魅力でしょう。

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最初は携帯電話を持っていることを自慢していた杉ちゃんも、
気がつけばスマホユーザーに。
彼女たちはずっと小学六年生のまま、
社会の変化に対応し、流行を取り入れ、
読者を楽しませてくれました。

今巻では小学校イベントの集大成ともいえる修学旅行があり、
巻頭ではカラーの入浴シーンもあり。
巻末には描き下しでの中学の制服姿の三つ子たち。

終わり良ければ全て良し。
素晴らしい幕切れとなりました。

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既に週刊少年チャンピオンでは新作「ロロッロ」がスタートしています。
桜井のりお先生の、今後の益々のご活躍を祈念しております。
posted by 山田工作 at 22:46| Comment(0) | コミックス2017

2017年10月03日

秋のコミックス祭り2017

気が付いたら未紹介のコミックスが結構たまっていました。
読書の秋ということで、ここで一気にまとめてご紹介。



「肉極道」1巻

これからコンバット」の森尾正博先生の久々の新刊。
なんと料理漫画です。しかも原作付き。
巻末には原作者の佐々木善章先生の描き下ろし漫画も収録。

亡き祖父の飲食店を継いだものの、料理が下手な娘さんが主人公。
彼女の店にやってきた極道風の男が、あまりの料理の酷さに怒り、
何故か肉の調理法を伝授するというのがこの作品の基本フォーマット。

とにかく肉の焼き方にこだわっており、
如何に肉の旨味を引き出すかをテーマに、
様々な肉料理の調理法が描かれます。

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素材の味を最大限に引きだそうとする姿勢と、
その真剣さをコミカルに描く感じがとてもマッチしており、
森尾先生のアニメのように整った絵柄もあって、
とても読みやすい漫画に仕上がっています。

主人公以外女性キャラはほとんど登場せず、
お色気要素も皆無ですが、そのぶん万人向けと言えます。
今月には2巻も出るので、続きを楽しみにしたいところです。



「聖☆おにいさん」14巻

北欧の神「ロキ」や、「恵比須」などが登場する今巻。
やはりこの作品は、神や悪魔が日常場面に登場し、
しょうもないトラブルを引き起こしたり、
どうでもいいことに真剣に取り組む様が面白いですね。

ロキといえば「デジタルデビル物語 女神転生」なのですが、
このゲームと「聖おに」でのロキのギャップたるや。

最近では神話や神々を扱った漫画やゲームが多くあり、
それぞれの作品で様々な姿を見ることができます。
そのどれもが間違いということは無く、
どのようにも表現できる懐の深さが神話の魅力。
そしてそうした作品で神話に触れ、興味を持ち、
他の作品や原典などを読む機会を得る。
そうした広がりを持つこともまた、こういう作品の魅力です。
今後も様々な神様たちが登場することを期待します。



「波よ聞いてくれ」4巻

北海道を舞台に、複数の男女の人間関係を描いた長編作品。
と聞けばシリアスな感じもしますが、
その実、どうにもならないくらいギャグ漫画なこの作品。
ほぼ毎ページに笑いのタネが散りばめられています。

とにかくあらゆるシーンにネタが隠れているのですが、
それがギャグと分かるには、ある程度の人生経験が必要。
そういう意味では、とても青年誌にふさわしい作品であり、
一方で過度なエログロや過剰な暴力シーンを排して、
読者を選ばない仕様にしている点もナイス。

沙村先生の絵は非常に魅力的なのですが、
エログロ度合いが強すぎて読めないという方もいたはずで、
それがこの作品では抑えられつつ、美麗な絵が堪能できる。
独特の沙村ワールドを多くの人が味わえるようになっています。

沙村先生の読者を楽しませようとするこだわりは凄まじく、
小ネタ一つとっても妥協がありません。

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例えば作中に登場する官能小説。
タイトルだけの一発ネタで済ませても良いところですが、
コミックスのカバーを外すと、何とそこにはこの小説の本文が。
きっとこの小説も沙村先生が書き上げたのでしょう。
下手をすれば全く気付かれないかもしれないこの仕込み。
かかる手間とリスクのバランスが悪過ぎて、
もうスゴいとしか言いようがありません。

あまりのギャグの多さで、ストーリーはちっとも進みませんが、
ゆっくりと進行し、じっくりとキャラが描かれ、
それをしみじみと味わうのは何とも心地良い。
今後もこんな感じで楽しんでいければと思います。



「3月のライオン」 13巻

命を燃やすような将棋で名人に挑んだ二階堂。

二人の男性を意識しつつ、
亡くした母と、
去っていった父と、
愛情の怖さを感じていたあかり。

実家が葬儀屋であり、
その家業を手伝っていたこともあって、
常に人の死を意識せずにいられない滑川。

妻を病気で失いかけている後藤と、
その後藤を失いかけている香子。

今巻は、とても死を意識した内容となっていました。

漫画に限らず、創作物というのは作者の心理状態を反映しがちです。
羽海野チカ先生が今どんな気持ちなのかは知りようがありませんが、
作品に込められた想いを、少しでも感じ取れたらなあと思っています。



「くるねこ」 20巻

このブログでは紹介してきませんでしたが、
くるねこ」は1巻からずっと購読していました。
それがとうとう20巻。
本棚の、結構な範囲を占めております。

自分が猫を飼っていることもあり、
くるさんと猫たちの関わりを漫画で読むことで、
どれだけ勇気付けられたか分かりません。

猫を飼うことの楽しさと大変さを、
軽妙なタッチで淡々と伝えてくれるこの作品は、
ただ可愛く面白いだけでなく、多くの示唆に富んでいます。
だからこそ、多くのファンが引き付けられているのでしょう。

コミックスで作品を知り、それからブログを見るようになり、
コミックスの購読も続け、気が付けばもう10年近く。

読者はただ読むだけですが、読み続けた年月分の思い入れがあり、
そういう気持ちを持った多くの読者たちが、
くるねこさんと猫たちの生活を見守りつつ、
そこから多くのエネルギーをもらっていることでしょう。
本当に、できるだけ長く続いて欲しいと願うばかりです。

これから、どうなっていくのか。
今後どれだけ続くのか。
誰にも分からないことですし、
先のことなど、誰もが分からないのです。

だから、今を大切に。
今、そばにいる者たちを大切に。

今できることを精一杯、
頑張り、そして楽しむ。
そういうことを、常に意識していたいものです。
posted by 山田工作 at 22:17| Comment(0) | コミックス2017

2017年10月02日

トクサツガガガ 11巻

「トクサツガガガ 」11巻を購読しました。



今巻では巻末に「連載100話記念」企画を収録。
石川雅之先生の「惑わない星」とのコラボ漫画や、
ゆうきまさみ先生や柴田ヨクサル先生などによる、
描き下ろしのお祝いイラストを見ることができます。
特に河合克敏先生のイラストは、吉田さんと北代さん、
そしてフラッシュマンネフェルが描かれており、
ファンなら必見といえるモノとなっています。

さて、前巻にて吉田さんの彼氏さんが登場しました。
当初はショックを受けていた仲村さんでしたが、
話をしているうちにお似合いの二人であることが分かり、
何となく丸く収まる感じになりました。

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男女関係が理由で趣味の活動から離れていってしまう、
というパターンが現実にあったちしますが、、
吉田さんの場合にはそれが当てはまらず、まずは一安心。

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というか、社会的不良債権扱いの人物が増えたことで、
作中、仲村さんへのアドバイスという体で語られる言葉にも、
具体性の幅と説得力が増す結果となりました。
趣味の活動で得られる仲間というのは、本当に良いものですね。

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しかし、彼氏のことがオープンになったことによる気安さか、
吉田さんがこれまでにないくらいのワガママっぷりを発揮。
独自路線を突っ走り、仲村さんをかなりヤキモキさせています。

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これはアレですかね。
秘密が相手にバレることで、心理的負担はむしろ軽くなり、
以前よりも過剰に甘えるようになったりするという、
カップル間で生じる心理状態なんですかね。
まあ、二人はずっと相思相愛でしたし、
そうなってしまうのも仕方ないね。

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そして吉田さんがポンコツになってしまった代わりに、
仲村さんへのツッコミ役は北代さんが担当。
年齢的には吉田さんと同等なため、その言葉には重みがあり、
きっぱりサバサバとした物言いは切れ味抜群。

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ドルオタとしての経験値も大きいため、
仲村さんの攻撃を軽くいなすテクニックも充分。
頼もしくも厳しいお姉さまキャラであります。

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仲村さん吉田さん北代さんだけでなく、
全員集合と言って良いくらい登場人物が多い巻でもありました。
これまで登場した主要キャラたちのほとんどが出ています。

モデラーの野村さんが登場するエピソードでは、
創作活動をする者の心構えとして、
自分の心に正直であることの大切さを教えられ、

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任侠さんことマサアキ氏のエピソードでは、
「砂嵐」「巻き戻し」といった言葉が、
既に死語であるという事実に驚愕し、

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ユキちゃんとミカちゃんのエピソードでは、
興味のあるものを詰め込むように追うのではなく、
好きなものを好きなように、自分のペースで楽しむことや、

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他の誰が何と言っていようと、
何が好きで何が面白いかは自分で決める、
面白くないと感じた自分の気持ちを否定しないという、
心から何かを楽しむ際の原則を、改めて認識したりしました。

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ユキちゃんミカちゃんは好きなキャラなので、
今巻では出番が多くて嬉しかったです。

オタクでない、一般女子の代表として登場している彼女たち。
ぽっちゃりメガネのユキちゃんも良いですが、
地味系かと思われたミカちゃんが結構語るタイプで、
出番が増えるにつれ、どんどん魅力的なキャラになってきました。
オタクである人も無い人も、主要キャラも脇役も、
それぞれに特徴のあるキャラとして魅力的。

オタクであってもそうでなくても、
読めば何らかの「あるある(笑)」という共感が得られる。
そんな、実は万人向けの作品でもある「トクサツガガガ」。
もっともっと多くの人に読んで欲しい漫画です。
posted by 山田工作 at 22:06| Comment(0) | コミックス2017

2017年09月22日

鬼灯の冷徹 25巻

「鬼灯の冷徹」25巻を購読しました。



今巻の中心となっているのが、狐と狸の変身合戦。
珍しく複数話に渡っての大型エピソードとなっています。

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スレンダー(狐)と、ぽっちゃり(狸)では、
どちらが魅力的か、ということで始まったこの戦い。
自分は動物としてなら狸の方が好きですが、
女性の体型としてなら「どっちも良い」に尽きます。

それよりも、ここに「ブス推し」の春一が絡んできたことで、
テーマは一気にボヤけて、かつ混沌としてきます。

「ブス」というのは漫画的にはやっかいなテーマで、
読む際に「視覚的要素」=「キャラの見た目」が重要な漫画においては、
リアリティのあるブスは登場させ辛い、という事情があります。

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例え「自分はブスだから」と言っているキャラであっても、
読者から共感を得たり支持してもらうためには、
ある程度は「見れる」ように描かざるを得ません。

「見た目」が超重要な漫画というメディアでは、
リアリティのあるブスというのは、嫌悪の象徴ですらあります。
そういった点を上手く漫画に落とし込んだキャラとして、
この作品に登場する「天探女」というキャラがいます。

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見る者全てをイラつかせる、見た目も性格もブスなキャラ。
こういう「嫌われキャラ」としての役割を持っているならばともかく、
大抵の漫画に登場する「嫌なキャラ」というのは、
反感を覚えつつもどこか憎めない存在であったり、
嫌いになり切れない程度には共感性が必要なので、
どうしてもそれなりに整った見た目になってしまいます。

嫌味のあるキャラについて、嫌悪感を薄め共感性を持たせる手法として、
「モブ顔」「地味顔」という表現方法もあるにはあるのですが、
昨今ではそれすらも個性として存在感を発揮しています。

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さよなら私のクラマー」より、佃真央。
細目にそばかすというのは地味な見た目の典型ですが、
この顔に彼女の口の悪さが何ともハマっており、
見た目も性格もちょいブスという絶妙なキャラになっています。

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「鬼灯」にも似たようなキャラとして石長姫がいますが、
彼女にしても「ニニギから突っ返された」というほどには、
見た目がブサイクかというと、そうでもありません。
この辺り、人気商売でもある漫画の難しさが見て取れます。

そもそも、漫画というのは絵の魅力が売りの一つであり、
登場人物に惚れてその作品を読み続けるということもあるくらい、
キャラクターの魅力というのは大切な要素です。
そんな状況ではブスなキャラに需要が無いのは明らかで、
春一のように特殊な好みの人にとっては、
当分不満の収まる状況は来ないことでしょう。

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まあ、当の春一にしても「ブス専」ということでは無く、
「ブスも好き」という博愛主義なワケですが。
これはこれで、結構共感を得られそうな意見ではあります。

痩せていようが太っていようが、
美人だろうがブスだろうが、
魅力を感じる人はみんな好き。
そういうことなのでしょう。

さて、他にもいくつか気になるエピソードが。

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自分の顔をモチーフにした作品をひたすら作り続ける芸術家。
「自分とは」というテーマを掘り下げる姿勢はちょっと分かりませんが、
同じモチーフで作品を作り続けるという行動は何となく理解できます。

自分が好きなものがあって、それをモチーフに何か作ってみると、
どうしても満足よりも不満足の方が上回ってしまって、
作り直したい欲求がふつふつと湧いてきます。
ただ自分の場合、他にも作りたいモノがあるので、
作り直すのは後回しにしてしまいますが、
いつかまた再チャレンジしたいという気持ちは常にあります。
まあ、そんなことをしている時間は無いのが実状ですが・・・

ヨーロッパの地獄の主であるサタンが、
ゲーム好きでゲームコレクターであることも判明しました。
そしてツンデレ好きであることも・・・。

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この「大体ツンデレばっかり攻略しなさる」という台詞、
見た瞬間、何だか他人事とは思えない気がしました。

例えば「ときめきメモリアル」。
一度しかプレイしたことはありませんが、
その際攻略したキャラは「鏡魅羅」でした。
いわゆる高飛車系で、でもデレると可愛いというアレです。

サクラ大戦3」で最初にクリアーした際、
パートナーキャラはグリシーヌでしたし、
全てのキャラでエンディングを見た「虹色町の奇跡」で、
一番好きなキャラは作中イチのツンデレであるリンツです。

あれ、俺ってツンデレ好きだったんだ・・・。

今更ながら、漫画には教えられることばかりです。
posted by 山田工作 at 20:17| Comment(0) | コミックス2017

2017年08月24日

ディーふらぐ! 12巻

「ディーふらぐ!」12巻を購読しました。



前巻が出たのが去年の10月。
ほぼ年に一度のお楽しみでございます。

表紙を飾るのは、稲田
おおついに稲田が、じゃあ本編でも活躍したのかな?
でも何だか雰囲気が変わったような・・・?
と思って読んでみたら、違う!
これは稲田じゃない!!
てか、誰!?

クッシー先輩以上に意表を突いた表紙キャラチョイス。
確かに本編を読めば重要なキャラだというのも分かりますが、
ううーん、コレは他にも良い選択肢があったのでは・・・?

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例えば、個人的には相撲のお話が面白かったので、
そこで聖立川女学院側で登場した甲州さんと砂川さんか、
やはりそこで風間側として活躍した、
前生徒会長のタマちゃんこと境多摩センパイと、
現生徒会長のちーちゃんこと烏山千歳、
この二人のツーショットで良かったのではないかなあ、と。

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何故かタマ先輩と一緒にツインテにして、
フリフリの衣装を着て照れていた千歳。
一体何があったというのか・・・。

彼女は10巻の幽霊騒動以降、
とても可愛らしくなりましたね。
相撲対決でのマワシ姿を風間に見られ、
恥ずかしがってる表情も素晴らしく良い。

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ああ、いっそマワシ姿の女子相撲表紙であったなら・・・。
って、思いっきり別の作品になってしまいますね。

さて、聖立川女学院編として色々あった本編ですが、
その本編以上に面白かったのがラストの打ち上げシーン。
柴崎姉妹と高尾が風間家に転がり込んでいることを、
之江ちゃんがうっかりぽろり。
それにより場は一気に「すわ同棲か!?」と大騒ぎに。

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そんな中、静かに涙を流す船堀。
これまで幾度となく泣き顔を見せてきた彼女ですが、
このシーンでのこの涙はシリアス度が全然違います。

過去の展開から風間への好意は明らかだった船堀ですが、
そのことに気付いているのかいないのか、
当の風間は全くの無反応を貫いていました。
というか、風間は全ての女性陣に対して、
恋愛感情を向けることはありませんでしたし。

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そのことについて桜から尋ねられるシーンがあり、
そこでもやはり答えをはぐらかす風間。
しかし、恋愛についての質問が出たこと自体が進展と言えます。

今後、風間に恋愛風が吹くのか。
それとも今まで通りの朴念仁を貫くのか。
ドタバタ学園ギャグ漫画のままなのか、
ラブコメ路線へと舵を切るのか。
正直、自分はどっちでも楽しめるのでどっちでも良いのですが、
そこはそれ、今後の展開予想が楽しくなってきました。

待て、次巻!! (おおよそ一年)
posted by 山田工作 at 19:26| Comment(0) | コミックス2017