2015年02月05日

童貞地獄

童貞地獄」を購読しました。



1巻で完結しているこの作品。
全く知らなかったのですが、タイトルが気になったのと、
アマゾンでの書評が良かったので買ってみました。

かなり刺激的なタイトルなのですが、
そこから想起されるようなヒドイお話ではありませんでした。
むしろ性的な表現は激しくなく、大人しめな感じで、
全体的には若さと甘酸っぱさの方が濃いめのラブコメ。

なのですが、話の設定と内容からすれば、
このタイトルは十分に「アリ」です。

主人公の間田道貞は、童貞のまま交通事故で死亡。
童貞のまま死んだ人間の魂は中途半端な存在であり、
死者の世界においては厄介者とされている。
そのため、その魂は天国でも地獄でもない狭間の世界、
「童貞地獄」に一旦隔離される。


童貞地獄

当然、そこには男しか入ってこない。

「童貞地獄」は「地獄」がその名につくように、
鬼の支配する世界である。


ミカサ様

が、そこには女の鬼しかおらず、
鬼たちは自分の「格」を上げるために、
男共の童貞を狙っている・・・


魚住紀夫27歳童貞

んん?

こうして書くと、結構ヒドイし、
充分性的な内容だな。
特に、童貞をディスることこの上無し。

童貞

まあ詳しく書くと激しくネタバレになってしまうのですが、
1巻で終わるため、状況説明を含め展開はとてもスピーディで、
しかもきちんと「いいハナシ」としてまとまっています。

絵やキャラクターも魅力的で、もっと読みたい気もしますが、
むしろダラダラ続くことなく1巻で終わりというのも、
この作品の良さのひとつなのかもしれません。

長編大作も良いですが、こういう風にサクッと終わる作品も、
漫画の持つ気軽さを増す存在として良いものだと実感できる一冊でした。

作者の小菊路よう先生はツイッターもやっておられました。
併せてこちらもチェック。
posted by 山田工作 at 22:40| Comment(0) | TrackBack(0) | コミックス2014

2015年01月05日

富士山さんは思春期 5巻

年末にインフルエンザで寝込んでしまい、
購読したものの放ったらかしになっていた、
「富士山さんは思春期」5巻の感想をば。



ゆっくりと季節が進むこの物語。
中学2年の初夏からはじまって、
秋が過ぎ、5巻では冬がやって来ました。

これまでの、解放感にあふれてたり、
イベントも目白押しだった季節とは打って変わって、
寒く、静かな季節の到来です。

必定、女子も男子も衣服を着込む状態となり、
お色気なんてものは遠い彼方に行ってしまったように思われますが、
密かに見え隠れする、そこはかとないお色気に焦点を当て、
心の奥底に潜むフェティッシュを刺激するのがこの作品。

冬にスカートと言えばタイツが重要アイテムで、
実際そこに焦点があてられたシーンも多かったのですが、
ここはひとつ、数少ない露出部位である「指」に注目。

富士山さんと上場くん

上場くんの手指の凍えを見て取って、
ハンドクリームを塗りっこする富士山さん。
お互いの指を絡ませるシーンは前半のハイライト。
これだけで結構ドキドキします。

そして後半、二人でコタツに入り、
寝たふりをしている富士山さんの足指に、
自分の足指を絡ませ、その後はふくらはぎから、
更に上部へと指を這わせていく上場くん。

富士山さんは思春期 5巻

とてもスリリングかつマニアックなエロスあふれるシーンで、
何と言うか、懐かしの名曲「春うらら」を彷彿とさせます。

他にも、学校の身体測定において、
女子がノーブラであることに男子一同興奮したり、

富士山さん ノーブラ

おばあちゃんの家でご馳走になったお菓子の味に、
何とも言えない表情になったりと、

おばあちゃんちのお菓子

時代が変わっても変わらずにあるものを、
しみじみと感じられるエピソードが幾つもありました。

読んでいるうちに、自分の中にある中二心が、
とても心地良く刺激されるのがわかります。

中学生というのは、子供と大人の間の時期で、
この頃に感じたこと、経験したことは、
その後の人生に大きく影響を及ぼすものです。

自分の中では、とっくに過ぎ去ってしまった過去ですが、
富士山さんと上場くんを通して、
架空の中学生活を味わうことができる。
そんな感覚がこの作品にはあります。

高校受験という、
少年少女にとっては人生の一大事を迎える、
中学3年生になるまであと少し。

富士山さんと上場くん、二人の関係にも、
これまで以上に色々な変化があることでしょう。

それがどんな風に描かれ、
それをどんな風に読むことが出来るのか。

これまでも面白かったのですが、
今後もより一層楽しみです。
posted by 山田工作 at 22:51| Comment(0) | TrackBack(0) | コミックス2014

2014年12月28日

とめはねっ! 13巻

「とめはねっ!」13巻を購読しました。



前巻から引き続き、夏合宿をしている書道部の面々。
前巻は、海水浴に出かける水着回でしたが、
今巻はお風呂回。

水着よりも露出は増えているハズなのに、
何故かそんなに入浴シーンではそそられず、
下着シーンの方がよりご褒美感の強い感じが。

とめはねっ!13巻

これも、鬼才河合克敏先生ならではと言ったところでしょうか。

また、この脱衣所のシーンにおいて、
加茂ちゃんの下着が意外と可愛らしいことが解ります。

これまでの話の中で、行儀が悪く口も悪いわりに、
心は清純で乙女なところもある女性として描かれてきた、
とても加茂ちゃんらしい下着だと思います。

あと、ほんの1コマのすみっこの方で、
羽生ちゃんがタンクトップブラであることも解ったりして、
本当にこういった細かい書き込み、こだわりが、
素晴らしい作品であることに、改めて感心します。

しかし、前回の合宿でのお風呂シーンが掲載されていたのが3巻。
今回が13巻ということで、じゃあ次回のお風呂は23巻?
おいおい、また随分と先のハナシだなあ、と思う間も無く、
今巻の巻末にて、「最終十四巻」の文字が・・・

島奏恵

と、驚きつつも、やっぱりな、という気も。

3年生たちが卒業した後の鈴里高校書道部というのも、
何か想像し難いですしね。

今巻では、縁についても望月についても、
それぞれ恋模様の進展がありました。

ゆっくりと、でも確実に時間が経過していった「とめはねっ!」。
一体どんな結末を迎えるのか。

終わること自体はとても残念なのですが、
最終回がこれほど楽しみな作品も、そうはありません。
期待しながら、その時を待ちたいと思います。
posted by 山田工作 at 23:54| Comment(0) | TrackBack(0) | コミックス2014

2014年12月25日

シンリャクモノデ 3巻

「シンリャクモノデ」3巻が発売されました。



日々の生活を様々なモノに侵略される、
一話完結型の作品でしたが、今巻にて作品自体が完結。

あとがきにて、あまり人気が上がらなかったため、
竹本先生自身が連載終了を決めたと書かれていますが、
個人的には、色んなバリエーションの侵略があり、
基本、侵略される→何とかするという課題解決型のお話で、
登場人物たちの考え方や個性が出やすく、
魅力的なキャラの多い作品でしたので好きでした。

ただ、SF(少し不思議)コメディの要素が強すぎて、
ラブ要素がほとんど無かったのが残念ではありました。
このへんが、人気低迷の原因でしょうか。
一話完結型のため、キャラの掘り下げがしにくいというのも、
ツラい部分ではあったかもしれません。

とは言え、色んなお話が読めて、
たくさんのキャラと会えるというのが、
よみきりものの作品の良いところ。

今巻にも、自分のお気に入りのキャラはおりまして。

雪坂博子

シンリャクソノ15に登場した、雪坂博子さん。

黒髪、ちょい太眉、眼鏡という地味めの外見に、
ビキニというスタイルがツボでした。

見た目、「トランジスタにヴィーナス」6巻にでてきた、
ズイメンコヴァ・イセリン教授と似ていますが、

イセリン

彼女ほど派手でなく、グラマーでもなく、
活動的でもない、普通な感じがとても良いのです。
何気に、彼氏っぽい男性がいるのもポイント。

シンリャクモノデ 3巻

うーん、やっぱりもうちょっと、ラブの要素が欲しかった。

まあこのあたりは、次回作に期待、と言うことで。
posted by 山田工作 at 22:37| Comment(0) | TrackBack(0) | コミックス2014

2014年12月23日

大砲とスタンプ 4巻

「大砲とスタンプ」4巻を購読しました。



「大砲とスタンプ」については、過去の記事で、
単行本の発行が「年イチ」だということを不満として挙げましたが、
今回もキッチリ1年ぶりです。
2巻の時も、3巻の時も、そして今巻も12月。
こうなってくると、いっそ清清しいというか、
1年の締めくくりアイテムとして固定できそうです。

さて、これまでのコミックスにおいては、
カバーを取った本表紙がひとつの楽しみとなっていましたが、
そこに思いもよらぬ罠が仕掛けてあった今巻。
やはり戦争というものは常に気を抜けないものなのですねえ。

しかし、本編でちゃんとしたご褒美があり。
ラドワンスカ大佐の若かりし頃のエピソードと共に、
ウェディングドレス姿の大佐が。

うむ、買って良かった。

あと今巻では久しぶりに、
イタチモドキのスタンプの活躍回もアリ。

可愛い絵柄ながらエグい内容の速水螺旋人先生の作品にあって、
こういったカワイイエピソードがちょいちょいと入っているのは、
大手出版社の講談社ならではなのかもしれませんが、
ライトな読者としては、編集部グッジョブと言った感じです。
posted by 山田工作 at 22:16| Comment(0) | TrackBack(0) | コミックス2014