2014年05月01日

ずっとクライフのターン!

夕空のクライフイズム」が発売されました。



カバー絵の女の子に惹かれて、手に取った人がいるかもしれない。

そして、実際には女の子が殆ど出てこない、
延々と濃いサッカーネタの続く内容に、びっくりするかもしれない。

だが、それでいいんです。

夕空のクライフイズム

落胆することは無い。

表紙の彼女、「雨宮雨ちゃん」ひとりで、女の子成分は充分。

まだ中学生で、それなのに極度のサッカーオタクで、
自身もサッカーをしていて、そのせいか太股は量感タップリで、
そんな彼女がスカート姿でサッカーをする様が見られる。
それだけで充分。

今中VS雨宮雨

パンチラなど無くとも充分。ええ、充分ですとも。

それよりも、タイトルの「クライフ」に反応する、
ちょっと古い、イイ歳のサッカーファンにこそオススメ。

サッカー漫画において「クライフ」と言えば、
名作「オフサイド」において、シンゴが華麗に見せた
クライフターン」の名で印象に残っています。

佐藤真悟のクライフターン

この当時はまだJリーグも無く、
サッカーが好きでも知識のない子供にとって、
「オフサイド」は、有名な選手やチームなど、
サッカーについての様々なことを教えてくれる作品でした。

そんな作品の中で見た「クライフターン」を、
今の時代、まともや漫画の中で見られるとは。

雨宮雨ちゃん

まあ、失敗してましたが。

もちろん、懐古趣味的なものばかりではなく、
若いサッカーファンのヒトにもオススメです。
最近のJリーグや、海外サッカーネタもたくさんあります。

というか、濃いです。
冒頭に書いたとおり、濃いサッカーネタが満載。

サッカーは好きだけどあまり詳しくは無いという方には、
様々なサッカー選手や色んなエピソードを知る機会になるでしょうし、
サッカーに詳しい方ならば、思わずニヤリとするネタも多いかと。


サッカーにはそれほど興味は無いけど、
手原先生の前作「ミル」が好きだったから、
読んでみようかな、という方。

残念ながら、猫はほとんど出てきません。

ですがご安心を。
作品のテイストは同じです。

スタイリッシュで、一見浅く見えるものの、
実は深く繋がっている人間関係。
サラッと挿入されるギャグ。
やたらと叫ぶツッコミ。
そして大量の汗。

日常系からスポーツ漫画へと変わっても、
不思議なほど画面の雰囲気は変わっていません。

スポーツ漫画といえば「努力・友情・勝利」ですが、
掲載誌がビッグコミックスピリッツという青年誌のためか、
そういった熱い気迫のようなモノは希薄なこの作品。

もちろん、強くなるために「努力」はしますが、
それは「勝利」のためでなく、
華々しく散るためだと言い切るカントク。

「友情」と簡単に言い切れない、部員間の人間関係。

今のところ試合はしておらず、
練習シーンと、練習前後の部員たちの掛け合い、
そして頻繁に挿入されるサッカー知識ネタばかりの、
一風変わったサッカー漫画ですが、
豊富なサッカーの知識に裏打ちされた、
サッカーシーンの描写は素晴らしい。

以前書いた「68m」についての記事では、
2巻も出たらいいのにな〜、みたいなことを言っていましたが、
その後、この作品の連載を知った際には狂喜乱舞。

週間連載のため、コミックスが出る間隔が短いのもウレシイ。

夏頃に出る予定の2巻が、今からとても楽しみです。
posted by 山田工作 at 19:38| Comment(0) | TrackBack(0) | コミックス
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