2019年10月09日

トクサツガガガ 16巻+17巻

「トクサツガガガ」17巻を購読しました。

 

ワンフェスの準備などで16巻を忘れていたので、
それもここで軽く触れておきたいと思います。

15巻で旅行の準備を進めていた仲村、吉田、北代のお三方。
16巻冒頭にて、無事に出発の運びとなりました。

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寝起きの北代さんは「誰?」といったレベルの表情。
こういういつもと違った様子が見られるのが、
泊まりがけの旅行という大イベントの醍醐味でしょう。

名古屋でミヤビさんと合流し、ドルオタ組の推しアイドル、
「ビーボーイズ」のイベントにみんなで参加した時の、
今までに見たこともないような北代さんの笑顔も素敵。

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これだけでも16巻を購読した甲斐があるというものですが、
翌朝、宿泊した名古屋のホテルの一室で四人揃っての、
「獣将王(ジュウショウワン)最終回リアタイ視聴会」
を開催したのが、16巻で一番のハイライト。

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寝起き北代さんのアップ髪が良いですね。

ではなくて、最終回を見終わった後で、
北代さんから感想を求められた仲村さんの、
「よかったとか悪かったとかで評したいんじゃなくて
 私は、見てよかったなぁと思えたし、大好きです」
という台詞。

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この言葉は、17巻での仲村さんの、
母親との対決シーンに繋がっていきます。
また、ここでは最終回の内容にはほとんど触れられず、
こちらも17巻への引きとなります。

大阪に移動して四人での観光を一時楽しんだ後、
仲村さんはみんなと別れ、一人母親に会うために移動。
その最中に中村さんは、1巻のシシレオーの事を思い出していました。

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そして迎えた、仲村さんと母親の決戦場面。
「獣将王」の最終回の映像と共に母子の会話が繰り広げられ、
「獣将王」と共に1巻からずっと描かれてきたエピソードである、
母子の対立に一つのピリオドが打たれます。

二人の詳しいやり取りと「獣将王」の結末については、
実際にコミックスを読んで確認して頂くとして、
決裂しかかった話し合いの中で仲村さんが放った、

「全部許せないと友達になれないの?」

という台詞が、とても印象的でした。

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許せないこと、ダメなところもあるけど好き。
嫌いな部分もあるけど、おなじくらい好き。
良い所も悪い所も含めて、みんな好き。

普通に、誰しもが抱えている裏腹な感情ですが、
あまりに当たり前過ぎて逆に認識しづらい、
言葉に出さなければ気付かない事を、
はっきりと言いきった仲村さん。

自分の好きな趣味も、長年に渡る煩わしい親子関係も、
そう言ってひとまとめにしてしまえた仲村さんの、
思いやりと勇気に溢れた、良い結末でした。

「獣将王」が終わり、母子の対立も解消され、
いい最終回だったね・・・」となるかと思われたのですが、
実際は「もうちょっとだけ続くんじゃ」。

というか、旅行から帰ってすぐのエピソードが、
同僚のユキちゃんが好きなドラマの不満をぶちまけるという、
「好き」と「不満」が混ぜこぜになっている、
仲村母子の問題を縮小したようなお話で。

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熱く激しく、不満を延々と語るユキちゃんからは、
好きな作品に対する強い愛情が感じられます。
そんなユキちゃんの言葉をひたすら受け止める仲村さんからは、
母との対立を経て、少し成長した姿が見てとれます。

そしてひとしきり語り終えた後、すっきりした表情で、
「言ってよかった」と言うユキちゃんの姿からは、
不満をため込むだけでなく吐き出すことの重要性も感じられます。

ひょっとしたら仲村さんのお母さんに一番必要だったのは、
日々の不満を軽く言えるような人間関係だったのかもしれません。

思えば仲村さんも吉田さんや北代さんに色々と助けられてきました。
ですがそんな人間関係も、いつも役立つばかりとは限らず。
今回、仲村さんがユキちゃんの愚痴を延々聞いた後、
ユキちゃんの気分が晴れたと見るやいなや、
ぬかりなく自分の推しをスッと差し入れる北代さん。

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会社ではあまり笑顔を見せない西代さんですが、
ここぞという時には笑顔で事を運ぶこの手際の良さ。
これこそ仲村さんが学ぶべき姿なのかもしれません。

今回の旅行編では北代さんの色んな表情が見れて幸せでした。
旅行の最後の最後、帰りの新幹線の中で、
休みが終わった後のあれやこれやで悩む仲村さんに、
サラリと助言を投げかけてくれたのも北代さん。

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悩んでいても何も解決しない時は、まずは目の前のことをやる。
単純なことですが、余裕を失っている時などに、
こういうアドバイスを貰えるのは本当にありがたい事です。
頼れる姐さんといった雰囲気の北代さんを堪能できた、
とても満足度の高い16巻と17巻でした。

そういえば17巻では、モデラー野村氏も再登場。
モノ作りをする上で大事な心構えを語ってくれます。

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素材を一つに決めなければいけないという事はない。
むしろ混ぜて使うことで互いを補う事ができる
必要に応じて異なる素材を使っていけば良い。

これは何もモノ作りに限ったことではなく、
様々な場面で、色んな事に対して言えることでしょう。

素材を、やり方を、視点を、考え方を、
自分を変えることで物事が上手くいく場合もある。
一つの物事、方法、手段にこだわり過ぎない。
全てを自分だけでやろうとせず、必要な時は助けを求める。
普段から常に気を付けておきたい心構えです。

相変わらず、人生のコツを色々と教えてくれる作品です。
「獣将王」は終わっても「トクサツガガガ」は終わらない。

gagaga17_nakamura.jpg

この喜びを噛みしめつつ、今後も作品を楽しんでいきたいと思います。

posted by 山田工作 at 22:51| Comment(0) | コミックス2019
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