2018年03月22日

青春しょんぼりクラブ 16巻

「青春しょんぼりクラブ」16巻を購読しました。



本編は前巻にて終了していましたが、
番外編を4編収録した本巻にて、完全終了となりました。

1巻が出たのが2011年。
それからずっと読み続けてきた作品がこうして終わりを迎えると、
達成感や安堵感や寂しさなど、色んな気持ちが湧いてきます。

好きな作品が終わってしまうのは残念ですが、
終わりを迎えられないよりはずっと良いこと。
本編で、にまと隠岐島についてちゃんと描いただけでなく、
こうして番外編で他のカップルについても区切りを付けて、
それをコミックスで読むことができるのは本当に幸せなことです。

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収録された5話のうち、頼子と日御崎のエピソードが2話。
香菜と津和野のエピソードが1話。
アニ研部長メインのエピソードが1話と、
にまの誕生日を巡るドタバタが最後の1話。

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頼子はもう一人の主役と言えるキャラでしたので、
2話使って丁寧に描かれたのは順当でしょう。
アニ研部長もメインの話があって良かったねという感じですし、
最後の話と併せて全キャラ総出演の賑やかさが良かったのですが、
中でも一番良かったのは香菜ちゃんのお話。

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美郷香菜。
登場当初は、男を次々と乗り換える尻軽娘。
その後、2巻でのにまとの殴り合いを経て属性が変化し、
大好きな幼なじみにだけ素直になれない純情キャラに。

恋愛経験が豊富で、修羅場を何度も潜ってきたこともあり、
頼子とは違った立場で、にまにとっては頼れる親友に。
香菜にとっても、にまは気取らず何でも喋れる相手であり、
お互いが助け助けられる良い関係となっていました。

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気が強く、人生の達人であるかのような佇まいでありながら、
自分自身の恋愛についてはてんで臆病であり、
唯一気を許したにまにだけ弱音を吐く姿はとてもキュート。
こういう、気丈な女の人が見せる弱さというのはグッときますね。

さて、男女二人が幼なじみで、女性の方が男性に惚れていて、
でも恋愛には臆病で、当人相手に素直になれない。
そして女性は容姿に優れ、人に一目置かれるような存在。

この設定で思い出されるのは、3巻にて登場した、
生徒会副会長の乃木巴さんと一畑直弘くんの二人。
この二人は結局くっついてラブラブバカップルとなりますが、
そういう部分も含め、この作品で一番好きなカップルです。

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どうも自分は、
・幼なじみ
・女性が高嶺の花
・女性の方がデレている
・カップル成立後はラブラブ
という要素が大好き侍なようです。

残念ながらトモちゃんナオくんカップルの単独エピソードは無く、
香菜ちゃんがラブラブモードになる姿も見られませんでしたが、
これはページ数的に言ってもしょうがないところ。
むしろ副会長のデレる姿がまた見れただけでも良しとしましょう。

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ただ、どうしても許せないのが巻頭の登場人物紹介のページ。
ここに、一畑は入っているのに副会長が入ってない…。

まあそれだけならまだしも我慢のしようもあったのですが、
何と、今巻で1コマも登場していない荘原先輩が入っている。
ええ?荘原先輩の紹介いらなくねえ?
それが無ければ副会長を入れられたよね?
そして更にダメを押すように、キャラ解説文が間違っている…。
(2年と書かれているが、荘原先輩はこの時点では3年生)

もう何と言うか、非常に残念。画竜点睛を欠く。
とても良い最終巻だっただけに、
これを見つけた時には心底がっかりしました。

人物紹介ページを見る読者というのは、どんな人でしょうか。
多分、初めてその作品を読む人が、一番目を通すことでしょう。
そういう意味では、表紙に次ぐ第二の顔とも言えます。
それがこんな有様では、本作りへの熱意を疑ってしまいます。

またファンとしては、こういった些細な部分で、
自分の好きなキャラが大事にされていないように感じ、
ひいては作品自体が大事に扱われていないような気がして、
とても残念な気持ちになってしまいます。
そんな細かいところを、という意見もあるでしょうが、
ファンだから、この作品が大好きだからこそ、
些細なことで傷ついてしまうのです。

しかしこれは、アサダニッキ先生のミスではありません。
編集部や担当編集者のチェックミスであり怠慢です。

良い作品を描き上げるのが漫画家の仕事なら、
それをちゃんとした形で世の中に出すのは出版社の仕事です。
細かい部分にも気を配り、ちゃんとした形で本を出す。
それが出来ないのであれば、出版社は、編集部は、
編集者は一体何のためにいるのでしょうか。

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もっとがんばれ!秋田書店!!

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もっとがんばれ!プリンセスちゃん―ひぐちきみこ作品集 2 (Dengeki comics EX)
posted by 山田工作 at 20:21| Comment(0) | コミックス2018
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