2018年02月28日

猫のお寺の知恩さん 6巻 + おじさまと猫 1巻

「猫のお寺の知恩さん」6巻を購読しました。



知恩さんが猫ちぐらを作りはじめたり、
源のクラスは学祭で猫喫茶をやったりと、
タイトル通りに猫にちなんだネタの多かった今巻。

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まあ猫喫茶といっても高校生が学校でやることなので、
本物の猫はおらず、学生が撮った写真の展示と、
猫の着ぐるみを着た生徒による接客がメイン。

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しかしまあ、猫は全てを可愛くしてくれますね。
女の子が猫に扮する場合はもちろんのこと、
男子が着たとしてもそれなりにオモシロ可愛くなるという。

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そんな中、今巻で一番可愛かったのは、
源のクラスメイトの昼間陽子ちゃん。
源のことが気になりつつも素直な態度が示せず、
クールを装いつつも感情が表情に出やすいという、
何となく猫っぽい雰囲気のある女の子です。

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とにかく知恩さん大好きな彼女ですが、
今巻では二人の出会いのエピソードが描かれ、
なぜ彼女が知恩さんに懐いているのかが分かります。
親切にされるとその恩を忘れない気質のようです。

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親切で、自分のことを気遣ってくれる源に対しては、
憧れの知恩さんと同居していることへの嫉妬もあって、
愛憎相半ば、なかなか距離感がつかめない様子。

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それでも、二人とも文化祭の実行委員になったことで、
その準備や買い出しなどで一緒にいる時間が多くなり、
次第に親密さが増してきているように見えます。

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手(足)を気軽に出せるのは、
それが許してもらえるという信頼がある証し。
ある意味、源の優しさに甘えてると言えます。

知恩さん相手に男性論を語ってみたり、
同級生の男子に恋愛観を話してみたりと、
少しずつ昼間ちゃんの心情が明らかになってきています。

そんな真昼ちゃんの気持ちなど露ほど知らない源。
源の気持ちはまっすぐに知恩さんに向いています。
そんな二人の気持ちを知っているのかどうなのか、
自分自身の心情もよく分かっていないような知恩さん。

他のキャラも含め、今後どういった人間関係になっていくのか、
全く読めず、とても先が気になる作品です。

さて、写実的な「知恩さん」の猫たちも良いですが、
独自にディフォルメされた猫もまたカワイイもの。
キャラクターとしての魅力溢れるある猫の漫画がこちら。

「おじさまと猫」1巻



ペットショップで売れ残っていた猫と、
それを買い取った一人暮らしの中年男性。
お互いが初めての飼い主と飼い猫である二人の、
どこかおかしく、ほのぼのとしていて、
少し切なさもある、そんな創作猫漫画です。

桜井海先生がツイッターで描き始めた作品で、
現在はモーメントにまとめられているのが読めます。

多分にキャラクター化された猫の「ふくまる」は、
これぞ「ぶさカワ」という独特の魅力があり、
すでにグッズの製作も始まっています。

ツイッター発で作品が始まり、
既存の出版社からコミックスが発売され、
すぐさまグッズ展開が行われる。
ネット時代らしくスピード感のある、
漫画文化の新形態が生まれているようで、
その変化を実感できることに喜びを感じています。
時代は変わって行くのですねえ。

さて、コミックスの巻末のあとがきでは、
売れ残りの猫を主役としたことについて、
桜井先生の気持ちが少し触れられています。

売れ残りの問題、繁殖と処分の問題など、
ペットショップにはとても深くて暗い闇がありますが、
この辺のネガティブな話題は、中々扱いが難しいものです。

個人的には、ペットショップでの生体販売には反対です。
しかし、一人暮らしの年輩の男性が猫を飼おうと思ったら、
ペットショップくらいしか入手ルートがないのもまた事実です。

ペットショップで売れ残りの猫を、
一人暮らしの中年男性が買う。
この設定が生まれた背景には、猫を巡る、
様々な問題が隠れているように感じました。

もちろん、この作品を楽しむ上で、
こういった事情を斟酌する必要はありませんし、
それがこの作品の面白さに影響を与えるものでもありません。

ただ、ふくまるが幸せに巡り合えたように、
ペットショップにいる動物たちにも幸せが訪れることを、
猫や犬たちを取り巻く環境が少しでも良くなることを、
願って止みません。
posted by 山田工作 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | コミックス2018
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