2018年02月25日

ゴロセウム 6巻 + 魔入りました!入間くん 4巻

「ゴロセウム」6巻を購読しました。



これが最終巻となるのですが、
表紙にプーチノフ大統領を持ってくるあたりに、
この作品の主役が誰だったのかが端的に現されています。

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ピースメーカーという、近代兵器を全て無効化する機械を以て、
肉体的実力至上主義の世界を実現しようとしたプーチノフ大統領。
その真の目的や、そもそもピースメーカーが何なのかといった、
物語の重要事項を全て説明し、見事に風呂敷を畳み切ってくれました。

暴れるだけ暴れまくった後の、非常にスッキリした感じの、
とても読後感のよい終わり方をしたと思います。

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人がミサイルとして飛んだり、ラリアット一発で建物が倒壊したり、
日本の総理大臣が猪木ばりの延髄切りを巨人にかまして倒したりと、
壮大なバカバカしさが爽快感を与えてくれるだけでなく、
美麗な絵で描かれるキャラクターの魅力も素晴らしい、
非常に希有な漫画でした。

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作者の馬場康誌先生は、もう次回作に向けて動き出している様子。
今度は一体どんな作品になるか、ドキドキしながら待ちましょう。


「魔入りました!入間くん」4巻も購読しました。



前巻から引き続き、学園祭の準備をしています。
魔界で、悪魔の学校の学園祭を満喫しようとする入間くんですが、
その学校を破壊しようとする人物が、今巻では登場しました。

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悪魔の本文は欲望に忠実であることであり、
悪魔の世界は実力至上主義であったはず。
それが学校などという序列と階級を管理するものができて、
魔界はすっかり変わってしまった。

それを本来の姿に取り戻す。
そのためには、秩序の象徴である学校を破壊し、
混沌と混乱を巻き起こす必要がある。

この考え方、やり方や目指す世界は違うものの、
「ゴロセウム」のプーチノフ大統領と似ています。

現在の世界を否定し、既存の秩序の破壊により、
古くて新しい世界を取り戻す。

まあ、現代でも極端な人が陥りがちな思考ですが、
とても一人よがりな考え方であり、
今の世界で普通に暮らしている人を置き去りにしています。

「ゴロセウム」は、その野望を砕いて終わりました。
その後には、いつもの生活が戻ってきています。
「入間くん」でも、この試みは入間によって止められますが、
これが今回で終わるのか、それとも繰り返されるのか、
それは今のところ何とも言えません。

ひょっとしたら、現状維持とも原点回帰とも違う、
これまでとは全く異なる世界が出現するのかもしれず、
それをもたらすのが入間なのかもしれません。

現状、そんな風に考えたりもしていますが、
実際のところ難しいことはどうでもよくて、
ただただ入間くんの頑張る姿を愛でるのが、
この作品の一番の楽しみ方だと思っております。

irumakun04_iruma.jpg

主人公にしてヒロインな入間くん。
読者は既に、入間くんに参っています。
魔界全体が入間くんの魅力に参った時が、
この作品の終わりの時なのかもしれません。

posted by 山田工作 at 20:08| Comment(0) | コミックス2018
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