2018年02月15日

ファイブスター物語 14巻

「ファイブスター物語」14巻を購読しました。



まずは最初に訂正がございます。

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当ブログの、FSS13巻についての記事にて、
ナルミ・アイデルマさんの体型を表現する際に、
「ちょっと太め」などという言葉を使っておりましたが、
今巻にて、実際はそんなことはないことを確認しました。
謹んでここに訂正いたします。

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一つ言い訳をするならば、正面から見た彼女の顔は、
FSSの女性キャラとしては珍しい、見事なタヌキ顔。
このパッと見の印象で、体型まで決めつけてしまいました。

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今巻でのナルミ隊長は上半身が露出した服装が多く、
そこで見える上腕などは結構がっちりしており、
鍛錬を積んだ騎士らしさを感じます。

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FSSに登場する女騎士たちは、
スリムな体型であることがほとんどです。
(注:ブラウマ・イクを除く。)
中でもアイシャやセイレイ、ツバンツヒなど、
超ド級の強さを誇る騎士たちはスリムなだけでなく、
立ち居振る舞いが優雅で、戦う姿も軽やかであり、
日々の鍛錬とは無縁のような感じがします。

そういった「特別な騎士」たちに対する、
「普通の騎士」っぽさを際立たせるために、
ナルミにはあえて肌を露出した服装をさせ、
腕の太さを見せたのかもしれません。

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エピソード「ツラック隊」の主人公であるナルミ支隊長。
AP騎士なのだからエリートではあるのでしょうが、
突出した強さを持つ「特別な騎士」というわけではありません。
それでも、前任者の戦死に伴い就任した支隊長として、
立派に部隊をまとめ上げ、戦いを続けていました。

偶然出会ったソープたちやツバンツヒを受け入れる懐の深さや、
状況を冷静に把握し、ソープの案に乗って情報戦を仕掛ける明晰さ。
一方で、ハレーに対し感情を露わにして叱りつけたりするなど、
指揮官として優れ、人間的にもとても魅力的な人物です。

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隊員からの信頼が強いのもさることながら、
ソープたちやツバンツヒ、他国のAP騎士団、
果てはコーラスやミラージュの助力を得て、
ツラック隊が戦い抜くことができたのは、
ひとえにこのナルミ支隊長の魅力によるものでしょう。

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大国の思惑が交錯し、綺羅星の如き騎士たちが集う戦場で、
「特別な騎士」というわけでもないナルミが、
「特別な存在」たちの助力を得ながら戦う。
味方の指揮を取るのがナルミなら、敵の狙いもナルミ。
前巻の時点でナルミが好きになっていた身としては、
とても読み応えのある一冊となりました。

さて、ナルミ以外にも見所は盛りだくさん。

特に、これまで設定資料集に名前が載っているだけだった、
各国の団長クラスの騎士たちや有名なファティマたちが、
ズラリと揃って登場していたのは嬉しいところ。

ネットが無かった時代、読者が得られる情報は限られており、
休載の多い連載の合間に時々発売される設定集を熟読しては、
設定やキャラについて考察や想像を巡らしていたものでしたが、
それらが遂に本編に登場したことは感慨深くあります。

また、これまでにサラッと触れていた事柄について、
詳しい説明がなされていたのも嬉しいところです。

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例えば、カイエンとアウクソーのエピソード。
これは7巻のアトロポスの回想シーンが基になっていますが、
7巻が発売されたのは1995年。
20年以上前の、たった1カットについて、
結構なページ数を使っての解説がなされたワケです。

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あと7巻といえば、そこで初登場していたキャラである、
エレーナ・クニャジコーワさんが再々登場。
12巻での再登場の時と同じように、
ローラーウェイトレス姿だったのも嬉しい。

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他にも、12巻でアマテラスがゴニョゴニョと話していた、
ラキシスの機嫌を直した言葉が明らかになったり、
9巻でワンダン・ハレーに関わりエンプレスが登場したシーンが、
現在の設定で描き直されていたりと、見所がたくさんありました。

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ただ、9巻が出たのが約20年前。
12巻にしても、前々巻でしかないにも関わらず、
発売されたのはもう12年も前のことです。

古参の読者が楽しんでいるだけで、
果たして新規の読者を獲得できているのか、
ちょっと不安になるところであります。

幸い、現在の永野護先生の執筆ペースは止まること無く、
順調に連載を重ね、こうして新刊が出ています。
この勢いを持続したままFSSの人気が盛り上がることを、
なにより作品を定期的に読める今の状況が続くことを、
強く願うところでございます。

posted by 山田工作 at 19:36| Comment(0) | コミックス2018
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