2019年03月28日

ヤマダ春の漫画祭り

最近購読したコミックスをまとめてご紹介。

波よ聞いてくれ 6巻



前巻からの、謎の教団による監禁事件は無事収束。
沙村先生らしさのある破天荒な展開ではあったのですが、
ラジオを中心に据えた日常ドラマっぽい今作品としては、
ちょっと違和感のあるエピソードでした。

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しかし終わってみれば、公共放送の社会的位置付けや、
ラジオの役割といったものを考えさせられるお話として、
とても強烈な印象を残してくれました。

今巻では他にも「ラジオ」ネタが幾つかあり、
改めてラジオの良さを感じることができました。

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「心の中に薄暗いものを抱えていない人間なんて滅多にいない」

ラジオパーソナリティの茅代まどかさんが、
城華マキエからの投稿に答えるシーンでは、
彼女なりの、ラジオリスナーにそっと寄り添う姿勢が、
とても優しいものに感じられました。

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「生きるって事は他人の人生に踏み入っていく事ですよ
 ラジオDJがまさにそういう仕事じゃないですか」

ミナレと瑞穂の、ラジオ番組についての会話では、
ラジオDJとリスナーの、程良い関係性が語られました。

現代におけるラジオの役割がそれぞれの価値観で語られ、
色々とラジオというものについて考えさせられる、
今までで一番ラジオ漫画らしい巻となっていました。


鬼灯の冷徹 28巻



エジプト神話があったり忍者が登場したりと、
いつも通りにバラエティ豊かな今巻。
そんな中で一番印象に残ったのが、家電についてのエピソード。

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「使いやすいもの」を求める女性と、
「機能性」を訴える男性の噛み合わなさ。
家電に限らず、至る所で見られる光景です。

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そこに現れたのが、仲裁者の苺々子ちゃん。
両者の言い分を聞き、論点を整理し、
お互いが納得できる着地点を探ります。

何かと対立の多い世の中ですので、
彼女のような「中間に立つ」人の存在はとても重要です。

ですがそれも、両者に「聞く耳」があってこそ。
自分の考えや、自分の価値観を絶対無比として、
「自分」に凝り固まった人には言葉は届きません。

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「自分」が最高であるという価値観が全くブレない、
ある意味とても「地獄」らしいキャラの「天邪鬼」。
決して彼女のようにはなるまいと強く思わせてくれる、
「鬼灯」最強の反面教師キャラです。


アイドルマスター シンデレラガールズ シンデレラガールズ劇場 10巻



醜いモノを見た後は、素敵なアイドルたちに癒されましょう。

去年のワンフェスの後に始めたソシャゲの「デレステ」。
相変わらずゲームは続けておりますが、
この「シンデレラガールズ劇場」が楽しめるのは、
「デレステ」ではなく「デレマス」。違うゲームです。

しかし両ゲームに登場するアイドルはほとんど一緒であり、
キャラクターの魅力を補完する一つのコンテンツとして、
また自分が遊んでいない「デレマス」世界を知ることができる、
面白くて楽しい情報源、それが「デレ劇」です。

単純に漫画を読むだけならネットでも見られるのですが、
本という形でいつでも気軽に読むことができ、
編集者によるコメントが各話についていることで、
より広範囲に楽しむことができるのが単行本の魅力です。

実際、このゲームで登場するアイドルはとても数が多いので、
ゲーム本編で好きなキャラが登場する機会はそう多くありません。
その物足りなさを少しでも埋めてくれる存在としても、
この作品をいつでも読めるという事に価値はあります。

まあ、自分の一推しキャラであるヘレンは、
今巻一冊中、たった1ページにしか登場しませんでしたが・・・

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あ、文字だけならもう1コマ登場してました。

キャラが多過ぎるのを逆手に取って、
「○○を探せ!」
みたいな楽しみ方ができるのも魅力!(泣


posted by 山田工作 at 20:50| Comment(0) | コミックス2019
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