2018年10月30日

アイドルマスター シンデレラガールズ シンデレラガールズ劇場 9巻

「アイドルマスター シンデレラガールズ シンデレラガールズ劇場」9巻を購読しました。



このブログでは今まで一度も触れたことのない、
アイドルマスター」(アイマス)の漫画です。

長い歴史を持つアイマスシリーズですが、
それをどれだけ知っているかというと、正直さっぱりです。
いくつものシリーズがあるのは何となく知っていましたが、
アイドルマスターシンデレラガールズ」と、
アイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージ」が、
それぞれ違うゲームを示しているということ自体、
つい最近になってやっと分かったくらいです。

そんな自分がなぜアイマスの漫画を読んでいるかというと、
原因は2年ほど前にツイッターで見た一枚の画像にあります。

helen_wim.jpg

見た瞬間、ビビッときました。
調べてみると、これはアイマスのキャラクターカードで、
彼女は「アイドルマスターシンデレラガールズ」に登場する、
ヘレン」というキャラなのだと分かりました。

その後、ヘレンについての情報集めをしていると、
自然と他のキャラについても知るようになり、
「アイマス」自体にも興味が出てきました。
しかしネットツールがPCしかなかった自分には、
ソシャゲである「デレマス」は遊べないと思い、
ゲームには手を出していませんでした。

その後、今年の夏にAndroidタブレットを購入し、
ソシャゲを遊ぶ環境が手に入りました。
ならばやってみるかと手を出したのが「デレステ」。
テレビでCMをしていたので何の疑問も持たなかったのですが、
この時点では「デレマス」と「デレステ」の区別がついていません。

で、いざ始めてみるとこれが面白い。
こうなってくると更に情報が欲しくなり、
ネットで情報を集めていたのですが、
その過程で気になったのが「シンデレラガールズ劇場」。

「デレマス」のゲーム内で見られる漫画で、
登場するキャラの様々な面が見られるのですが、
何故か自分のやっているゲーム内では見られない。
ここでやっと「デレステ」と「デレマス」の違いに気が付きました。

まあ「デレステ」自体は面白く遊べているし、
「劇場」はネットで読めるから良いかと思っていたのですが、
これが紙のコミックスとなって出ているという。
しかも、それぞれの話についての解説付きとの事。

「デレステ」は登場キャラがとても多いゲームで、
それぞれの名前や外見や特徴などを覚えるのは結構大変です。
それが、漫画を楽しみながら覚えることができる。

好きな作品の情報を集めるのが好きなのと、
紙のコミックスが好きなのが合わさって、
気が付けば全巻購入していました。

基本1ページ1エピソードの構成で、
それぞれに解説文が付いていることから、
パッとどこを開いても楽しめる作りとなっています。
しかも解説文には関連エピソードも示してあり、
それが第何話かも分かるので、複数巻に渡っての検索も楽々。
むしろ全巻手元にないと不全感が高まるやり方で、
商品展開の上手さが感じられます。

自分の好きなキャラを追っかけるのも良し、
広く網羅的にキャラの理解を深めていくも良し、
人により色々な楽しみ方ができるコミックスです。

自分としては、こういう情報集めをしながら作品を楽しむのは、
FSS」以来のことで、とても久しぶりの感覚で楽しんでいます。

今まで全く触れてこなかった「アイマス」と「ソシャゲ」。
それに触れたことで、ゲームと漫画、両方での楽しみが増えました。

何か新しいことを始めるということは、
新しい楽しみと出会うチャンスなのだという当たり前のことに、
改めて気が付かされている今日この頃なのです。

posted by 山田工作 at 22:18| Comment(0) | コミックス2018

2018年10月28日

事情を知らない転校生がグイグイくる。 1巻

「事情を知らない転校生がグイグイくる。」 1巻を購読しました。



もとは漫画家の川村拓先生がツイッターに上げた漫画で、
今でもネット上で作品は読めるのですが、
それとは別にガンガンジョーカー誌でも連載が始まり、
それらをまとめてこの度コミックスとなりました。

さて、上記リンク先で読んでもらえば分かるのですが、
この作品は「いじめ」を描いています。

舞台はとある小学校の5年1組。
見た目が不気味だからと「死神」などと呼ばれ、
同級生からいじめを受けている、西村茜さん。

guigui01_shinigami.JPG

いじめの深刻さ、陰湿さをより強調するためか、
枠線外のコマ間は全て黒く塗り潰されています。
ですが、クラスに転校してきた高田太陽くんは、
そんな空気を軽く一蹴してしまいます。

guigui01_shinigamikun.JPG

「死神」というワードに過剰に反応し、はしゃぐ高田くん。
はっきり言ってアホの子であり、しかも中二病風味ですが、
高田くんの天真爛漫さと無邪気さはほとんど天使であり、
彼がクラスにもたらす変化が、この作品のキモと言えます。

そしてそんな彼からの影響を一番に受けるのが西村さん。
高田くんからの関心と好意を真正面から浴びせられ、
とまどい、赤面し顔を覆う彼女の様子は、
「死神」などというあだ名からはほど遠いものです。

guigui01_sekimen.JPG

今後さらにどういった変化をもたらしてくれるのか。
そして高田くんと西村さんの関係の変化は。
そういったところが今後も楽しみな作品です。

ツイッター上でもとても楽しみにしていたのですが、
こうしてコミックスになって読むことができると、
細かいところに色々と気が付けるのが良いですね。

西村さんの名前が「茜」だというのもそうなのですが、
自分で名前を書く時は平仮名で書いていることや、
高田くんのお姉さんが中1で名前が「雪子」というの事などは、
今回コミックスを読んでいて初めて気が付きました。

guigui01_yukiko.JPG

この姉がまた良い味を出している。
高田くんとは別のベクトルで自分の人生を楽しむ風であり、
ああ、この姉弟は血縁なんだなあということが良く分かります。

guigui01_yukiko2.JPG

西村さんに自分のお下がりの服をプレゼントし、
西村さんから「雪子さん」と呼ばれている姉。
とても良い仕事をしています。
彼女もまた弟と同じように、天使のような存在なのでしょうか。

程良い暗さと緊張感をはらみながらも、
明るいラブコメ要素が全体を覆っているこの作品。
できれば今後も気軽に楽しめることを期待しています。

posted by 山田工作 at 21:49| Comment(0) | コミックス2018

2018年10月22日

肉極道 5巻 + いそあそび 2巻

「肉極道」5巻を購読しました。



今巻が最終巻となりました。

終わってしまったのは残念なのですが、
「肉料理」という絞ったテーマで5巻まで来たのは、
むしろスゴいことなんじゃないかと思います。

肉と肉料理に関する蘊蓄もさることながら、
そこで語られる肉の多様性と様々な価値観が、
人の生きざまにまで影響を与えるあたりが、
料理漫画の定番とはいえ、とても気持ちの良い作品でした。

今巻でも、自分のやり方に行き詰まっていた人に、
きっちりやるだけが正解ではないと伝えたり、

nikugokudo05_kichiri.jpg

自分なりのリーダー像を追い求めている人に、
調和など不要と突き放してみたり、

nikugokudo05_chowa.jpg

チャレンジに失敗した人に対して、
チャンスは2度3度と巡ってくると励ましたりと、

nikugokudo05_chance.jpg

いろんな人生訓を、肉になぞらえ語ってくれました。

きっと、何にでも道を求めたがる日本人的な感覚と、
この漫画の作風がマッチしていたのでしょう。
強い断言口調で語られるこれらの言葉は、
言っていることはその時その時で結構バラバラなのに、
不思議と納得させられる説得力を持っていました。

nikugokudo05_saigo.jpg

最後はいい感じに締めるのかと思いきや、
結局グダグダで終わったのもこの作品らしい。

佐々木善章森尾正博両先生の今後の作品に期待しています。


「いそあそび」2巻も購読しました。



肉の次は魚介類、というか海の恵みです。
瀬戸内の海から様々な食材を入手します。

isoasobi02_kyuusen.jpg

「肉極道」と大きく違っているのが、
「肉極道」は料理方法に多くの頁を割いているのに対して、
「いそあそび」では「食材」に多くの頁を割いているところ。

isoasobi02_jigoku.jpg

食材となる生き物の紹介や、その獲得方法が詳しく描かれ、
その分、料理に関しては必要最小限。
素材の味を最大限に利用して頂きます。

1巻とほとんど登場人物に変わりはないのですが、
相変わらず魅力的なのが日焼け女子中学生の岬珠子ちゃん。

isoasobi02_kagi.jpg

色白金髪美少女のセトに惹かれる六郎にやきもきしつつも、
不思議な魅力を持つセトのことも好きになっていて、
複雑な気持ちの中で表情がコロコロ変わる様はとても可愛らしい。

isoasobi02_tama.jpg

ボーイミーツガールものには欠かせないのが幼馴染み。
ヒロインの向こうを張って負けない魅力が必要であり、
珠ちゃんにはそのポテンシャルは充分にある。
これからもセトと一緒にこの作品を引っ張っていって欲しい。

isoasobi02_genki.jpg

とにかく元気な中学生たちが魅力的なこの作品。
オッサンな自分は、経験したこともない懐かしさを覚え、
読むだけで気持ちがあたたかくなってくるのです。

isoasobi02_seisyun.jpg


posted by 山田工作 at 22:07| Comment(0) | コミックス2018

2018年10月21日

さよなら私のクラマー 7巻

「さよなら私のクラマー」7巻を購読しました。



「ワラビーズ」こと埼玉県立蕨青南高校女子サッカー部と、
インハイ千葉県代表の強豪校、栄泉船橋との試合は続いています。

以前の記事で、幼少時代のチビ田勢は登場したのに、
何故チビ宮坂が出てこないのか、と言っていたのですが、
何と今巻冒頭でしっかり登場。これはウレシイ。

cramer07_chibimiya.jpg

今後は、ワラビーズでは曽志崎と周防あたり、
そして何よりチカ先輩のチビキャラ登場を期待したいところ。
これについてはいつまでもしつこく訴えていきますよ。

さて、前巻でのワラビーズの先制シーンから今巻は始まり、
その後追加点も決めて、チームは喜びに沸いています。

cramer07_tasesuou.jpg

と思ったのも束の間、栄泉船橋の猛反撃を受け、
あっという間に同点に追いつかれてしまい、
衝撃の面持ちで試合前半を終えることに。

cramer07_tasemiya.jpg

コロコロと変化する試合展開と同様に、
選手たちの表情もコロコロ変わります。

とにかくこの作品の登場人物たちは表情豊かで、
それがこの作品の魅力の一つでもあるのですが、
中でも今巻、百面相っぷりを披露していたのが、
越前をしてツインテールの悪魔と呼ばしめた、
栄泉船橋のエース、国府妙(こくぶ たえ)。

cramer07_tae01.jpg

ワラビーズへの敵意を剥き出しにし、
不適な笑みを浮かべるその顔は、まさに悪魔。

cramer07_tae00.jpg

「独断専行 唯我独尊 守備0点凡人以下
 でも攻撃は120点満点」
というチームメイトの鵜飼早智による評価通りの、
超攻撃的かつ傲岸不遜で大胆不敵な性格な彼女。

しかし、そんな自分のことを理解し、チームに受け入れ、
自分の活躍できる場所を与えてくれたキャプテン、
浦川茜への信頼は絶大。

cramer07_tae03.jpg

2点を先制され、自信を失いかけていた浦川を見て奮起し、
独断専行であっという間に2点ゲットした国府。
そのことを怒られるかと思いきや褒められ、
無邪気に喜ぶ姿からは、浦川への心服っぷりが窺える。

cramer07_tae04.jpg

相手を油断させるため、警戒心を持たれぬため、
チームを勝利に導くための「フリ」であり、
5巻でも久乃木との対戦前に見せていた、
ブリっ娘スタイルも相変わらず健在。

cramer07_tae02.jpg

一方で、大言壮語を吐く以上は、
本気モードに入った時の表情は真剣そのもの。
華麗な個人技でワラビーズを翻弄する様は圧倒的で、
変幻自在なサッカーと表情を見せてくれた彼女は、
今巻の主役と言って間違いないでしょう。

cramer07_tae05.jpg

だがしかし。
ワラビーズだってただ圧倒されてはいません。
意外なキャラが、サッカーだけでなく、
百面相の部分でも対抗馬として現れました。

cramer07_echizen01.jpg

越前佐和。
恩田希とは幼馴染みの同級生ながら、
サッカーは高校に入ってから始めたというズブの初心者。
そんな彼女が、妙の抑えとして抜擢されます。
これには読者だけでなく、チーム全員が驚かされました。

cramer07_fuan.jpg

何より一番驚いていたのが当の本人。
何故どうして無理と泣いて監督に訴え、
参戦直前になっても不安の表情。

cramer07_echizen02.jpg

実際の彼女の活躍についてはコミックスを読んで頂くとして、
この選手起用から後半戦途中出場シーンに至るまでの、
佐和ちゃんの表情変化はまさに百面相。
そしてここでの彼女と監督のやりとりは、
今巻のハイライトと言えるでしょう。

cramer07_echizen03.jpg

自信がないと言う越前に対し、
出来ると思うから出すんだと言う深津監督。
その上で敵への引き合いとして恩田を持ち出し、
それに反応した越前を挑発してみせ、奮起を促す。

cramer07_echizen04.jpg

そして、出場直前の険しい表情の越前に対し、
サッカーを楽しんでこいと送り出す。

越前の能力をちゃんと把握していただけでなく、
その能力を発揮できるよう、メンタル面での配慮も怠らない。
何よりも、サッカーを楽しませることを最大の目的としている。
この深津監督の姿勢や選手起用の手法は、
スポーツの指導者としてとても良いものだと思います。

cramer07_echizen06.jpg

選手への態度はかなり悪いですが。

さて、この作品で百面相の元祖と言えるのが、
久乃木学園の佃真央。

cramer07_tukuda.jpg

深津監督から「小僧」呼ばわりされたり、
曽志崎からも「ショボ目」とキレられたり、
そうかと思えば周防のゴールにブチ切れてみたりと、
試合の当事者ではない今巻でも、
愉快な表情をたくさん見せてくれました。

もはや準主役と言えるくらい出番の多い佃と井藤。
こうして解説役として登場しているのも良いのですが、
彼女たちの戦う姿も、またいつか見てみたいものです。

そして何より再登場を願うのがチカ先輩。
だいたい、他県の高校である久乃木学園よりも、
ワラビーズと同じ県の浦和邦成の方が、
今後の登場機会は多いはずなのです。

何も公式試合でなくても良いのです。
練習試合とか、合同合宿とか、
県内の選抜チームで一緒になるとか、
国代表のU-18などに選ばれるとか、
そういうのでも良いのです。

大好きなチカ先輩の再登場については、
これからも事ある毎に訴えていきたいと思います。

cramer07_fukatu.jpg

本当にしつこい。

posted by 山田工作 at 19:22| Comment(0) | コミックス2018

2018年10月13日

秋の漫画祭り 2018

最近購読したコミックスをまとめてご紹介。

オハヨー! 半世紀高校 2巻



今巻で終了となってしまいましたが、
カバー内本表紙に書かれた大橋ツヨシ先生の「あとがき」が、
昨今のショートギャグ漫画の状況を冷静に分析されていて、
色々と考えさせられる内容でありました。

個人的にはこの作品の「50年生まである高校」という設定と、
そこから生まれるネタはまさに大橋先生ならではといった感じで、
ギャグ漫画としてとても面白く読んでいたのですが、
現状としては中々厳しかった様子。
2巻で終了となり、大変残念です。

ただ、もう次に向けて動き始めているということですので、
次の作品を読めることを楽しみに、しばし待ちたいと思います。


鬼灯の冷徹 27巻



「半世紀高校」がシンプルな絵柄の4コマ漫画なのに比べると、
絵柄も内容も対極にあるような作風の「鬼灯」なのですが、
両作品とも、架空の世界を舞台にしつつ、
現代社会の世相を反映したネタが多いという点で、
ギャグ漫画として結構似ていたりもします。

ただ「半世紀高校」がギャグ中心であるのに対し、
「鬼灯」はキャラ中心である点が大きな違い。

とにかく「鬼灯」はキャラが強い。
老若男女を問わず様々なキャラクターが登場し、
その中には人や鬼だけでなく、色んな動物や妖怪などがいます。

先ほどの大橋先生の「あとがき」では、
今の漫画はまず「キャラクター」ありきであり、
特にショート漫画では「女の子」と「動物」が重要、
という事が指摘されていました。
「鬼灯」は見事にコレに当てはまります。

ただ「鬼灯」の魅力はキャラ以前に独自の魅力的な絵柄にあり、
そこにしっかりと作り込まれた作品世界が加わり、
知的好奇心を刺激したり共感を呼びやすいお話があってのこと。

今巻でも、スマホや音楽フェスを扱ったネタがあるかと思えば、
若者と老人の対立という永遠のテーマを描いた話もあり、
決してキャラクターに頼りきった作品作りではないことが判ります。

キャラ良しネタ良し絵柄良しと、
何というか、全方位的にスゴい作品なのだなあと、
改めて実感した次第です。


幼女戦記 10巻



こちらはショート漫画ではなくストーリー漫画ですが、
女の子が主人公という点では人気漫画の条件がズバリ。

中身がオッサンとはいえ、外見は美少女。
元は小説という文字だけの媒体で人気を博した作品を、
東條チカ先生の美麗な絵で表現しているのだから、
人気が出ないワケがありません。

文字だけで表現されている小説を漫画にするのは、
キャラクターの心理描写や画面構成など様々な点で、
かなり難しい、大変な作業だと思われるのですが、
東條先生はこれを、とても美しい絵柄でもって、
読んで面白い作品に作り替えることに成功しています。
これは、そうそう出来ることではないでしょう。

また、コミックスの作りについても、
東條先生の漫画部分だけに留まらず、
様々な専門用語の解説が挿入されていたり、
雑誌での対談記事を収録するなどして、
読みやすく、読み応えのある構成にしてあります。

メディアミックスをするに当たって、
良い漫画家を起用するだけでなく、
コミックスの作りにも工夫を凝らし、
面白さを伝えるための努力をしっかりやる。
制作側の真摯な姿勢が伺える作品でもあります。


トクサツガガガ 14巻



先ほどの「あとがき」では、
経験を元にした共感を得ることも大事、とも書かれていました。

女性キャラがたくさん登場するわりには、
女性キャラの魅力あふれる作品とは言い難い「ガガガ」ですが、
この「共感を得る」ということに関していえば、
突出した魅力を持つ漫画であると言えるでしょう。

gagaga14_yuki.jpg

主人公の仲村叶さんによるオタクあるあるは言うに及ばず、
吉田さんや北代さんなどオタク要素の強い人たちだけでなく、
ちょこっと登場するだけの脇役キャラたちの言葉にも、
多くの共感する要素が詰まっていたりします。

gagaga14_taka.jpg

「散らかすならすでに散らかってる時」。
こういった、何気ない日常のズボラさ加減などが、
「あるある」と読者の共感を呼ぶのです。

基本的にはオタクあるあるがネタの中心ではあるのですが、
オタクに限らず、人や社会の中にある普遍的な部分にも、
鋭い眼差しを向けているのもこの作品の魅力の一つ。

gagaga14_nomura.jpg

「誰にでもできる」は「誰でもできる」というワケではない。

「自分にしかできない」とか、
「他人とは違う」とか、
そういうことに惑わされず、
自分のできること、やりたいことをやる。

それを続けていくうちに、やがて唯一無二の「自分」になる。

そういう、ちょっと良い感じの言葉を、
ギャグを交えながら語りかけてくれる。
そういった、とても温かみのある作品だと思います。

gagaga14_kitashirocat.jpg

また今巻では「猫北代」という、
「女の子(?)+動物」という全方位的なキャラが出現。
これが世の中的にどれだけの支持を集めるかは不明ですが、
少なくとも自分には超有効でした。
是非とも再登場を願いたいところです。


猫のお寺の知恩さん 8巻



コミックスのカバーイラストからも分かる通り、
女の子と動物を全力で前面に押し出してきていたこの作品。

絵がとても美しく、女の子や動物だけでなく、
田舎の生活や風景が魅力的に描かれていて、
とても独特な雰囲気を持つ漫画だったのですが、
今巻巻末に、次巻が最終巻となる予告が。

まあ今巻では知恩さんも源くんも、
自分の気持ちを素直に言うことができていたので、
そろそろ終わりというのは仕方がないことでしょうね。
終わりのない、ずっと続く作品など無いのですから。

chion08_zutto.jpg

どのような結末をもって終わるのか。
次巻を、少し寂しい気持ちもありながら、
楽しみに待ちたいと思います。

posted by 山田工作 at 21:54| Comment(0) | コミックス2018
Powered by さくらのブログ