2017年10月25日

さよなら私のクラマー 4巻 その3

「さよなら私のクラマー」4巻感想をもう少し。

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アリスに厳しい声掛けをするチカを見て、
曽志崎は「変わらないな」と思っていました。
つまり曽志崎にとって「先輩」のチカは、
周囲に激しい声掛けをする選手だったわけです。

一方、浦和邦成の監督やチームメイトたちは、
1年生選手として久乃木学園戦に出場し、
負けたのは自分のせいだと先輩たちに謝りながら、
人目もはばからず大泣きしたチカの姿を見ています。

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中学で上級生だったチカしか知らない曽志崎と、
高校に入ってからのチカを見てきたチームメイトでは、
チカに対するイメージが違うのは当然のことです。

チカは、自分が泣き顔を見せた仲間たちと共に、
後藤田監督の指導のもと練習を重ね、
久乃木学園を倒すことを目標としています。
そして、その目標を達成するためにも、
後輩であり、優れた選手でもある曽志崎が、
一緒のチームで戦ってくれることを望んでいました。

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チカは「強さ」を、強い仲間を求めていたわけですが、
曽志崎が高校サッカーで求めたものは違っていました。

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2巻で曽志崎は、久乃木の梶から「思い切った選択をしたね」と言われ、
「思ったより何倍も 面白いチームになりそう」と言っていました。

中学で全国3位になり、日本代表にも選ばれた彼女は、
普通の選手では味わえないような経験をたくさんして、
その過程で様々な選手やチームを見てきたはずです。

そして、強豪校である浦和邦成から誘われながらも、
周防と一緒に蕨青南に行くことを選びました。
それは、その方が「面白そう」だと思ったからでしょう。

「強さ」よりも「面白さ」を選んだわけですが、
なぜ彼女はこういう考えに至ったのでしょうか。
その辺の心情などについては、今後描かれるかもしれません。

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何であれ、今の曽志崎はとても楽しそうです。
周防と共に高校サッカーを歩むことを決め、
その周防も、曽志崎のことを良く理解しているようで何より。
オフサイド」の薬丸とシンゴのような、
高校サッカーを代表する名コンビになるかもしれません。
いや、ポジション的には島本と阿部のコンビか。

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どうしてもサッカーでは「オフサイド」ネタを入れたくなる、
古いサッカー漫画好きなのです。
posted by 山田工作 at 19:50| Comment(0) | コミックス2017

2017年10月22日

さよなら私のクラマー 4巻 その2

前回は浦和邦成を中心に語りましたので、
今回は蕨青南、通称ワラビーズについて。

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サッカーという球技は1チームの選手数が多く、
試合形式だと、両チーム合わせて22人います。
それだけの人数で、一人一人に個性を持たせ、
ちゃんと描き分けるのは大変なことですし、
読者も各キャラを把握するのは結構大変。

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その点、ワラビーズのレギュラー陣は、
1〜11までの番号で通してあるので、
多少サッカーについての知識があれば、
ポジションの把握は比較的楽です。
これは読者の読みやすさを考慮してのことでしょう。
以下に、背番号順で選手紹介をしてみたいと思います。

1番 ゴールキーパー (多分2年生)

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いきなり名前の無いキャラから入ってしまいました。
とはいえGKという超重要ポジションなため、
第1話から登場し、台詞もちゃんとありました。

GKは相手から攻められる場面での登場が多く、
彼女が出てくる時はピンチのことが多いという、
なかなか難儀なポジションであります。

GKは結構好きなポジションなので、
早く名前が確定することと、
何か特別なエピソードが描かれることを期待しています。

2番 宮坂真琴(2年)ディフェンダー

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普段はメガネを掛けていて、
サッカーをする時はメガネを掛けていないという、
チカ先輩とは逆パターン。
運動時はコンタクトを使用でしょうか。

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浦和邦成戦ではアリスとのマッチアップ。
背が高いアリス相手でも負けていません。
他にも守備の要として頻繁に登場。
キャプテンがオフェンスの選手なので、
守備では彼女がリーダーシップを発揮しています。

何となく、チームにとってキャプテンがお父さんで、
彼女がお母さんのような感じがしています。

3番 菊池類(2年)右サイドバック

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今のところ試合で目立つ場面はなく、
普段キャプテンとつるんでいる面子でもないため、
試合以外での登場シーンも少なめ。
それでもちゃんと名前がついていて、
デザイナーとしての役割もあったのだから、
結構おいしいポジションのキャラだと言えます。
今後も、試合以外での活躍が期待できそうです。

4番 曽志崎緑(1年)ボランチ

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中学で全国3位の立役者だけに、
浦和邦成の選手たちからも注目の的。
実際、攻撃に守備にと大車輪の活躍で、
同じボランチとして、チカ先輩に劣らぬ存在感です。

曽志崎と恩田、周防については長くなるので、
改めて別の機会に述べたいと思います。

5番 岸歩(2年)ディフェンダー

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ワラビーズでは一番のショートヘアー。
ややボーイッシュ、という外見特徴はあるものの、
試合では同ポジの宮坂の方が活躍場面が多く、
あまり目立ってはいません。

4巻最後でのアリスへのブロックも失敗。
ただこのシーンでは、彼女と周防の動きの対比が秀逸で、
手の振り方がいかにも女子っぽい感じで描かれている。

また、まつ毛がしっかり描かれているのも特徴的で、
実は結構女の子らしいキャラなのかも、と思わせてくれる。
こういう芸細な、キャラに特徴を持たせる描写は、
読んでいて気付くと、とても嬉しいものです。

6番 左サイドバック(多分2年生)

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彼女もGKと同じく、未だ名前無し。
しかも1巻から3巻までで、
はっきり彼女だと判るコマは1、2コマだけ。

それが浦和邦成戦になってからは、
ポジション的に天馬とマッチアップしたため、
登場場面が増え、台詞も結構ありました。
この娘も早く名前が決まって欲しいものです。

7番 田勢恵梨子(2年)右ウイング。キャプテン。

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攻撃陣の一人として活躍。
ただこの試合では、恩田や曽志崎、周防といった、
自分たちで勝手に動き回る一年生たちに任せている節があり、
指示出しなどはあまりしていません。
浦和邦成には以前、練習試合でコテンパンにされており、
今回は新メンバーの活躍に期待してのことなのでしょう。

ところで、女子に限らずスポーツ選手といえば、
競技中のイメージと私服のギャップが付き物ですが、
これが中高生の場合、制服姿とのギャップも味わえます。

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そして田勢キャプテンの場合、
サッカー時に感じる地味さ加減と、
制服時の可愛さとのギャップが素晴らしいのです。
誰だ、さっき「お父さん」なんて言ったヤツは。
とても魅力的な、現役女子高生なのであります。

8番 恩田希(1年)ミッドフィルダー

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チカ先輩とのマッチアップの末、
持てる才能を一気に炸裂させていた彼女。
久乃木学園戦の時もそうでしたが、
どうもスロースターターな感じがします。
彼女についても、また後ほど。

9番 白鳥綾(1年)センターフォワード

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基本ごっつぁんゴーラーなため、
堅守を誇る対戦相手では出番は少なめ。
4巻ではシュート一本すら打てません。

ゴール前に詰めるだけで他の仕事はせず、
大言壮語な感のある彼女ですが、
予選リーグでチームの全12得点中5点を挙げていたり、
学校の体育の授業ではスポーツ万能ぶりを見せたりと、
決して能力が低いわけでは無い様子。
異様に立っているキャラと意外性で、
今後も活躍してくれることでしょう。

10番 周防すみれ(1年)左ウイング

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ワラビーズの得点源と認識され、
マークを固められなかなか活躍できていません。
それでも、サイドから中に切れ込んだり、
守備に回ったりと、色々と試行錯誤している様子。
ワンマンだった中学と比べ、仲間と環境に恵まれて、
高校に入って一番プレーが変化したのが彼女でしょう。

久乃木の佃と正面から張り合えたあたり、
実力には何の疑問も無い彼女ですから、
放っておいても自然と活躍することでしょう。
ただ、気の強さと無口な性格によって、
人間関係のトラブルを起こすかもしれません。
まあそれもチームプレイスポーツの醍醐味。
試合だけでなく、色々な場面で個性を発揮しそうです。

11番 御徒町紀子(2年)ミッドフィルダー。会計担当。

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攻撃陣の一角を担いながらも、
他の面子が恩田、周防、白鳥と超個性的なため、
転んだり吐いたりといった場面くらいしかなかった彼女。
チーム1の地味顔と、会計担当という裏方仕様で、
今後も地味にチームを支えてくれることでしょう。

レギュラーメンバーは以上ですが、
他に名前が判明している部員が二人。

13番 越前佐和(1年)

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恩田と一緒に入部した新入生。
Wikiによれば、中学ではサッカー部のマネージャーだったよう。
高校では今のところベンチから声援を送るだけですが、
今後は選手として活躍する方向に進むのでしょうか。
それとも、浦和邦成には花房圭という偵察隊がいましたが、
そういう戦術サポートメンバーとなっていくのでしょうか。

?番 平賀(多分2年生)

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3巻の予選リーグで、恩田の交代要員として呼ばれた選手。
4巻では越前と一緒にベンチから声援を送ったり、
ハーフタイムでは出場選手にドリンクを配ったりしています。

1巻の紅白戦で、部員数が17人で、
一年生8人、2年生9人ということが判明しています。
まだ何人か登場していないキャラがいるのですが、
実はこの記事冒頭のハーフタイムシーンにおいて、
恩田と越前を抜いた全員が描かれています。
きっと新川先生の中では部員全員の設定はされているのでしょう。

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サッカーという競技は、1チームあたりの選手の人数が多い上に、
リアルタイムで選手があちこち動き回るという、
漫画で描くにはとても面倒なスポーツです。

両チーム合わせて22人の選手たちが動き回り、
攻守は一瞬で入れ代わり、しかもそれが頻繁に起きる。
最近は現実でのサッカーの知名度も上がったため、
個人のテクニックだけでなく戦術などにも凝る必要があり、
試合展開に合わせて、パッと見て説得力のある、
しっかりした選手のポジショニングを描かなければならない。

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選手一人一人にちゃんとした設定が必要であり、
それぞれの選手が、それぞれの役割に合った動きをする。
それも、刻々と変化する試合状況の中で、
チームカラーや戦術に合わせて、
さらにそのキャラらしい特色を出しながら。

描く方は大変でしょうが、読む方としては、
こういったことがちゃんと描かれていることが、
登場人物に興味を持ち、試合展開に興奮し、
その作品を好きになるための重要な要素です。

そしてこの「さよなら私のクラマー」は、
サッカー描写もキャラクター描写もしっかり描かれ、
とても読み応えのある作品となっています。
今後も、期待を裏切らない面白さで楽しませてくれることでしょう。
posted by 山田工作 at 18:08| Comment(0) | コミックス2017

2017年10月18日

さよなら私のクラマー 4巻

「さよなら私のクラマー」4巻を購読しました。



蕨青南(ワラビーズ)と浦和邦成の戦いが続いていますが、
以前のコミックス紹介の最後で触れたとおり、
チカ先輩が主役の巻となっていました。

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桐島千花。
浦和邦成高校2年。
背番号26。ポジションはボランチ。

「チカ先輩」という呼称は、
同じ中学で後輩だった曽志崎しか使っていませんが、
何だか彼女にピタっとはまっている感じがします。

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普段から髪をアップにしておりおでこ全開。
サッカー時にはスポーツグラスを着用していますが、
普段はコンタクトレンズを使用しているのでしょうか。

体格的には小さいものの豊富な運動量を誇り、
ピッチ上を縦横無尽に駆け回り、相手の攻撃の目を潰す。
フィールドの中盤を支配する守備の要の選手です。

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試合中の気性は激しく、ハードワークを厭わない。
一方で、チームメイトだけでなく、
試合中に対戦相手を気遣う優しさも持つ。

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過去の試合で痛い目にあった際も、
自身を責め、先輩に詫び、悲しみを一身に背負うという、
優しさと、責任感の強さを見せていました。

敗戦に挫けず、高い目標を掲げ努力し、
強豪校としてのプライドも持つ。
強く、優しく、誇り高い、とても魅力的なキャラクターです。

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たまたま、初めてこの作品を読んだのが、
今巻に収録されている彼女が活躍する回で本当に良かった。
おかげで、この作品を読み続けることができた。
そう言えるくらい、自分にとってインパクトのあるキャラでした。

また、今回コミックスで読んでみて、
チカ以外の浦和邦成の選手で気になるキャラがちらほら。

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キャプテンで3年生の財前奈々美。
キャプテンのポジションがセンターバックなあたり、
鉄壁を誇るチームカラーらしさが伺えます。
積極的に指示出しをする姿が凛々しい。

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2年生の海老名あやめ。
キャプテンと共にデフェンダーとして守備を担います。
ドリブル突破を図る恩田に対し立ちふさがる際、
「燃える」ではなく「萌え」ていたのが特徴的。
3巻でも、かつてコンビを組んでいたチカと曽志崎の対戦に、
「萌え」を感じていた彼女。

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ちょっと独特な感性の持ち主のようです。
今巻の表紙を飾る浦和邦成トリオと同じ2年生なので、
今後も何かと登場機会があるかもしれません。期待です。

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その浦和邦成トリオの残り二人、天馬夕と安達太良アリス。
守備重視のチームにおいて、カウンター攻撃を担います。

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天馬夕。背番号は12番。
チカと同じく小柄で、見た目は可愛らしいのですが、
たいそう口の悪い彼女。
ちょっと気になったのが、3巻の九谷の回想シーンで、
「九谷はわたしのつぶれ役ね」と言っている女の子。

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これ、ひょっとすると天馬なのではないですかね。
ストレートな物言いが、何か彼女らしいというか。
だとすると、今後九谷が絡んでくる展開も?
九谷は高校が明らかではありませんが、
これが東京なのか埼玉なのかで事情が違ってきます。
はてさて、どうなるのか。

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安達太良アリス。背番号11のセンターフォワード。
小柄な選手が多い浦和邦成にあって長身が目立ちますが、
見た目でもうタダモノではない感じがしています。

天馬と二人で鮮やかなカウンター攻撃を仕掛けたり、
相手選手のディフェンスをものともしなかったりと、
素晴らしい身体能力を秘めていました。

チカ、ユウ、アリスの三人組を中心に、
実は結構個性的なチームだった浦和邦成。
そのチームを作り上げたのが、後藤田監督。

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あまり生徒たちから尊敬はされていない様子。
しかし、生徒たちが好き放題言いたいことを言っているあたり、
しっかりとした信頼関係はあるようです。
まあ、このチームにしてこの監督あり、と言った感じでしょうか。

今回は浦和邦成について述べるだけで終ってしまいました。
ワラビーズや、ちょこっと登場した佃や井藤、
作品全体への感想などは、今後できたら書こうと思います・・・
posted by 山田工作 at 22:38| Comment(0) | コミックス2017

2017年10月17日

肉極道 2巻 + 愛気-S 8巻

「肉極道」2巻を購読しました。



二ヶ月連続刊行ということで、
1巻から間を置かずに発売されました。

話の内容は2巻になっても概ね変わらず。

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亡くなった祖父の飲食店を継いだものの、
料理が下手なまなびちゃんが不味い料理を出す
 ↓
お肉大好き、見た目が極道風の男が激怒
 ↓
料理の仕方をレクチャー
 ↓
美味しい肉料理を頂く、というもの。

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ほぼ全ての話が、一話完結のこの形式で描かれています。
一話につき一つの肉料理というのも変わらないので、
どの話も気軽に、かつじっくりと味わうことができます。

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そしてどの話を読んでも、お肉が食べたくなること請け合い。
どの肉料理も美味しそうです。

1巻ではステーキに始まって、トンカツやハンバーグなど、
定番的な肉料理が多かったのですが、
2巻ではホットドッグやチキンナゲットといった、
やや変則的な料理が多く登場。

中には「グーラッシュ」という耳馴染みの無い料理も。
1巻のラムチョップなど、普段あまり食べない、
珍しいものが登場するのもこの作品の魅力の一つ。
ひとくちに「肉」と言っても色んな種類があり、
その料理もたくさんあるのだということが分かります。

日常で何気なく食べている食事ですが、
その中の「肉」一つにこだわることによって、
「食」の中にある多様性が見えてくる。
そんな作品に仕上がっています。


「愛気ーS」8巻も購読しました。



前巻が1月でしたので、こちらは随分久しぶりです。

表紙には謎の女性キャラ。
今のところ分かるのは「ジェシカ」という名前と、
相鉄氏や大会運営と知り合いということくらい。
あとは見た目で、立派なおっぱい。

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物語の終盤の今頃になって登場してきたあたり、
かなり重要なキャラなのでしょうが、
ひょっとすると、烏丸編のバルボアと同じように、
エピソードの終わりを告げるキャラなのかもしれません。

実際、お話の方でも重大局面が有り。
オルレアンの巨人娘ことカサンドラ嬢が、
承久との再戦において、おっぱい固めを繰り出します。

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この戦いで承久はボロボロになってしまいますが、
烏丸編にしろヴェロニカ編にしろ、
承久は傷ついてからが本番なところがあるので、
その点からしても終盤感が伺えます。

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大会運営も「計画の大詰め」と言っているあたり、
そろそろ謎に満ちたこの大会も種明かしの時。
計画自体は読者からすればバレバレなわけですが、
一体どういう風に幕引きが行われるのか。

個人的には、巻の最後でアッサリ倒れたカサンドラ嬢に、
もう一度大暴れして欲しいところですが、どうなることか。
何にせよ、また当分は次巻が出そうもないので、
ここはじっくりと待つことに致しましょう。

posted by 山田工作 at 19:24| Comment(0) | コミックス2017

2017年10月10日

秋のチャンピオン祭り2017

今回はチャンピオンコミックスをまとめてご紹介。



「六道の悪女たち」6巻

前巻の文化祭うきうきモードから一変し、
ついに鬼島連合が悪の本性を露わにしてきました。

松々宮童子の策略により、六道たちは亞森高内で孤立してしまい、
あろうことか六道と蘭奈さんが引き離されてしまう事態に。
てっきり蘭奈VS新生鬼島連合の構図になると思っていたのですが、
あの手この手を使って、真っ先に六道と蘭奈を分断した童子。
只者で無い感じがひしひしと伝わってきます。

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ただ、巧みな話術により蘭奈は童子についていきましたが、
実際のところ、六道により心が変化しかかっていたところに、
その隙を童子に突かれたようなもので、全く納得はしていない様子。
蘭奈の、六道を信頼し愛する想いは不変であり、
自分には、蘭奈が童子をぶっ飛ばす未来しか見えません。

この予想が当たるかどうかは分かりませんが、
今巻では嬉しいかたちで、以前の予測が裏切られました。
4巻で莇美編が終わった際に、
これでもう当分莇美は見られないのかと思っていたら、
なんと早くも今巻にて再登場。

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しかも、個人的に注目していた山田氏も一緒に。
これは予想が外れて嬉しい、驚きの展開でした。

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六道たち一派は蘭奈がいなくなったことにより、
戦闘力があるのは波瑠也と幼田だけ。
いくら幼田が一騎当千とはいえ、鬼島連合との戦力差は歴然。
そんな状況で頼もしい援軍が現れてくれました。

もう一つ驚きだったのが、チーム竜宮の総長、
乙姫恵梨香さんの強さ。

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そりゃあチームを率いているくらいですし、
六道と出会う前の蘭奈を手懐けていたことからしても、
只者ではないと思っていましたが、かなり規格外でした。
そしてそんな彼女があっさり捕まる展開も驚き。
この、全く先の読めない展開、素晴らしく面白いです。

ただ一つ、予想を裏切らないのが六道たちの情熱。
学校内で孤立する六道を、信じると言い切った波瑠也。
童子の言葉を頭から信じず、自分の目で確かめた大佐と課長。
そんな彼らに支えられ、蘭奈と引き離された状況であっても、
決して蘭奈を、仲間たちを、学校そのものを諦めず、
何とか良い方向に持っていこうと努力する六道。
この姿勢、この熱さこそがこの作品の真骨頂。

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ちょっと熱くなり過ぎて、
学校の中心で愛を叫んでしまった六道。
六道と蘭奈が引き離されているこの状況で、
実は一番寂しいのは六道なのかもしれません。

六道と蘭奈がイチャイチャする描写がほとんどなく、
カップル好きの自分としてはちょっと残念でしたが、
その分は巻末描き下ろしのおまけ漫画、
「今日の乱奈さん」でラブラブ成分を補給。
今巻も内容充実の一冊でありました。



「魔入りました!入間くん」2巻

両親により悪魔に売られ、その悪魔の孫として、
魔界の学校に通うことになった鈴木入間くん。

前巻では、彼特有の優しさと思いやりで、
友達ができたりテストを突破したりしていました。
それが今巻では、ただ優しいだけではなく、
自発的な決意と努力でもってテストに臨み、
そのことが周囲からの一層の評価を得ることに繋がりました。
やはり「努力・友情・勝利」は少年漫画になくてはならないモノですね。

さて、そんな入間くんの自発性を引き出したのが、
魔界学園の生徒会長である、アゼザル・アメリ嬢。

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ちょっとキツめな美人で、猫耳のような髪型が特徴的。
背が高く、スタイル抜群で、態度もL。
色々なところが大きいアメリさんですが、
そんな大きい彼女と出会ったことで、
入間くんは一皮剥けることができました。
男って、女で変わるもの。
まさか入間くんが自分と同じく巨女好きだったとはなあ…。
(多分違う)

アメリさんは今巻におけるキーパーソンであり、
彼女により、魔界と人間との関係が少し分かりました。

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この世界では、悪魔が人間と接触することは極まれであること。
魔界の悪魔たちは、一般的には人間についてほとんど知識がないこと。
高位の悪魔といえども万能ではなく、人間の文字などは読めないこと。

そういう状況の中で、入間が人間であることに気付きつつも、
自分の趣味を最優先にしてしまうアメリ嬢。
じつは結構ポンコツなのかもしれません。

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いや、己の欲望に忠実なのは、悪魔の悪魔たる証左か。
理知的で、尊大で、ちょっと抜けている。
魅力的な女性キャラがまた登場したものです。

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この作品のヒロインは間違いなく入間くんですので、
彼を巡る悪魔たちの戦いや駆け引きなどが今後の見所。
アメリやクララといった女性陣だけでなく、
アスモデウスやサブノックなど男性陣からもモテモテ。
入間くんを中心にしたドタバタ劇に今後も注目です。



「みつどもえ」19巻

長きに渡る連載もついに終わりの時。今巻が最終巻です。
表紙イラストを1巻と見比べて、絵の違いにちょっと感傷的になったり。

週刊チャンピオンで連載を開始し、作者の結婚などもあり、
連載の休止、掲載誌の移動など、様々なことがありました。
それでも10年以上続いたのは、ひとえにこの作品独自の魅力でしょう。

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最初は携帯電話を持っていることを自慢していた杉ちゃんも、
気がつけばスマホユーザーに。
彼女たちはずっと小学六年生のまま、
社会の変化に対応し、流行を取り入れ、
読者を楽しませてくれました。

今巻では小学校イベントの集大成ともいえる修学旅行があり、
巻頭ではカラーの入浴シーンもあり。
巻末には描き下しでの中学の制服姿の三つ子たち。

終わり良ければ全て良し。
素晴らしい幕切れとなりました。

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既に週刊少年チャンピオンでは新作「ロロッロ」がスタートしています。
桜井のりお先生の、今後の益々のご活躍を祈念しております。
posted by 山田工作 at 22:46| Comment(0) | コミックス2017
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