2017年08月24日

ディーふらぐ! 12巻

「ディーふらぐ!」12巻を購読しました。



前巻が出たのが去年の10月。
ほぼ年に一度のお楽しみでございます。

表紙を飾るのは、稲田
おおついに稲田が、じゃあ本編でも活躍したのかな?
でも何だか雰囲気が変わったような・・・?
と思って読んでみたら、違う!
これは稲田じゃない!!
てか、誰!?

クッシー先輩以上に意表を突いた表紙キャラチョイス。
確かに本編を読めば重要なキャラだというのも分かりますが、
ううーん、コレは他にも良い選択肢があったのでは・・・?

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例えば、個人的には相撲のお話が面白かったので、
そこで聖立川女学院側で登場した甲州さんと砂川さんか、
やはりそこで風間側として活躍した、
前生徒会長のタマちゃんこと境多摩センパイと、
現生徒会長のちーちゃんこと烏山千歳、
この二人のツーショットで良かったのではないかなあ、と。

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何故かタマ先輩と一緒にツインテにして、
フリフリの衣装を着て照れていた千歳。
一体何があったというのか・・・。

彼女は10巻の幽霊騒動以降、
とても可愛らしくなりましたね。
相撲対決でのマワシ姿を風間に見られ、
恥ずかしがってる表情も素晴らしく良い。

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ああ、いっそマワシ姿の女子相撲表紙であったなら・・・。
って、思いっきり別の作品になってしまいますね。

さて、聖立川女学院編として色々あった本編ですが、
その本編以上に面白かったのがラストの打ち上げシーン。
柴崎姉妹と高尾が風間家に転がり込んでいることを、
之江ちゃんがうっかりぽろり。
それにより場は一気に「すわ同棲か!?」と大騒ぎに。

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そんな中、静かに涙を流す船堀。
これまで幾度となく泣き顔を見せてきた彼女ですが、
このシーンでのこの涙はシリアス度が全然違います。

過去の展開から風間への好意は明らかだった船堀ですが、
そのことに気付いているのかいないのか、
当の風間は全くの無反応を貫いていました。
というか、風間は全ての女性陣に対して、
恋愛感情を向けることはありませんでしたし。

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そのことについて桜から尋ねられるシーンがあり、
そこでもやはり答えをはぐらかす風間。
しかし、恋愛についての質問が出たこと自体が進展と言えます。

今後、風間に恋愛風が吹くのか。
それとも今まで通りの朴念仁を貫くのか。
ドタバタ学園ギャグ漫画のままなのか、
ラブコメ路線へと舵を切るのか。
正直、自分はどっちでも楽しめるのでどっちでも良いのですが、
そこはそれ、今後の展開予想が楽しくなってきました。

待て、次巻!! (おおよそ一年)
posted by 山田工作 at 19:26| Comment(0) | コミックス2017

2017年08月23日

青春しょんぼりクラブ 15巻 + 早乙女選手、ひたかくす 3巻

「青春しょんぼりクラブ」15巻を購読しました。



これにて最終巻、なのですが、
既にアナウンスされているように、
番外編がもう少し続くようです。

本編ではここ数巻に渡って、
にまと隠岐島のラブラブっぷりが描かれていましたが、
これからの番外編は依子を中心に描かれるとのこと。
依子好きな自分としてはとても嬉しい展開です。

本編は今巻が最終巻ということで、ほぼ全キャラが登場し、
カナと津和野、簸川とさおりん、乃木副会長と一畑といった、
にまたち以外のカップルについての描写はあったのに、
日御崎はほとんど登場しませんでした。
今後の、番外編の依子のためにとってあるのでしょう。

依子と日御崎の関係についてはとても気になるところですが、
本編ではあえてそれには触れず、にまと隠岐島の関係、
そして、にまと青心研の関係に焦点を絞って最後を迎えたのは、
この作品の本筋として、とても良かったように思います。

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にまは「まだ一年しか経っていないんだ」と驚いていましたが、
とても濃密で、充実した一年だったことでしょう。
それは読者も同じことで、にまとカナとの喧嘩などは、
ずいぶん昔の出来事のように感じられます。
まあ実際読者はもう何年にも渡って読んでいるワケで、
現実時間ではずいぶんと経ちました。

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今巻ではにまが生徒会長と渡りあっています。
強くなったもんだなあ、と思わなくもないですが、
カナと喧嘩したり、庄原先輩とやりあったりと、
もともと結構気の強い子でしたね。

にまと青心研の一年間を、とても楽しめた作品でした。
素敵な作品を描いて下さったアサダニッキ先生には感謝を。
青心研と、登場した全てのキャラクターたちには祝福を。
そんな気分にさせてくれる、良い最終巻でありました。

そして今後は、依子についてのお話。
青心研を作ったのは依子ですし、
にまと二人三脚で一年過ごした依子は、
もう一人の主人公であるといえます。

人を好きになるというのはどういうことなのか。
この難しい問いに、にまや他の人たちではなく、
自分自身を通して、何か答えを出すことができるのでしょうか。

本編ではにまがハッピーエンドを迎えたのだから、
依子にも番外編では幸せになってもらいたいものです。
でもそれは、決して恋愛に縛られる必要は無いとも思います。
いずれにせよ、どんな答えが出るのか、それとも出ないのか。
もう少しの間、楽しみに待っていたいと思います。

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生徒会副会長の乃木さんと一畑のカップルも好きなので、
また登場シーンがあるといいなあ。
そちらも期待。


「早乙女選手、ひたかくす」3巻も購読しました。



「しょんぼりクラブ」とは違い、
こちらは最初から主人公カップルが成立していますし、
まあそれなりにバカップルぶりも発揮しているのですが、
何というか、こちらの二人の方が関係の進展は遅そうな気がします。

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サトルと八重、二人が揃ってボクシングバカであることから、
恋愛<ボクシングの構図が見て取れます。
やはりスポコンと恋愛は相性が難しいのでしょうか。

思えば、同じボクシング漫画である「BUYUDEN」でも、
主人公とヒロインの関係はほとんど進展しませんでした。
女子ボクシング漫画である「ライスショルダー」でも、
恋愛要素はかなり薄味な感じでしたし、
ボクシング漫画としては大長編となっている「はじめの一歩」では、
ほんの少しラブコメ要素があるものの、刺身のツマ以下の量です。

古くは「明日のジョー」や「リングにかけろ」なども、
男女の恋愛はほとんど描かれませんでしたし、
ひょっとしてボクシングと恋愛は相性が悪い・・・?

しかしここは逆転の発想で。
この「早乙女選手」は、実はボクシング漫画ではなく、
ボクシングをしているラブコメ漫画なのだとしたら。

サトルと八重が付き合っていることは秘密事項であり、
そんな二人がいかに密かに親密になっていくかが、
この作品のキモとなっています。
そういう点では「BUYUDEN」よりも、
中学生ラブコメだった「富士山さんは思春期」の方が、
この作品に似ているのかもしれません。

そういえば「富士山さん」も、主人公たちはバレー部員で、
スポーツ要素はそれなりにありました。
一緒に合宿に行ったり、そこで親密度が上がったり、
付き合ってることがバレないよう奮闘したりと、
運動部であることを上手く恋愛に絡めていました。

あれ、スポーツとラブコメは、実は相性が良い・・・?

作品個々の違いはあるとして、全体として見れば、
少年向け作品では、スポーツ>恋愛、
青年向け作品では、スポーツ<恋愛、
という比重の違いがあるように思います。

そして「早乙女選手」は青年誌のスピリッツ連載。
となれば、否が応にでもラブコメ部分に期待してしまいます。
今後サトルと八重の関係はどんな風に変化していくのか。
どんなトラブル、ハプニング、アクシデントが起こるのか。

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2巻では登場しなかったサトルの姉が登場して嬉しい限りですが、
1巻から触れられている、サトルの過去にあった出来事とは何なのか。

どうにも因縁がらみの京都への遠征という、
長期のお泊まりイベントがどんな結果をもたらすのか。

色々な部分に注目しながら今後を見守りたいと思います。
posted by 山田工作 at 22:28| Comment(0) | コミックス2017

2017年08月14日

<役割語>小辞典

今回は漫画ではなく、「〈役割語〉小辞典」という本をご紹介。



「役割語」というのは、その言葉が使われることによって、
話す人の性別や出身地や職業などが分かるという、
特定の役割を持ってステレオタイプに使われる言葉のことです。

例えば自分のことを「オラ」と呼ぶ人は田舎者を表し、
語尾に「でっか」と言う人は関西人であるという風に、
日本語の表現の中には、特定の言葉を使うことによって、
その人となりの説明が省略することができたり、
キャラクター性が強化されるものがあります。

そういった言葉について、その言葉の役割や用法だけでなく、
歴史的にどうやって発生し展開してきたかを文学を基に解説し、
用例として文学だけでなく漫画の引用が多く使われています。
そのため、漫画好きとしては読んでいて楽しいだけでなく、
言葉の成り立ちや使い方について意外な発見がたくさんあり、
面白くてためになる、お得感のある一冊となっています。

例えば、一番最初に載っている言葉の「あかん」。
言葉としては「埒が明かぬ」を省略した「明かぬ」が、
更に変化して生まれた、という解説があり、
それだけでも「へえ〜」といった感じなのですが、
それが何故関西弁を代表する言葉となったのかが、
ドラマなどで使われたことを参考に説明されています。
そして用法の一例として提示されているのが、
動物のお医者さん」のミケ。

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この、ある言葉を代表する例として、
どんな漫画のどのキャラが登場するか、というのが、
この本の楽しみの一つとなっています。

例えば「ウチ」という一人称。
いろんなキャラクターが思い浮かぶでしょうが、
開いてみれば、多くの人が納得のあのキャラが載っています。

また、「おじゃる」。
これはもう、誰もが思い浮かべるあのキャラが。

そして「ぼく」。
これはとても多くのキャラクターが使う一人称ですが、
この本では「おれ」との対比をする上で、
ちょっとひねりの利いたキャラ選択をしています。
そして「おれ」の方はというと、語感をより強調するため、
とても意外なキャラが参考に使われていたりと、
言葉同士を比べても楽しい作りになっています。

また、語尾に使う言葉としては、
中国系キャラの定番となっている「ある」。
この言葉がいつ、どのようにして使われるようになったのかが、
宮沢賢治の童話や田川水泡の漫画などを例に解説しており、
なるほどなあと感心することしきり。

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個人的にヒットだったのが、
笑い声の「ほほほ・おほほ」の項。
使用参考例はもちろん「お蝶夫人」なのですが、
「ほほほ」が登場時の代名詞となっているキャラとして、
九能小太刀が挙げられていて、ファンとしてはとても嬉しい。

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初版発行が2014年と比較的最近なので、
例示されるキャラに「ONE PIECE」の狐火の錦えもんや、
ドラマ「あまちゃん」の天野アキがいたりするなど、
結構新しめのキャラが登場するので、
若い人でも読んで楽しめる本だと思います。

漫画好きなひと。
言葉のなりたちなどに興味があるひと。
ポピュラーカルチャーについて調べてみたいひと。
色んなひとにオススメの一冊です。

posted by 山田工作 at 19:19| Comment(0) | 日記

2017年08月10日

ONE PIECE 86巻 + ゴロセウム 5巻

「ONE PIECE」 86巻を購読しました。



予想通りというか何というか、
ビッグマム暗殺計画は失敗してしまいました。
まああれだけの強キャラがあっさり倒されるワケもなく。

意外だったのが、プリンの精神的な打たれ弱さ。

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サンジの一言で、あっけなく陥落してしまいました。

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自分の姿を呪い、激しく裏表のある性格になることで、
これまで何とか自分を保ってきたのでしょう。
しかしそんな気丈さも、真心のこもったサンジの言葉によって、
脆くも崩れ去ってしまいました。

ただ、今後彼女がこれでフェードアウトということは無く、
むしろより一層、プリンの重要度は増したといえるでしょう。
彼女が三つ目族であることの理由や目的が、
これまでの話の中では全く触れられていませんし、
何より、策略絡みとはいえ婚約者となったのですから、
サンジの女性関係に波風を立てる存在となってもらわねば。

前巻までの、ぶりっ娘のフリをしていた実は悪女キャラ、
というプリンにはそれほど魅力を感じていませんでした。

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しかし今巻で流した涙。
これだけでもう許すよ、といった感じですし、
一気に魅力的な女性キャラとなりました。

ナミとロビンに加えて、まさに第三の目として、
今後のサンジの女性問題と物語に彩りを加える、
そんな存在となることを期待しています。


「ゴロセウム」5巻も購読しました。



予想通りというか何というか、
土方辰美サンは仲間になってしまいました。
まああれだけの巨乳キャラがあっさり殺されるワケもなく。

意外だったのが、辰美の精神的なチョロさ。

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オッサンらの誉め言葉で、あっけなく陥落してしまいました。

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自分の血筋を誇り、激しい鍛錬を積むことによって、
強い武術家としての自分を保ってきた彼女。
しかしそんな強キャラぶりも、オッサンらの賛辞によって、
脆くも崩れ去ってしまいました。

今後彼女がこれでフェードアウトということが無いよう、
祈るばかりでございます。
posted by 山田工作 at 21:25| Comment(0) | コミックス2017

2017年08月01日

銀子の窓口 3巻 + ふたりモノローグ 1巻

「銀子の窓口」3巻を購読しました。



銀行の窓口係(テラー)として働く東雲銀子さんを主人公に、
彼女や銀行に関係する人々の様子を描いたこの作品も3巻目。
まんがライフオリジナルにて連載されている4コマ漫画で、
作者の唐草ミチル先生は元銀行勤務ということもあって、
内部関係者でないと描けないようなネタがたくさんあります。

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この残高証明が出入金当日はできないということなどは、
金融機関関係の人でなければネタにできないでしょうし、
それが原因のトラブルが起きた時の登場人物たちの振る舞いなど、
社会人として働く人たちの様子がしっかり描かれており、
「銀行ドラマ」としての面白さがこの作品の魅力です。

1巻2巻では、主として銀行内での業務を描いていました。
3巻でも支店内での業務の様子が中心なのは変わりがないのですが
2巻の終盤で主要キャラの一人、見城エレナ主任が異動し、
銀子の支店だけでなくエリア担当となったため、
より広い視点での銀行のお仕事を扱うようになりました。

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この主任改め見城エリアリーダーがとても好きなキャラという事は、
その理由などを詳しく2巻の記事で書きました。
支店を離れたことにより彼女の出番は減ってしまうのでは?
と心配していましたが、実際はそんなことはなく。

前述のとおり彼女の異動で銀行ネタの幅が広がっただけでなく、
普段は支店にいないキャラが折りに触れて登場することで、
お話全体にメリハリがつくようになっています。

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スーパーテラーである銀子と互角に渡り合えるキャラが、
今のところ「えれたん」しかいないこともあって、
お互いに厳しく、且つ信頼関係もある女性同士の、
女の友情を描く上でも欠かせない存在です。

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今巻でも様々な場面で登場。
仕事の時はアップにしている髪もオフの時は下ろしていたり、
婚活に負け続けているかと思えば実は2勝していたりと、
色んな情報を知ることができました。
(未だ独身女性の、婚活における2勝とは・・・?)

そして今巻では巻末にビッグサプライズ。
えれたんを主役に据えた描き下ろし漫画が!
なんと素晴らしいことでしょう。
これだけでも買った甲斐があるというものです。
今後も「銀子の窓口」とえれたんを、
強く応援していこうと誓った次第であります。


「ふたりモノローグ」1巻も購読しました。



以前紹介した「つまさきおとしと私」の作者である、
ツナミノユウ先生のウェブでの新連載作品です。
こちらのサイトで読むことができます。

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見た目はギャル系でグラマーなクール美人。
勉強も運動もでき、家事全般も得意としているものの、
自分が一番親しくしたいと思う相手には上手く接することができない、
ややコミュ障気味なところがある御厨みかげ。

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体が小さく見た目に地味で、内気で引っ込み思案、
でも優しく思いやりのある性格の麻績村ひなた。

この二人の女子高生の友情やすれ違いを軸に、
高校生という多感な時期の男女の心模様を描いたこの作品。

コミュニケーションの表面に現れる部分よりも、
キャラクターの心情や葛藤を中心に描いているため、
男女に関わらず、人間関係において「あるある」と感じる、
ちょっとイタく感じる場面が多く出てきます。

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人によってはそれに親近感を覚えたり、
思わず笑ってしまったり、逆に引いてしまったりと、
読者によって感想ががらりと変わってきそうな作品です。

また、みかげのひなへの想いがとても百合感の強いものであり、
それが見事なほどラブとライクの一方通行なことから、
ラブコメ的な要素も結構大きめ。

明るくさっぱりしていて、アハハと笑える作風ではなく、
暗く湿った、どこか居心地の悪い、
苦笑まじりに楽しむタイプの作品となっていて、
これこそツナミノユウ先生の真骨頂といった感じです。

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主人公の二人以外の登場人物たちも個性的。
今はまだそれほどキャラは多くありませんが、
これからどんどんアクの強い脇役たちが登場することでしょう。
そういった部分にも期待していきたいと思います。

このコミックス発売とほぼ同時期に、
なんとドラマ化が発表されるというサプライズがありました。
これはツナミノワールドを広く世間に知らしめるチャンス。
是非とも話題となり、コミックスの売り上げも延びて欲しいところです。
posted by 山田工作 at 22:40| Comment(0) | コミックス2017
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