2017年03月29日

Vita 買い換え

PlayStation Vita を買い換えました。

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これまで使っていたVITAは「PCH-1100」という型のもので、
現在はもう生産されていない、いわゆる旧型です。
特徴としては、有機ELというキレイな画面と、
SIMスロットがあり、3G通信機能を持っています。

今では新型のものが発売されており、
新型は旧型より薄く、軽く、バッテリーの持ちも良いのですが、
画面が液晶となり、SIMスロットもありません。
なので今回、新型ではなく敢えて旧型を買い直しました。

以前から使用していたVITAは、少し前に床に落として以降、
画面のタッチ機能に不具合が発生していました。
具体的には、画面に触れていないのに勝手に反応するようになり、
これがゲームだけでなく、ネットをしたり動画を見たりする上で、
かなりストレスを感じる不具合だったのです。

例えばツイッターをしている際に勝手にリンクを踏んでしまい、
不意に別画面に飛んだり、ブラウザを開いたりする。
文字を入力している最中にキャンセルされてしまうこともあり、
画面タッチが過敏な時はスティックとボタンで文字入力をせざるを得ず、
これがまた時間がかかってメンドクサい。

ツイッターは気軽に見て書き込めるのがウリであるのに、
VITAの故障のせいで、見るにも書き込むにも支障がある、
苦痛を感じながら利用するような状況になっていました。

改善策を考えた際、まずVITAを修理に出そうと思ったのですが、
これだと修理期間中は自宅外でツイッターができない。
(立派なネット依存状態)
また購入から1年以上経っていて保証期間も過ぎていたため、
結構な金額(1万円以上)の修理代がかかることが分かりました。

それなら1万円くらいの格安スマホでも購入しようかと思い、
ネットでスマホやタブレットのことを色々と調べてみたのですが、
安いものは耐久性や入力のスムーズさに難がある感じが。
またバックドアなど、情報流出の危険も高そうで、
ある程度信頼性の高いスマホやタブとなると、
Vitaを買い直すのと大差ないか、むしろ高くなってしまう。

ならVitaを買い直すか、と思ったのですが、
3G通信のできるVITAは今はもう生産しておらず、
新品在庫の価格は総じて高め。
中古は自分の手持ちの状態を考えれば論外。
現行型のVitaはそれなりの値段なのですが、
SIMスロットが無く単体ではネットに繋げない。

またVita独自のツイッタークライアント「Live Tweet」は、
・複数画像の表示ができない(一番最初の画像だけ)
・動画の再生ができない
・引用リツイートが表示されない
・文字数制限が昔のままで、画像URLなどが文字数に含まれる
とイマイチな部分が多く、今後の更新も期待できない。

それでも、タッチ画面とスティックやボタンをフルに使った、
「Vitaでツイッター」は、何とも軽快な操作感があり、
何より「ゲーム機でネットができる」という楽しさがありました。

また旧型機の重く厚い金属ボディも所有満足感が高く、
何より単体でネットに繋げるところは大きな魅力。

Vita用のゲームはもちろんのこと、
PSストアからPSやPCエンジンなどの、
様々なゲームをダウンロードして遊べる。

自宅のソニー製BDレコーダーからの動画の転送も容易。

自分がメリットに感じることの多さから、
新たに旧型Vitaを買うことにしました。

新しく来たVitaは、当たり前ですが変な不具合もなく、
以前のような快適な利用ができています。
一度不便を知ると、当たり前がありがたく感じられていいですね。
この「ありがたい」という気持ちを大切にして、
今度は壊さないよう、大事に使おうと思っています。

posted by 山田工作 at 22:08| Comment(0) | 日記

2017年03月26日

マヤさんの夜ふかし 2巻 + 鬼灯の冷徹 24巻

「マヤさんの夜ふかし」2巻を購読しました。



現代の東京で一人暮らしをする魔女、
所間マヤさんの日常を描いたこの作品。

1巻では魔女らしく結構魔法を使っていたマヤさんですが、
2巻ではほとんど使う場面がありません。
そのため、黒髪ストレートロングで眼鏡で巨乳のお姉さんが、
自分の部屋でだらだら過ごしているだけ、
という場面がほとんどの漫画となっているのですが、
それはそれで、身近に感じられるシーンが多くて良いですね。

東北で暮らすマヤさんの友達、豆山とのやりとりは軽妙で楽しく、
コミュ障で引きこもりのマヤさんが、現代社会のネット環境のおかげで、
遠く離れていても気心の知れた相手と親しく会話ができるというのは、
ネット社会の有用性を示す良い例だと思います。

引きこもりを助長する悪い例だ、という意見もあるかもしれませんが、
自分が生活する社会の資源を有効に利用して、
自分が暮らしやすい環境を整えることができるというのは、
それが出来ないことに比べればとても幸せなことでしょう。

ネットがあるおかげで、マヤさんは豆山と交流でき、
お互いが意見を言い合い、共感したり、刺激を受けたりしています。
それぞれの意見が合うこともあれば異なることもあり、
そういったやりとり全てが、相手のことに思いを巡らせ、
相互認識するための大切な時間となっています。

日常の他愛もないことを気軽におしゃべりできる相手がいる。
これがどれほど幸せなことかが、この作品を通じて実感できます。

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さて、肝心の2巻の内容ですが、
豆山のフルネームが「豆山苗」だと分かったり、
マヤさんが三姉妹の末っ子であったり、祖母がいたりと、
色々なことが新たに分かるお話が多くありました。

マヤさんと豆山の会話の日常度の高さも相変わらずで、
二人の会話に共感したりしなかったり、感心したりと、
とても親近感の湧く内容となっています。

狭いところで過ごすのが好きで、
中でもトイレがとても落ち着くというのはよく分かります。

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一人暮らしをこじらせてしまうと、
請求書にすら安らぎを覚えるというのは分かりませんが。

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新しいゲーム機を購入した興奮のあまり、
わざわざ開封の儀を執り行うというのはまあ分からなくはないですが、
それを客観的に批判する豆山の気分もやはり分かったり。

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遠く離れて暮らす女性二人の、
それぞれの生活を覗き見ているようなこの作品。
マヤさんも豆山も、どちらも魅力的なキャラクターですし、
独自の雰囲気の面白さがとてもお気に入りなのです。

WEBコミックぜにょんで読むことが出来るのですが、
最近、作品ページが表示される直前に、
「5月1日から新連載」という文字が一瞬見えるのが気になるトコロ。
今巻の巻末で、作者の保谷伸先生も気になる言葉を述べていて、
何だか不穏な感じがして先行きが不安になってしまいます。
お気に入りの漫画なので、できれば長く続いて欲しいところですが・・・


「鬼灯の冷徹」24巻も購読しました。



地獄が舞台の作品ではありますが、
現代社会とも強く結びつきのある世界なので、
こちらも「日常あるある」ネタが豊富です。
パソコンの動作不良にキレる桃太郎、なんてのが見れるのは、
世界広しといえどこの作品くらいのものでしょう。

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ファンタジックな舞台設定なためキャラクター設定が尖っており、
鬼や妖怪、歴史上の偉人や架空の物語の登場人物、
神や悪魔に、犬や猫などの動物たちまでもが、
それぞれの立場で自由に意見を言い合うのがこの作品の魅力の一つ。

よくまあこれだけ多くのキャラクターたちを揃えて、
それぞれに特徴のある、異なる意見を述べさせられるものだと、
作者の江口夏実先生の視点の鋭さと豊かな想像力に感心しきりです。

例えば今巻では、かちかち山の兎である芥子ちゃんが、
「強さとは何か?」という問いの答えを求めるのですが、
そこで様々なキャラクターから持論が語られます。

ある者は強さとは自由だと言い、ある者は自分磨きだと言う。
多くの意見がある中で自分が気に入ったのは、
「強さとは長く続けることだ! 強さとは自制心だ!」
という葉鶏頭さんの意見と、

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「強さね・・・ そうさね 下手(したで)に出るってことよ」
という小判にゃんの言葉に同意する野干の檎というシーン。

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どの意見にもうなずける部分はあり、
どのキャラもそのキャラらしい物言いで、
こういう多様性が楽しめる作品というのはありがたいです。

世の中には色んな意見や考え方があること。
それは生き方や立場などで千差万別であり、
自分と全く同じ意見などそうそう無いのだということ。

そういうことがとても実感できる作品であり、
そもそも本を読むということは自分と異なる考えを知る行為で、
それは自分の思考を豊かにするためのものであるということを、
あらためて考えさせられました。

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子供時代の狐の兄弟たち。
このぼんくら具合も素晴らしい。

今巻は子供時代のキャラも多く、
バラエティに富んだ、とても楽しい巻でした。
posted by 山田工作 at 14:47| Comment(0) | コミックス2017

2017年03月17日

ルーズソックスをもう一度

前回の「とうげる!ヨツワちゃん」についての記事で、
ルーズソックスを気になるアイテムとして挙げました。

ルーズソックスについてネットで調べてみると、
90年代に女子高生の制服ファッションとして登場し、
その後、女子中高生の間で広く普及し一般化したものの、
2000年代には衰退していったことが分かります。

流行当時にはもう高校を卒業していたオッサンとしては、
ルーズソックスは全く身近なものでは無かったので、
ギャル系女子限定のファッションアイテムという認識がありました。
しかし実際の90年代の女子中高生の間では、
制服着用時のファッションとして広く定着していたようです。

それは漫画の世界にも現れていて、
超メジャー作品である「犬夜叉」の主人公で、
特にギャルでも無い日暮かごめ嬢がルーズソックスを着用していたり、
それ以外の漫画でも普通の女子学生キャラが身に付けていることからも、
特にギャル系キャラに限定したアイテムでは無いことが分かります。

ルーズソックスを履いたギャル系JK的な漫画キャラとして、
自分が真っ先に思い浮かべたのは、
ケロロ軍曹」のアンゴル・モアちゃんでした。

宇宙人のモア殿が地球人に擬態する際に選んだ人間が、
いわゆる「コギャル」であったため、
ガングロでルーズソックスなJKという外見になりましたが、
直後に「カカロット症候群」を起こしてしまったため、
外見はコギャル、性格は純真無垢という、
いわゆるギャップ萌えなキャラとなりました。

このモア殿とルーズソックスのイメージの結びつきが強かったため、
ルーズソックス=ギャル系という認識が自分の中にあったのですが、
実際は広く女子中高生の間で使用されていたことから、
「ケロロ軍曹」の中でも、モア殿だけでなく、
ヒロインの日向夏美やその友人なども普通に履いています。

広く世間に認知されたモノが漫画に反映されるのは当然のこと。
90年代後半からの数年間、漫画のキャラクターにおいても、
ルーズソックスを履いたキャラが多く見られるようになります。
ここでのルーズソックスは「女子高生」を表すアイコンであり、
見た目が重要な漫画においては使いやすいアイテムだったのでしょう。

例えば前回でも紹介した「黒の男」の殺女(あやめ)。

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作品が麻雀漫画であることと、怪しげな術の使い手であることから、
妖艶な感じのキャラとなっており、およそ女子高生っぽくありません。
それでも、セーラー服とルーズソックスを身に付けることで、
彼女は女子高生なんだと、多少無理矢理でも読者に認識させます。

この作品が発表されたのは1997年。
ルーズソックスが流行真っ盛りだった時期であり、
女子高生のほとんどがルーズソックスを身に付けていたことから、
そのキャラがひと目で今時の女子高生だと分かるアイテムとして、
ルーズソックスは漫画の中で有効に活用されました。

また、ルーズソックスが広く一般的だったことから、
それ以外のソックスを履かせることで、
キャラの差別化を図ることもできました。

「ケロロ軍曹」では、くノ一の東谷小雪が、
他の女生徒たちがルーズソックスを着用する中で、
一人普通の黒いソックスを履いています。

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ルーズソックスが女子高生の間で一般的だった当時は、
普通のソックスを履くのはダサイと思われていたはずで、
これは、社会から隔絶された忍びの里で育った小雪の、
世間知らずで時代遅れな感じを表現するための手法なのでしょう。

殺女では最新の女子高生らしさを出すためにルーズソックスを履かせ、
小雪では古くささを出すためにルーズソックスを履かせない。

これはルーズソックスが流行っていた当時だからこそ、
読者がひと目で分かる有効な手段でしたが、
現在の女子高生の間では紺のハイソックスが主流であり、
こうした使い分けはできなくなってしまいました。

今の時代の女子高生を描いた漫画としては、
教えてギャル子ちゃん」がありますが、
この作品ではギャル系女子も真面目な女子も、
みんなが紺ハイを履いいます。
ルーズソックスを履いている女子高生は現実にもほとんどおらず、
こうなってしまっては靴下ひとつでキャラ付けをすることはできません。

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そんな中、ルーズソックスを履いて現れた円陣ヨツワちゃん。
彼女のルーズソックスには何か明確な意図があるはずです。
何故そう断言するかというと、現在主流の紺ハイに比べて、
ルーズソックスは描くのが面倒だからです。
特別な理由がなければ、わざわざ履かせることはありません。

では一体、どんな理由があるのでしょう。

・デザイン的に、足下にボリュームを持たせたかった。

・世間知らずなお嬢様らしさを出すため、あえて古いファッションにした。

・子供っぽさの表現として、母親の学生時代のファッションを真似た風にした。

・活動的でお転婆な感じを出すのにハイソックスではイマイチだった。

思いつくのはこんなところです。
どれも当たっていそうですが、本当のところは分かりません。
ですが、どんな理由であれ、ルーズソックスを履かせたことにより、
魅力的なキャラが誕生したのは確かです。

幼く、世間知らずの大金持ちのお嬢様が、
何故かいまどきルーズソックスを履いている。
そのアンバランスさこそが、ヨツワちゃんの魅力でしょう。

当時の女子高生らしさを演出するため、
ルーズソックスを履いて登場した殺女といい、
流行が過ぎ去っている中であえて履くことで、
独自の魅力を生み出したヨツワといい、
「制服とルーズソックスを着たキャラ」そのものというよりは、
そのキャラがルーズソックスを身に付けていることのギャップに、
どうも自分は強く惹かれているように感じます。

一つの時代を象徴するアイテムとなったルーズソックス。
今はほとんど目にすることはなくなってしまいましたが、
それでも独自の、強い存在感を放ち続けています。

90年代当時を懐かしむ際のアイテムとして、
また現在においても、キャラを構成する一要素として、
ルーズソックスは漫画の中での役割を得たのだなあと、
今回の記事を書く中で強く認識した次第です。
posted by 山田工作 at 21:48| Comment(0) | 女性キャラ考察

2017年03月15日

山と食欲と私 4巻 + とうげる!ヨツワちゃん

「山と食欲と私」4巻を購読しました。



山に登り食事を摂るのがメインテーマの本作品ですが、
今巻のテーマは「結婚」。

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以前紹介したサヨリちゃんが電撃的に結婚していたり、
それに触発された小松原さんが婚活に向け動き始め、
それに鮎美も巻き込まれ、結婚について考えたりと、
男女の仲というものを強く意識させられる巻でした。

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もともと登山を通じて様々な人の人生を語ってきた本作品ですが、
「趣味」と「食」だけでなく「男女の仲」を語ることで、
一気に話の幅が広がってきました。
その中で、別段キャリア志向でなく結婚して主婦になりたいのに、
恋愛が上手くいかない小松原鯉子さんの存在意義は、
今後もますます大きくなっていくことでしょう。

サヨリちゃんは新婚さんとして、刺激を与える側に周りました。
刺激を受けるのは鮎美と小松原さんになるワケですが、
ここはより敏感に刺激を受ける小松原さんに期待したいところ。

そもそも自分は小松原さん目当てで当作品を読んでいる節があり、
結婚に対し七転八倒する鯉子さんの姿を堪能したいので、
できれば長いこと独身でいて欲しいなあと思ってみたり。(酷いなあ)

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とうげる!ヨツワちゃん」も購読しました。



これまで全く知らない作品だったのですが、
コミックナタリーでの紹介記事で興味を持ち、
試し読みはほんの数ページしかなかったものの、
ヒロインの円陣ヨツワちゃんがとても可愛いく感じられ、
以前おすすめされたことのある作品と同じ作者さんだったので、
思い切って購入してみました。

正直、漫画としての出来は今一つ。
特に自動車目当てで読むとがっかりするでしょう。
ですが、自分が一番惹かれたヨツワちゃんの魅力は抜群。

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円陣ヨツワというキャラを堪能できただけでも、
このコミックスを購入した価値がありました。

ただ、ここでちょっと不思議に思うのが、
何故自分はこのヨツワちゃんに強く魅かれたのか?
ということ。

このヨツワちゃんの特徴としては、
超絶お金持ちの家のお嬢さんであるということがあり、
お金持ちのお嬢さんキャラというのであれば、
例えばストゼロかりんお嬢様などが好きなキャラでいます。
そういえばかりんもヨツワも、
着ている制服が何だか似ています。

でも、別にヨツワがかりんに似ているとも思いませんし、
お嬢様で制服、というのが琴線に触れたようにも感じません。
では一体何が自分をここまで惹き付けるのか・・・?
じいっとコミックスを見ながら考えていると、
ヨツワのある部分が気になっていることに気が付きました。

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ルーズソックス
ヨツワちゃんの、ただの制服姿でない、
足元のルーズソックスが強く作用しているように感じます。

で、思い出しました。
過去にこのブログで、制服+ルーズソックスのキャラを、
単独でピックアップしていたことを・・・

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黒の男」に登場する女子高生雀士、殺女。
以前の記事では足先が分からなかったのですが、
セーラー服にルーズソックスという組み合わせでした。
どうもこの「制服+ルーズソックス」という組み合わせに、
自分は強く惹かれる習性があるように思えてなりません。

ただのJCないしJK好きなのか。
はたまた何か特殊な効果がこの組み合わせにあるのか。
ちょっと掘り下げて考察してみたいトコロでございます。
posted by 山田工作 at 23:04| Comment(0) | コミックス2017

2017年03月06日

幼女戦記(コミック版)

幼女戦記」をまとめて購読しました。



原作の小説は人気作品で、アニメ化もされているのですが、
これまで小説もアニメも見たことはありませんでした。

それが第一話を試し読みしてみたところ、
続きが気にったので、まずは1巻を購読。
読み終わる頃にはすっかりハマっており、
2巻3巻と一気に購読してしまいました。

人気があるということは知っていたのですが、
「幼女戦記」というタイトルが、何かあざとく感じられ、
ちょっと斜に構えて今まで手を出さずにいました。
それが、試し読みをきっかけにして、
今では続巻を待ちわびるほど好きな作品に。
何事も食わず嫌いはいけませんね。

この作品は、現代日本のサラリーマンが、
魔法と近代兵器を駆使する戦争の世界に転生するという、
ファンタジー+架空戦記モノといった作品なのですが、
一番重要なポイントが「幼女に転生させられた」ということ。

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ターニャ・デグレチャフ。別称デグさん。
見た目は可憐な幼女、中身はおっさんというこの主人公の、
言動や立ち居振る舞いが、とても魅力的なのです。

自分は「大戦略」や「ゲームボーイウォーズ」などの、
戦争を題材にしたゲームを遊んでいたこともあって、
最初はこの作品の「戦争」の部分に強く惹かれました。
今でもそこに興味はあるのですが、それはそれとして、
今ではデグさんの可愛さにすっかりやられてしまっています。

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1巻の、椅子の上に立って戦術盤を見るデグさん。
小さな幼女が大人に混ざって戦争に参加する異常さ、
アンバランスさを象徴する場面であり、
上官と互角に渡り合うデグさんは、小さくて可愛くても、
中身はおっさんなんだということを意識させてくれます。

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2巻の、自転車に乗るデグさん。
このコマを見て、デグさんを愛でる心に火が着きました。
この後の衛兵とのやりとりが、二人の身長差もあってとても可愛く、
中身がおっさんだということなど何の問題も無いと思わせてくれます。

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3巻の、食堂で新聞を手にするデグさん。
もう、美しいとしか言えません。

ここでのライバル将校とのやりとりは、
全く無垢な幼女にしか見えないデグさんと、
汚い考えの中身のおっさん両方を同時に実感でき、
これこそがデグさんの魅力なのだと再認識させてくれます。

小説をコミカライズすることのメリットとして、
登場人物や物語の世界を視覚で認識できるということがありますが、
ことデグさんに関しては、東條チカ先生の美麗な絵もあって、
とても有効にその魅力を表現しています。

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ただ可愛いというだけでなく、
周囲の大人たちとの比較でその小ささが伝わりますし、
中身のおっさんがどんなズル賢いことを考えていたとしても、
傍目には幼女が思案を巡らしているようにしか見えないということが、
常にデグさんの姿が紙面に描かれていることにより、
漫画の方が小説よりも強く認識できることでしょう。

3巻の巻末には東條先生へのインタビュー記事があり、
この作品のコミカライズに際しての東條先生の覚悟や、
作品への想い、その他漫画に関する様々なことが語られていて、
これだけでもとても読み応えがあります。

コミカライズという作業に当たって、
いかに原作の面白さを伝えるために努力しているか。
また漫画としての面白く読んでもらえるよう、
様々な工夫が凝らされていることなどが語られており、
漫画好きの方であれば、まず読んで損は無い内容です。

今なら試し読みサイトで、この記事を読むことができます。
第1話の試し読みと併せてこちらを読めば、
よりこの作品への興味が湧くこと請け合い。

そして皆がデグさんの魅力に囚われるが良いのです。
posted by 山田工作 at 22:03| Comment(3) | 漫画