2017年02月22日

Road to Wonder Festival 2017 Summer

ワンダーフェスティバルの公式HPにて、
WF2017[夏]の参加マニュアルが更新されました。
先日WF冬が終ったばかりですが、
この「ハイ次々」感がなんともいえません。

冬のワンフェスは、自分の住所が豪雪地ということから、
雪による交通障害に巻き込まれるおそれがあるのと、
冬はインフルエンザやノロなどの感染症の流行期で、
慢性疾患持ちの身としては用心のため参加をしていません。

しかし、次々とネットに出てくるレポ記事などを見ていると、
多少無理してでも参加しといた方が良かったなあと、
毎年のように思ってしまいます。(2014年は除く)

さて、ここでせっかく刺激をもらったのだから、
少しでも早く夏のワンフェスに向けて動き出すよう、
自分に発破をかける意味で、新作の予定をひとつ。

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この写真では何じゃらホイといった感じですが、
今回は「六道の悪女たち」の、
向日葵乱奈さんを作ろうと思っています。

申請しても許諾が頂けるかは分かりませんし、
製作していて自爆する可能性も無きにしも有らずですが、
何とか頑張ってモノにしていきたいと思う所存です。
posted by 山田工作 at 18:54| Comment(0) | 模型造形

2017年02月16日

瀧鷹之介の散歩時間 3巻 + ゴロセウム 4巻

「瀧鷹之介の散歩時間」3巻を購読しました。



今巻で完結となりましたが、
鷹之介が町を散歩をしている理由や、
鷹之介を慕う周りの人々との関係などが、
彼の過去とともに描かれています。

やや駆け足気味ではありますが、
読者の疑問の大半に答えて、物語は終わりました。

アサミ・マート先生の描く世界は独自の雰囲気があり、
キャラも街の様子も魅力的ではあったのですが、
前作「木造迷宮」と比べてみると、
ややパンチに欠けていた感じは否めません。

「木造迷宮」は、昭和レトロという雰囲気と、
キャラクターの魅力の両方が強い作品でした。

例えばメインヒロインのヤイさんは、
和服に割烹着という純和風お手伝いさんという風貌に加え、
小さく、可愛く、控えめで、家事が上手という、
男性が好ましく感じる要素てんこ盛りのキャラ。



対してもう一人のヒロインであったサエコさんは、
メガネにショートヘアに厚ぼったい唇、
長身で、大きな胸の目立つぴったりとした開襟シャツに、
長いタイトスカートと、フェチ要素に溢れた大人の女性。
バリバリ働き、タバコや酒を好みながらも、
少女の頃から慕う主人公を一途に想う純情さも持ち併せている。

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ヤイさんもサエコさんも、どちらも魅力的なキャラです。
自分はサエコさん派でしたが、一方でヤイさんも好きでした。

そして主人公は、分筆業で身を立てている。
風采はパッとせず、あまり稼ぎも良くないけれど、
固定ファンがそれなりにいる実力派。
ヤイさんやサエコさんだけでなく、
多くの人に慕われる人柄と、これまた魅力的。

そんな彼らの、どこか郷愁を誘う時代での暮らしぶりを、
独自のタッチで丁寧に描いた「木造迷宮」という作品は、
キャラクター、時代設定、絵柄という全ての要素が、
上手く絡み合って魅力的な漫画に仕上がりました。

それに比べると「鷹之介」は、時代設定がやや分かり辛く、
登場するキャラクターの数も多かったため、
一人一人の性格や生活背景などの掘り下げができず、
強い魅力を発揮できていないように感じました。

例えば、団地に猫と一緒に一人で暮らす少女。
彼女はどういった理由で、団地に一人で居たのか。

例えば、ジプシー風の衣装を着た絵描きの女性。
彼女はなぜ、いつも裸足で過ごしていたのか。

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魅力的なキャラクターは登場していたものの、
その魅力を掘り下げることが無いまま、
物語は終わってしまいました。

物語自体は鷹之介を中心に展開していたため、
鷹之介の過去を描き、そこで終わりを迎えたのは、
予定されていた展開だったのかもしれません。

でも、もう少し早めに鷹之介の過去を明らかにして、
周囲の人たちとの関係も読者に提示した上で、
その周囲の人たちにも焦点を合わせていくやり方をしていたら、
もっと多くのキャラの魅力を描けたのではないか。
そんな風に思ってしまいます。

今回の作品が3巻で終わったのはちょっと残念でしたが、
アサミ先生の次回作を楽しみに待ちたいと思います。


「ゴロセウム」4巻も購読しました。



こちらは「鷹之介」とは真逆の作風、
血湧き肉踊る戦いの世界が描かれております。

ただ、絵柄が売りという点では一緒で、
馬場康誌先生の美麗な絵を堪能しつつ、
描き込まれた戦いのシーンを楽しむという、
アンバランスな二つの魅力が同居する作品になっています。

今巻では土方竜三と土方辰美による、
土方歳三の血族同士での戦いがメインでしたが、
終わってみればサーマートの強さがやたら印象強い。

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「空手小公子」シリーズでも破格の強さを誇っていましたが、
人外魔境なこの作品でも闘神っぷりは健在です。

あと、武藤がチラッとですが登場しました。
今後、他の「空手小公子」キャラも登場するのでしょうか。
戦いの行方だけでなく、その辺についても今後が楽しみです。
posted by 山田工作 at 20:37| Comment(0) | コミックス2017

2017年02月11日

六道の悪女たち 2巻

「六道の悪女たち」2巻を購読しました。



待ちに待っていた一冊であります。
続巻が出るのがこんなに楽しみだった作品は久しぶりで、
待ちきれずに、思わず雑誌の方を買ってしまうほどでした。
チャンピオンを買うのは三四郎2掲載時以来です。

それほど心待ちにしていた2巻ですが、
全く期待を裏切らない、とても充実した一冊でした。

1巻が、最初の巻なので仕方ないとはいえ、
どうしても登場人物や設定の説明の多い、
やや総花的な内容になってしまったのに比べると、
2巻は1冊で一つの物語が完結しているため、
展開がスピーディで、かつ読み応えがあります。

六道たちの通う亞森高校の番長、幼田小百合を中心に話は展開し、
幼田の過去や、六道と出会い変化していく様子が、
丁寧に、コンパクトにまとめられており、
1巻を読んでいなくても十分楽しめる内容になっています。

そんな「幼田編」と言えるような2巻の中にあって、
向日葵乱奈さんの登場場面が多かったのも素晴らしい。

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2巻の帯には「第1巻 大重版!」の文字が躍っていますが、
その理由のほとんどは、1巻表紙の乱奈さんのおかげでしょう。
1巻を表紙買いした自分は、そう思って疑いませんよ。

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幼田を恐ろしい表情で見つめる乱奈さん。
「色ボケ巨乳ババァ」と幼田は挑発しましたが、
あれ待って、幼田の方が2年も年上では・・・?

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六道に褒められ喜ぶ乱奈さん。
この場面で、実は字が綺麗だということが判ったり、
他にも血液型や食べ物の好き嫌いが判明したりと、
多くの乱奈さん情報が得られたのも嬉しいポイントでした。

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「バイクが嫌い」と言う六道に微妙な表情の乱奈さん。
これが3巻への見事な布石となっていようとは・・・。

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そして、「絶対に怪我をしないで下さい」という、
六道からのお願いに、とびっきりの笑顔を見せる乱奈さん。
六道と一緒の時は、ほぼ笑顔でいる乱奈さんですが、
六道が彼女の身を案じた際は、特に良い表情をしていました。

人は誰でも、優しさを向けられれば嬉しく感じるものですが、
特に乱奈さんの、六道から受ける優しさへの反応は、
とても嬉しそうに見えます。

とにかく六道は、優しい少年です。
今回の「幼田編」が無事に収束したのは、
幼田を傷つけまいとする六道の優しさがあったからこそであり、
例えば1巻で、当初は六道のことを馬鹿にして嫌っていた波瑠也が、
タイマン後は六道とつるむようになったのも、
乱奈を傷つけまいとする優しさから、六道が根性を見せた結果でした。

この六道の「優しさ」は彼の最大の魅力であり、
同時に唯一の武器であり、パワーの源でもあります。
彼はこれまで、相手を思う優しさを原動力にして行動してきました。

しかし「優しさ」というのは一見しただけでは分かりづらく、
気弱で非力な彼では、不良からは軽く見られるだけのものです。

そこで「悪女にのみ惚れられる」という能力の正体が、
「一目見ただけでその魅力が相手に伝わる能力(悪女限定)」
だとしたらどうでしょうか。

六道の魅力は、その特殊能力が効かない男性の波瑠也でさえ、
一旦伝わってしまえば、その時から友人になれるほど強力なものです。
そんなモノが、一目見ただけで瞬時に襲ってきたとしたら、
悪女でなくても、いやむしろ悪女だからこそ、
ひとたまりもなく魅了されてしまうことでしょう。

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乱奈さんが六道と初めて出会った時、
六道は乱奈さんに手を差し伸べていました。
六道の魅力を、真正面から浴びせかけられた乱奈さんが、
以後、六道にぞっこん(死語)になるのも当然のことです。

まあ、六道の能力や乱奈さんの反応などは、
あくまで想像に過ぎません。
ですが、今回本編の中ではっきりしたのは、
六道自身は、この能力に対して後ろめたさがあるということです。

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今回の「幼田編」は、人間関係が強く意識されたエピソードでした。
自分の欲望のために人の思いを利用し、操ろうとした人物は退場し、
相手の気持ちを一番大事に考え、その人らしく生きられるよう、
身体を張って頑張った六道は、幼田を救うことができました。

人の気持ちをコントロールするような力には抵抗感を覚え、
人のために行動することにためらいのない六道だからこそ、
たどり着けたフィナーレだったように思えます。

ひょっとしたら、六道の身につけた「悪女が惚れる」能力は、
六道だからこそ発揮できる、他の人間では到底無理な、
彼の大きな優しさこそが重要なのではないかと感じた次第です。


ところで、「幼田編」についての紹介なのに、
ちっとも幼田さんが出てこないじゃないかコラァ、
という方もおられるかもしれません。

あいにく当方はロリコンではございませんので、
幼田さんの魅力を正しく伝えられる自信がありません。
ここは一つ、別の場所で真性の方が紹介してくれることを、
切に期待したいところでございます。

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posted by 山田工作 at 13:16| Comment(0) | コミックス2017

2017年02月09日

みつどもえ 18巻

「みつどもえ」18巻を購読しました。



今巻では新キャラが登場。

鳳凰堂ユリカ

鳳凰堂ユリカさん。
まあ、エリツィンこと佐藤絵理さんなのですが。
前巻から引き続きSSS(佐藤が好きでしょうがない)隊にて、
腐れマゾメガネの汚名を着ながらも潜入調査中です。

見た目の地味さでは作中1、2を争うエリツィンなのですが、
その地味さは逆に魅力であり、
メガネの奥の三白眼によるヤブ睨みには、
何か独自の色気を感じてしまいます。

メガネ、セーラー服、竹刀と色んな属性を備えており、
それら全てを盛り込んだ今巻の巻頭カラーイラストは、
とても魅力的な出来映えとなっています。

またエリツィンとSSS隊の詩織と真由美とがおしゃべりする、
描き下ろし漫画も今巻には収録されていて、
それだけでもとても嬉しいのですが、
今後もSSS隊との絡みで登場場面が増えることも予想され、
マゾメさんの更なる活躍を期待したいところです。

腐れマゾメガネ

他に今巻の特徴を挙げるとすれば、
パンツ」。

巻頭カラーでみつばのパンツ。
白黒ページでもみつばのパンツ。
描き下ろし4コマもみつばのパンツ。

松岡咲子

夏のキャンプでは松岡さんのパンツ。
珍しくひとはのパンツネタもあり。
ふたば特製パンツ頭巾が登場し、
パンツ大臣しんちゃんがそれを被り、
他の男子もパンツ頭巾を被り、
パンツを巡る争いが起こる始末。

パンツ大臣

すさまじいまでのパンツ祭りですが、
ある意味これは平常運転、いつもどおり。

それ以外の内容も、いつもどおりのギャグの嵐。
次から次へとネタが飛び出し、
思わず田宮さんが弱音を吐くほど。

田宮さん

これもまた、ある意味いつもどおり。

いつもどおりの面白さな今巻でありました。
posted by 山田工作 at 20:24| Comment(0) | コミックス2017

2017年02月01日

トクサツガガガ 9巻

「トクサツガガガ」9巻を購読しました。



今巻ではまたもモデラーの野村氏が登場。
もはや準レギュラーと言っても良いくらいの活躍ぶりで、
自分のような模型初心者にとっては心強い味方です。

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今回野村氏のエピソードが伝えてくれるのは、
モノ作りに関するコストについて。

模型に限らず、何かを作るということは、
そのモノの値段だけでなく、ツール類や塗料などの材料費、
何より制作準備のための手間と時間がかかっているということ、
それを無視した創作活動は有り得ないのだということを、
野村氏は自身の経験を基に話してくれます。

何かをやりたい、作りたいと思った時、
それをどのようにやるか考え、必要なものを準備する、
その手間とコストは、結構バカにできないものです。

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「ものを作るのは、
 この軌道に乗せるまでの助走が、
 本当に大変なんですよ」

とても実感のこもった、良いセリフだと感じました。
自分も多少は造形をしている身として、
準備期間の大変さや面倒さは分かります。

考えてみれば、漫画というモノこそ、
下準備や資料集めなどにとても手間ヒマがかかるものでしょう。
このセリフからは、丹波先生の心情も伺えるような気がします。

一方で北代さんからは、こんなセリフが語られます。

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「作ったモノから、
 人の内面決めるなんて、
 下品な話だよ」

これもまた確かなことでしょう。

制作物は制作者の一部ではあるけど、全てではない。
そんな、ほんの一部分から相手の人間性を推し量り、
勝手に決めつけることは、とても失礼なことである、と。

野村氏のセリフも北代さんのセリフも、
どちらも自分の身に置き換えてみれば実感できることであり、
普段は気にしていないそういった考えに気付かせてくれるあたり、
相変わらずこの作品は名言に溢れているなあと感心させられます。

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北代さんは他にも、夢を追うことに対する現実のシビアさや、
どうにもならない現実を淡々と受け入れざるを得ない、
オタクを続けていくことの業の深さを教えてくれたり、
学生時代のセーラー服姿を見せてくれたり、
食事時にシュシュで髪をアップにした姿が可愛かったりと大活躍。

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登場初期と比べ、とても魅力的になってきている北代さん。
基本的にはそっけなくつっけんどんですが、
正直に自分の意見を述べてくれる姿勢は信頼でき、
優しくも厳しい吉田軍曹に対し、
厳しくも頼れる北代姐さんといった感じです。

仲村さんに、特撮をより楽しむコツを教えてくれる吉田さんと、
オタク趣味を続けていくための心構えを説く北代さんという風に、
役割の違う、物語とナカムラを支える両輪として、
この作品になくてはならないキャラになりました。

こうして、キャラの魅力が増していく作品というのは、
読者である自分もそのキャラと時間を共有したような気がして、
より一層その作品が楽しく感じられて良いですね。


とても魅力的なキャラ揃いの「トクサツガガガ」ですが、
個人的に、今後登場シーンが増えて欲しいキャラが一人。

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仲村さん北代さんの同僚、ユキちゃん。
今巻でもチョロっと登場はしましたが、
セリフで友人の名前を間違えただけ、という有様でした。
(この誤字が増刷時に訂正されるかも気になるところですが)

彼女は今のところオタク枠ではなく一般人扱いされていますが、
好きなアイドルが出てるだけで全く興味のない特撮を見たり、
その特撮で好きになった俳優さんが既に引退していても、
わざわざ過去作品を探してまで見ているあたり、
充分オタク的な素養があるように思えます。

仲村・吉田連合と北代さんが、
それぞれの沼に引き込もうと画策する中で、
ユキちゃんがガチオタ勢と一般人との間の架け橋のような、
そんな重要な役割を果たすようになるのではないか、
そうなったら良いなあ、と思っています。

今巻の最後で、吉田さん宅でお泊まり会をする話があり、
そこに集った四人はみな、スリムな体型でありました。

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漫画として、キャラの見栄えを良くするワケは分かります。
仲村の同僚の白石さんたちもやはりスリムであり、
登場する若い女性キャラのほとんどがそうである中、
ぽっちゃり型のユキちゃんは、ある意味希望の星なのです。
(他にはチェルダもややふっくらしていますが、
 彼女は 幼児体型 まだ発育途上なのでしょう。)

ぽっちゃり型の女性キャラは人気が出ないというのが、
漫画やアニメ、ゲームに実写とジャンルを問わず一般的ですが、
今の時点でも一定程度の需要はあると思いますし、
目に付く作品に出続けることにより、
見る人たちの好みも変化していくかもしれません。

世の中のふくよかな女性たちに希望を与えるため、
何よりぽっちゃりスキーな人たちのシアワセのため、
ユキちゃんの今後より一層の活躍を願って止みません。

世界よ、変われ!!
3年半ぶり2回目)
posted by 山田工作 at 20:13| Comment(2) | コミックス2017