2016年05月25日

少女ファイト 13巻

「少女ファイト」 13巻を購読しました。



表紙の環さんがとてもカッコイイです。
特装版は山吹矢が表紙で、こちらも魅力的なのですが、
今回は通常版を購入しました。

前巻から丸一年。やっと出た感がありますね。
そして年イチ刊行でありながら、通常版と特装版とが出るあたり、
この作品の人気の高さが伺えます。

変化の早い漫画業界において、こんなゆっくりのペースで、
かなり長期間に渡って連載が続けられているというのも、
結構スゴいことであり、人気があるからこそでしょう。

さて、今巻では前半に山吹矢との試合、後半に墨日野との試合があり、
その間にインターバルの話が挿入されています。

以前、「ONE PIECE」に関しても書きましたが、
戦いと戦いの間に語られる日常の部分に、とても魅力を感じます。

戦いを振り返り、自分たちの成長や成果を確認し、
情報を整理し、モチベーションを高め、次の戦いに備える。
この中で、登場人物たちは魅力を増し、
読者は新たな情報に興味をそそられるのです。

こうした場面では、試合の時には見られない、
ゆったりとした感情の流れが表に出てくるので、
試合の場面では分からない、チームメイト同士の想いや、
ことによっては恋愛イベントが進行するので、
読んでいて思わずニヤニヤしてしまいますね。

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今巻では、厚子が素直に想いを口にする場面が特に良く、
それを受け止めるナオの態度がまた自然で、
ああ、伊達にこの二人は付き合いが長いワケじゃないんだなと、
改めて認識することができました。

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その流れで、思わずベットバレーのエピソードを読み返したりして、
そしてそのままずっと読み続けたりして、
とんだ時間泥棒な作品でありますよ。

そういえば、今巻後半で対戦している墨日野。
練たち黒曜谷を反転コピーしたようなチームで、
黒曜谷のメンバーや監督など関係者それぞれの、
性格や髪の色などが真逆に設定されたキャラばかりなのですが、
これが何というかまあ、黒曜谷の劣化コピーにしか見えない。

ベットバレーの一件が済んで以降、黒曜谷の対外試合が増え、
それに伴い、色んなタイプの対戦相手が登場してきました。
そしてその対戦相手についてはこれまで、
試合を通じて選手個人やチームが抱える問題点などが示されて、
そういったことを克服していく過程がしっかりと描かれることで、
キャラクターの魅力が読者に伝えられてきました。

しかしこの墨日野というチームに関しては、
「黒曜谷の反転キャラ」ということでアッサリ紹介されてしまい、
対戦する相手としてはとても重要な存在であるはずなのに、
むしろその存在感が軽くなってしまっているように感じます。

黒曜谷については、これまでの連載を通じてその成長を見てきたわけで、
読者の方でもそれなりに理解もあれば、愛着もあります。
それに対し墨日野は、いくら黒曜谷の対の存在だと言われても、
ポッと出のパチモンにしか見えないワケで、要は偽物にしか見えない。
「黒曜谷の反転キャラ」という設定が、重きを成していない。

ルミの反転キャラの性格がまるで志乃のようだったり、
シゲルの反転キャラが今風のチャラい男子だったりと、
それなりに楽しめたりはするのですが、それ以上が無い。
山吹矢や千歳緑、桃園といったチームのキャラたちの方が、
それぞれに魅力的で、感情に重みがあるように見えます。

ここで、「パチモン」で思い出した、
あるキャラクターをご紹介しましょう。

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炎の転校生」に登場する、ブラック滝沢。
主人公、滝沢昇の偽物キャラで、
色が黒いのも、ただの日焼けという中途半端さ。

まあこのキャラは意図的に作られた偽者だったワケですが、
ただ、こういった偽物キャラという存在は、
本物の方のアイディンティティを揺さぶるものです。
このブラック滝沢も、精神的に主人公を追い込んで行きました。

また鏡写しキャラというのは、本人の影の部分を表す存在なので、
否が応にでも本人は、自分の欠点や問題点などに気付かされます。
今巻においても、学が早速悩んでいました。

そして何より、こういった「鏡写しの自分」という試練は、
それを乗り越えた時に、一回りも二回りも成長するのが、
戦いをテーマにした作品における定番でもあります。

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こちらは、「雷火」の「五房の行」の一幕。
この試練を乗り越えた雷火は、以前よりも数段も成長し、
王としての器を備えるに至りました。

そう考えると、自分と表裏の存在と戦うということは、
更なる自分の成長のために必要なことなのかもしれません。
今後の展開と、黒曜谷の更なる成長に期待しましょう。

あとですね。
今回の反転キャラで発見した良さもありまして。

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この墨日野8番はナオの反転キャラなのですが、
本来のナオはギャル系であったのが反転され、
黒髪大人しめキャラとなっています。

さらに、ナオのオールラウンダーなところと、
プロポーションの良さはそのままであるので、
黒髪で大人しくて可愛くてグラマーでバレーも上手という、
とても素晴らしいキャラが誕生していたのです。

これは鏡子の反転キャラにも言えることなのですが、
胸のサイズに関しては反転させなかった日本橋先生の判断は、
とても素晴らしいと思います。

次巻がとても楽しみです。
posted by 山田工作 at 22:40| Comment(0) | コミックス2016

2016年05月24日

オールラウンダー廻 19巻

「オールラウンダー廻」 19巻を購読しました。



男子高校生の高柳廻とその周りの人々の人生を、
総合格闘技を中心に描いたこのお話も、今巻で最終巻。
以前書いた予想通りとなって、何だか気分はモヤモヤ。

廻と喬の戦いに一つのピリオドが打たれ、
廻とマキちゃんの関係にも一応の決着がついて、
とてもまとまり良く終わりました。

そしてそれだけではなく、本編終了後の番外編において、
ネットの一部で話題騒然となった、
とてもお下品なガールズトーク(?)が描かれ、
しかもこれが正真正銘最後のお話という、何とも酷い構成に。

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コミックスのカバー折り返しには、
毎巻作者の遠藤浩輝先生の長文コメントが載っているのですが、
最終巻の今巻では「やりたい事はやれたかな」とのコメント。
なるほどなあ、コレがやりたくて続けてたんだなあと、
納得せざるを得ないような仕舞い方でありました。


さて、こうして終わったからには、
廻たちのこれからについては作者の手を放れたワケで、
彼らの今後について、どのように想像しようとこちらの勝手です。

本編では廻がマキちゃんに告白して終わりましたが、
私個人としては、廻×延丘さんがイチオシなので、
これで終わりというワケにはいかないのであります。

廻と同門であるマキちゃんはさておいて、
その対戦相手として、作品の初期から登場していた延丘薫嬢。
これまでも当ブログ何度か紹介してきましたが、
とても魅力的な女性であります。

延丘薫

全日本選手権でこそあまりいいところが無かったものの、
最初にマキちゃんを倒した人物ということを考えれば、
総合格闘の競技者としての実力は疑いようがありません。

向上心のある努力家であり、競技への取り組み方も真摯。
かつ優しく、周囲への思いやりがあり、面倒見も良い。
ヨソのジムの人間である廻に対しても気さくに話しかけ、
以後、二人は親しく語る間柄となりました。

廻と延丘

廻にしても延丘さんとおしゃべりをするのは楽しみであるようで、
気が付けばツーショットになっています。
そして立ち話をする二人の姿を見れば、理想的な身長差。

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マキちゃんは自分が廻より背が高いことを気にしており、
それを廻は「気にしない」とは言いましたが、
そこはそれ、やっぱり男の子ですから、多少は気になるでしょう。

そして何より要注意だと思われるのが、本編最後のコマ。
マキちゃんが自分の胸がちっちゃいことを気にした際の、
廻の微妙な反応の遅さ。

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廻は、実はオッパイ星人なのではないかという疑惑。

そして本作品におけるオッパイと言えば、
延岡さんをおいて他にいません。

三ツ矢敬二

今巻で、廻はマキちゃんに自分から告白しましたが、
これは何より、雄大による後押しがあったからです。

マキちゃんは廻のことが好きなんだと雄大から聞いたからこそ、
廻はマキちゃんに告白して、二人は付き合うことになりました。
これはどうも、相手が自分のことを好きだから、
自分も相手の気持ちに応えたという風に感じられて、
廻の自発的な恋愛感情であるようには思えません。

ああ、何ということでしょう。
廻の、対戦相手に合わせて自在に立ち回るスタイルが、
こんな場面でも発揮されてしまうとは。
さすがは「オールラウンダー廻」です。

ただ、廻もマキちゃんもまだ若く、
お互い恋愛経験もほとんどありません。
次第に違和感を感じ、二人の間に亀裂が生じることもあるでしょう。

そうなった時に果たして廻は、先ほどの三ツ矢のように、
オッパイの魅力に吸い寄せられずにいられるでしょうか?

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そして吸い寄せられてきた廻を、三ツ矢の時とは違い、
延丘さんは優しく受け止めることでしょう。

弟の世話を焼くことを厭わなかった延丘さんですから、
年下の廻がマキちゃんのことで相談を持ちかけてきたなら、
自分が過去に男関係で失敗していることもあって、
とても親身になって廻の相談に乗ることでしょう。

そうなってしまえば、後はもう・・・

以上、好き勝手な妄想をつらつら書きました。
うむ、スッキリした。


遠藤先生、こんなに素敵な作品を読ませて頂き、
本当にありがとうございました。
posted by 山田工作 at 22:04| Comment(0) | コミックス2016

2016年05月18日

瀧鷹之介の散歩時間 2巻

「瀧鷹之介の散歩時間」2巻を購読しました。



木造迷宮」の、アサミ・マート先生による、
月刊COMICリュウでの連載作品です。
今なら、公式サイトで試し読みが出来ます。

1巻の時と変わらず、鷹之介おじいさんが散歩をしており、
そのさなかで出会う人たちとの交流が描かれています。

話を重ねる中で、彼の人となりや経歴などが明らかになり、
それに伴い、彼に関わる人たちについても、
様々な事情が明らかになっていきます。

ただ、話の進み方は、彼の散歩の歩みのごとくゆっくりで、
明らかになる情報は、薄皮を剥くが如く、本当に少しずつです。

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今巻では、結構イイ体つきであることが判明。
鷹之介氏、ただの好々爺というだけでは無さそうです。

彼の素性。
彼に関わる女性たちの事情。
気になる部分が少しずつ明らかになる中で、
読者の方でもアレコレと想像を巡らしたりしながら、
ゆっくり、ゆっくりと楽しむのが良い作品かと思います。

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アサミ先生の描かれる世界は相変わらず優しく、
とても落ち着いた雰囲気に溢れています。
作品の中で散歩をする人たちと一緒に、
この世界観を味わうのも一興でしょう。


そういえば、今巻で登場したキャラの中に、
八百屋で働く元気なお嬢さんがいました。

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どことなく、「木造迷宮」に登場した、
ミカネちゃんに似ているような感じがします。

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ひょっとしたら、彼女の成長した姿かもしれず、
そうであるなら、「散歩時間」と「木造迷宮」は、
同じ世界の中のお話なのかもしれません。

そんな風に考えてみるのも、また楽しいものです。
posted by 山田工作 at 19:49| Comment(0) | コミックス2016

2016年05月16日

山と食欲と私 1巻

「山と食欲と私」1巻を購読しました。



くらげバンチに掲載されているこの作品。
実は最近まで全く知らなかったのですが、
ツイッターでイラストを添えて紹介されていた方がいて、
興味が湧き公式サイトに行ってみたら試し読みができ、
読んでみたら面白かったので、購入しました。

ネットで試し読みが出来なければ、
未だに購入していなかったかもしれないので、
やはり試し読みというのは有効だなあと思う次第。
皆さんもぜひ読んでみて下さい。

東京郊外の1Kのアパートで一人暮らしをする、
会社員の日々野鮎美さん(27歳)が主人公。

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流石にアラサー女子を「ちゃん」呼ばわりするのは抵抗があります。
まごうことなき30代のニコ・ロビンを「ロビンちゃん」と呼べる、
サンジの男らしさは素晴らしいな、と感じる今日この頃です。

さて、鮎美さん。
登山歴5年以上の、「山ガール」を卒業した「登山女子」。
しかもソロで山中泊もこなす、本格派の「単独登山女子」です。

基本一人で行動し、日常生活の中にも登山のトレーニングを組み込み、
大きな荷物を背負って登山に挑み、山での食事を満喫する。

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そんな彼女の、登山を楽しむ様子と、
工夫をこらした登山食を紹介するのが、
この作品の主な内容となっています。

自然の中にいることが楽しいということは知っていますが、
近所の600メートル級の山ですら、
4合目あたりでイヤになって下ってしまうような自分としては、
登山だけでなく、ソロキャンプをこなす鮎美さんは、
ただただスゴいなあと感じるばかり。

登山の楽しさと、山での食事の美味しさが、
鮎美さんを表情を通して、とても魅力的に描かれているので、
それに触発されて、自分も山でキャンプ飯だな!
という気分にならないでもないのですが、多分しません。

自分の知らない、やらない世界であっても、
その魅力を感じることができる、良い作品でした。

鮎美さん以外のキャラは、ほんのちょっとしか登場しないのですが、
そんな中で気になったのが、鮎美さんの会社の先輩である、
小松原鯉子さん(29歳 彼氏募集中)。
こちらも、まごうことなきアラサー女子。

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長身痩躯、長めのおかっぱ、細目、妙齢、関西弁と、
地味目な外見なのですが、実は結構積極的な性格。

現在公開されている最新話(第26回)での様子がとても魅力的で、
この話での彼女を見たからこそ、この作品を購入したようなものです。

koiko.PNG

久しぶりにビビっと来た、一目惚れなキャラでした。

作品自体も楽しみですが、
小松原さんの今後がとても楽しみです。
posted by 山田工作 at 21:36| Comment(0) | コミックス2016

2016年05月08日

ワンダーフェスティバル2016夏への道・本申請

ワンダーフェスティバルにおける版権モノ造形の、
版権利用の許諾申請の締め切りが迫っております。

明日の23:59までがリミットなのですが、
明日は仕事ですし、締切日の夜は凄く込み合うらしいので、
今日のうちに申請してしまおうと決めていました。

製品の状態としてはまだまだ仕上がりに程遠いのですが、
とりあえず今の時点ではこれが出来る全てです。

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新規申請作品その1。
ねこたん」より、所長と助手。
所長の全長が2センチ程度と、小さな作品です。

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新規申請作品その2。
バーナード嬢曰く。」より、町田さわ子と神林しおり。
両方とも腰掛けているのはプラカラーの瓶ですので、
大きさはそこから察して下さい。

ねこたん」も「バーナード嬢曰く。」も、
このブログで取り上げたことのある好きな作品ですので、
どちらも許諾が下りて欲しいものです。

そして、新規申請作品その3。
アニメ版「団地ともお」より、ともおと本田先生、なのですが・・・

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この作品だけ郵送での申請となり、配達の分締め切りが早まり、
結果クレイの状態での申請となってしまいました。
しかも、自分の目から見てもかなり出来がイマイチ・・・
今後も調整を入れていきますが、果たしてどうなることやら。

まあ、今回はこんな感じでの参加予定となります。
当日を少しでも良い感じで迎えられるよう、もうちょっと頑張ります。
posted by 山田工作 at 19:14| Comment(3) | 模型造形