2016年04月14日

銀子の窓口 2巻

「銀子の窓口」2巻を購読しました。



銀行業務に焦点を当てた4コマ漫画であるこの作品。

作者の唐草ミチル先生は元銀行職員ということもあって、
銀行内の職種や業務についてのウンチクネタが多く、
外の人間では分からない、銀行の内情が描かれています。

この作品には主人公が二人いて、まず一人目が、
タイトルにもなっている、東雲銀子さん。

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窓口係(テラー)で、入行3年目の23歳。
「笑顔」が必須とされるテラーであるにも関わらず、
常に冷静沈着、無表情で業務を行う彼女。
そのことで時に苦情を受けたりするものの、
銀行員としての能力は極めて高く、周囲からの評価も高い。

もう一人の主人公は、新人行員の柵木音々子さん。

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銀子さんの様子も彼女の目を通して語られることが多く、
入行したてで失敗の多い彼女と、
機械のように完璧に業務をこなす銀子さんの、
対比と関わり合いがこの作品のキモとなっています。

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分かりやすい、そして間違った対比例。

先輩行員として音々子さんに接する銀子さんの態度は、
優しくもあり厳しくもあり。
機械のように完璧な仕事をする銀子さんに憧れる音々子さんですが、
銀子さんもまた、音々子さんの可愛らしさや明るさに惹かれます。

銀子さんの有能さの背景にある努力や苦労、
何より「お客様第一」を貫く彼女の内に秘めた情熱に触れ、
少しずつですが成長していく音々子さん。

そんな音々子さんの持つ、一所懸命な可愛さに触れ、
ほんの少しずつですが自分の感情を表していく銀子さん。

この作品はそんな二人の、変化の物語でもあるのです。

さて、この二人が話の中心とはいえ、
当たり前ではありますが、他にも多くのキャラが登場します。

その中で、個人的に特に気になったのが、
二人の上司である、見城エレナ主任。
33歳 独身。

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間違えた。

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常に無表情な銀子さんに対して、
非常に感情表出の激しい見城主任。

テラーであるにも関わらず、笑顔の一つも見せない銀子に対し、
とても口うるさく注意をしてきます。
しかし、それもやはり「お客様第一」を考えた上でのことであり、
仕事に対する真摯な姿勢は、銀子と何ら変わるところはありません。

時に激しく意見が対立する二人ですが、
それも両者が有能であればこそ。
一見、水と油のような関係であっても、
それぞれが相手の能力が高いことを認めた上で、
お互いに信頼し、安心して言い合える仲というのは、
とても羨ましいものでありますね。

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33歳で彼氏がいないことをとても気にしており、
男心を掴もうと本を読んだり料理教室に通ったりと、
とても可愛らしい、女性らしさあふれる見城さん。
加齢により肉付きが良くなったボディは、
補整下着により完全武装されています。

さらに金髪でばっちりメイクなため、
見た目はとてもゴージャスと、
とてもキャラが立っている見城主任。

この「金髪でオールバック」「妙齢」「太め」というキーワードが、
自分の心の琴線を刺激しまくるのです。
何故なら、彼女とそっくりだから。

マリー・イボンスカヤ

マリー・イボンスカヤ
当ブログでこの画像を使うのも、もう何度目でしょうか。
何度でも使う、それほどこのキャラが好きなのです。

まあマリーのことはさて置いて、
この見城主任がいることで、ただの先輩後輩物語でない、
人間関係に深みのある物語が展開します。

銀行業務や専門用語などを知ることができたり、
女性たちの暖かみのある人間関係が楽しめたりと、
色々と見所のあるこの作品なのですが、
ただ一つ残念なのが、この2巻で終了しているということ。

自分も知らずに読んでいたので、読了後はガックリきてしまいました。

それでも、登場人物はとても魅力的ですし、
最後まで面白く読むことができたので、間違いなくオススメです。

竹書房の商品ページで1話目を試し読みすることもできます。
まずはご一読を。




追記というか訂正。

まんがライフオリジナルにて、「銀子の窓口」連載しておりました。
これは嬉しい。
今から新刊が待ち遠しいです。
posted by 山田工作 at 22:53| Comment(0) | コミックス2016

2016年04月10日

ワンダーフェスティバル2016夏への道・ド嬢

ワンダーフェスティバルの本申請締め切りまで、
あと一ヶ月を切りました。

そんな中で、「バーナード嬢曰く。」の版権申請について、
仮許諾を頂くことができました。

そのフィギュアの、肝心の進捗具合はこんな感じ。

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前回とほとんど変化が見られませんが、
髪型を変えたり袖口を作ったりと、
ちょっとずつではありますがいじっているのです。

とはいえ、時間が迫ってきている状況ですので、
いつまでも粘土の状態でシコシコやってるわけにもいきません。
もう少し加工したら、ポリパテに変換してしまい、
今度は神林の方の造形をしていきたいと思います。

間に合うかなあ。

「ともお」はちょっと、だいぶ、
先行きが怪しくなってきたなあ・・・
posted by 山田工作 at 14:22| Comment(0) | 模型造形

2016年04月01日

トクサツガガガ 6巻 + 夕空のクライフイズム 8巻

最近購読したコミックスをご紹介。

「トクサツガガガ」 6巻



隠れ特撮オタクのOL、仲村叶さん(26歳→今巻で27歳)が、
オタバレを防ぎながら特撮を楽しむこの作品も6巻目。

巻頭では、前巻から引き続き女子高生の仲村さんが登場。
その仲村さんが学校で朝食として食べているパンが、
どう見ても山崎製パンの「ミニスナックゴールド

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これ、値段の割に大きくて腹持ちが良いので、
お金の無い学生にとってはとても有り難いパンなのです。
自分も良く食べたな〜と、懐かしくなりました。
以前も書きましたが、こういう小ネタがとても嬉しい。

今巻では、オタバレを防ぐためのエピソードは少なめで、
むしろ特オタをより楽しむための工夫が多く載っています。

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その中には、フィギュアのポージングについての話や、
写真撮影における光源についての話など、
造形趣味にも役立つネタが結構あります。
案外、特撮と造形趣味は親和性が高いのかもしれません。

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そして吉田さんが怖い

仲村の特オタ仲間として、時に優しく、時に厳しく、
的確なアドバイスを与えてくれる吉田さんですが、
話題に年齢が絡むと、特に厳しめ。

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それ以外にも今巻では、これまでの優しく大人な女性な感じよりも、
マイペースかつ自分勝手な感じの吉田さんが前面に出てきており、
自分の中での吉田さんの印象が随分と変わりました。

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これまで謎だった家族関係や下の名前が判明したり、
仲村さんに大がかりなサプライズを仕掛けたりと、
まるで「名前発表記念 吉田久美メイン巻」といった今巻でありました。

とは言え 年配 年長者として仲村さんに母への対応の仕方を教えたり、
余裕を持ってアドバイスを送る、いつもの吉田さんも健在で安心。

特撮や造形関係に限らず、生活に役立つテクニックも多く、
いつもどおり、とても為になる内容となっています。


「夕空のクライフイズム」 8巻



ついに公式戦が始まったわけですが、
ごくまっとうに試合が展開している今巻。

公式戦を全くしないスポーツ漫画」という、
新たな境地を切り開くのではないかという心配は、
無用のものだったようで安心いたしました。

試合の描写と、相手チームの選手紹介が多く、
相対的にサッカーウンチク小ネタが少ないため、
面白さをどう紹介したものかと困るところなのですが、
困った時の雨ちゃん頼り。

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というか、雨ちゃんの太股頼り。
試合中、イスに正座している時間が長く、
いつもより多めに太股しております。

また「ガガガ」もそうなのですが、
カバー内と巻末に描き下ろし漫画があるのもいつもどおりで、
相変わらずの読者サービスっぷりには感謝しかありません。

ここまで楽しませてくれる両作品。
これからも面白さを堪能しつつ、
できる限り応援していきたいと思います。
posted by 山田工作 at 23:08| Comment(0) | コミックス2016