2015年08月28日

「富士山さんは思春期」7巻

「富士山さんは思春期」7巻を購読しました。



これまでの表紙では笑顔が多かった富士山さん。
それが今巻では、キリリと気を引き締めた表情。
何故かと言えば、バレンタインデーだから。
そう、女子にとってバレンタインデーは戦いなのです。

バレンタイン以外にも節分イベントもあり。
富士山さんと上場くん、二人の中学生のお付き合いを、
季節のイベントを交えながら、ゆっくりと描くこの作品も7巻め。

富士山さんのおばあちゃんの家で、
二人そろってお勉強会をしているあたり、
親はともかく、おばあちゃん公認の仲になっていたり、
そうかと思えば、ちょっとした言葉のやりとりで、
二人の仲がきまずくなってみたりと、
順調にお付き合いのステップを踏んでいる二人。

1巻では、「付き合うって何したらいいんだっけ?」
などと言っていた上場くんでしたが、
それがもう随分昔のことのように感じられますね。

夏のはじまり頃に付き合い始めた二人も、
今巻の終わりで3年生へと進学します。
二人の中学生活も、残り一年。
進学に向けて、色々と変化の起こる年となるでしょう。

ゆったり、丁寧に描かれる二人の思春期を、
今後も読んでいけたら幸いです。

さて。
「富士山さん」と言えば、
過激ではないもののフェチ心にあふれたお色気シーン。
今巻でも、もちろんあります。
が。
今回のモノはあまりストレートな表現なので、
ここでの紹介は自重せざるを得ません。

そのかわりと言ってはナンですが、
今巻でとても良いなと感じたイラストをご紹介。

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第55話の扉イラストで、アンミラな富士山さん。
実際は全身がしっかりと描かれています。
他にも節分の鬼と化した富士山さんや、
見開き2ページのアップで照れる富士山さんなど、見所いっぱい。

お色気シーンも含めて、実際にコミックスを手にとって、
確かめて頂きたい所存であります。

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posted by 山田工作 at 20:27| Comment(0) | 日記

2015年08月26日

メシマズ嫁

「鬼灯の冷徹」19巻を購読しました。



今巻では、野干(狐)でアイドルでもあるミキちゃんが、
何でもできる優等生かと思いきや、実は料理下手であることが発覚。

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料理が下手な女性を現す言葉として、
メシマズ」というものがあり、
漫画においては、見た目も能力も優れたキャラに、
この属性が付与されることが多いような気がします。

最近の作品では「篠崎さん気をオタしかに」のヒロイン、
篠崎秋菜さんも、成績優秀でスポーツ万能な美少女でありながら、
料理が下手であります。

この「メシマズ」という属性。
人間の根元的な欲求である食欲に通じるものであるため、
視覚以外の情報が全く無い漫画において、
誰にでも解りやすい弱点として、わりとよく登場します。

個人的に一番印象に残っているメシマズキャラとしては、
ハイスクール奇面組」の、宇留千絵ちゃんがいます。

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彼女の場合、見た目が特に素晴らしいわけでも、
成績が飛び抜けて良いわけでもないのですが、
慌て者でそそっかしい、ギャグメーカーとしてのキャラを、
より強調する意味でメシマズが使われています。
食べると悶絶してしまうほど不味い、というのも、
ギャグ漫画ならではの過剰な表現方法でしょう。

とは言え、これほどまでのメシマズとなると、
将来的な不安が無いでもありません。

ご存じの方も多いかと思いますが、
千絵ちゃんは最終話において豪くんと結婚しており、
あのメシマズ具合で夫婦生活は大丈夫なのか?
と、いらぬ心配をしてしまいます。

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まあ、この豪くんの顔を見れば、全く問題ナシか?

ただこの点に関しては、結婚後の二人は、
豪くんの叔父さん夫婦の家である冷越酒店に同居しているため、
豪くんの叔母さんがご飯を作っているのかもしれません。

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また、高校生だった千絵ちゃんは、
単純に調理経験が少なかったためにメシマズだっただけで、
結婚後はある程度料理ができるようになっているかもしれません。

このことは、上記のミキちゃんや篠崎さんにも言え、
若さゆえの過ちというか、経験不足によるメシマズなのであって、
将来的にはメシウマになる可能性もある、と言えます。

しかし、世の中には若さを理由にできない、
逃げ場のない状況というのもあるワケで。

小池田マヤ先生の作品「バーバーハーバー」の、
女性サイドの主人公である鹿崎東子さん。
バリキャリの社会人であり、海外勤務もこなすほどの才媛。
作中トップクラスの美人であり、ついでに言えば胸も大きい。

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そんな素晴らしい女性なのですが、それなりに社会経験を積んでおり、
決して若くはないのに、メシマズ。

彼女もまた、作品の中で結婚を決めるのですが、
この作品には、最終回から10年後を描いた番外編があり、
そこでの東子さんは二人の子供に恵まれ、
主婦をしているのですが、相変わらずのメシマズっぷり。

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しかも彼女の世帯は独立しているので、
自分や旦那の母親に料理をしてもらうこともできない。
まさに逃げ場ナシな状況です。

それでも。
旦那と別れることも無く、
子供たちも無事大きく育ちました。

これは、彼女自身の持つ魅力が、
メシマズを凌駕したということなのでしょうか。
はたまた、愛情や真心のこもった料理であれば、
多少(?)不味くとも家族は受け入れる、
受け入れざるを得ない、ということなのでしょうか。

何であれ、完璧な女性などというものはいないワケで、
世の男性諸君は、女性の持つ欠点の一つや二つには目を瞑り、
広いココロで女性を愛する姿勢が求められているのだと、
肝に銘じておく必要があるようです。

ここで、漫画界においてトップクラスのメシマズ嫁をもらった、
夢幻魔実也さんからの、ありがたいお言葉で締めたいと思います。

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そういうことです。
posted by 山田工作 at 19:27| Comment(0) | 女性キャラ考察

2015年08月21日

のぼさんとカノジョ? 5巻

「のぼさんとカノジョ?」5巻を購読しました。



同居しているカノジョが幽霊であることを野保くんが告白して、
色々と状況変化があった今巻ではありますが、
その告白からは完全にハブられた状況にある、
野保くんの隣人である路部さんが、個人的にはツボでした。

前巻にて、野保くんのイトコで女子高生の千夏ちゃんを、
野保くんが留守の際、自分の部屋に上げてしまったことで、
自分にしか見えず、自分を攻撃することしかしない、
「カワイイ」という名のスタンドを発現させてしまった路部さん。

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今巻では、千夏が留守の時のお礼に手料理を振る舞うことになり、
その際、千夏の野保くんに対する想いを知ったこともあって、
より一層凶暴化し、容赦なく路部を襲う「カワイイ」。

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まさか、ほんわかラブコメ漫画であるこの作品で、
ねじまきカギュー」ばりのバイオレンスシーンが見れるとは。
物理でなく、心理的に殴りにきているワケですが、
「カギュー」でもそうだったように、
肉体でなく精神にくるダメージの強さは、
計り知れないモノがありますね。

この路部さん。
ちょっと冴えないモテナイ君ではありますが、
高校生である千夏に対し、ちゃんと自制心を働かせ、
その結果、自身が傷つくことも厭わない姿を見るにつけ、
決してタダモノではないような感じがしてきました。

現時点で、野保くんのカノジョが幽霊であることを知らず、
金城さんが野保くんの彼女であると勘違いしているのは路部さんのみ。
案外、今後この隣人がキーマンとなるのでは?
そんな気がしてならないのです。
posted by 山田工作 at 23:59| Comment(0) | コミックス2015

2015年08月16日

#女性キャラ その3

1年ほど前になりますが、ツイッターにて、
「#女性キャラ」というタグを付けて、
漫画に登場する女性キャラを紹介していました。

何人かのキャラを紹介したところで、
何となくやめてしまったのですが、
それを以前まとめたページに載せてないキャラも多いので、
今回ちゃんとまとめることで、紹介してみようと思った次第。

○人目、というのは、前回からの続きの人数です。
また、ツイッターの記事へのリンクも入れておきます。


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6人目
「荒くれKNIGHT高校爆走編」より、菅野夏子。

輪蛇のメンバー、青木と同じバイト先で働いていた女子短大生。
性格は朗らかで、見た目通りにふんわりと優しく、
不良の青木を何かと気にかけてくれていた。

吉田聡先生の描くところの女性キャラは、
スレンダーな美人さん系であることが多く、
また太めの女性キャラはオバチャンであること多いため、
こうしたふっくら系の若い女性キャラは珍しく思います。

ほんの一話にしか登場しませんでしたが、
終始笑顔で、とても温かみのあるキャラでした。


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7人目
「1・2・3でキメてあげる」より、桜井絵里奈。 

お金持ちの家のお嬢さんで、正統派美少女。 
なのだが、プロレス同好会に所属し、得意技は関節技と寝技という、
ガチセメントスタイルのレスラー。

大宮直衣先生の描く女性キャラは割とロングヘアーが多いのですが、
彼女はショートカットで、しかも眼鏡という、
当時としては珍しいタイプのキャラでした。
しかし、ヒロインとしてはとても正統派で、
好いた男の身を常に案じる、控え目な女性でした。
暴れん坊な女性キャラが多い作品でしたので、
その控え目さが、むしろアピールポイントでした。


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8人目
「エマ」より、ポリィ。 

登場するメイドの中でも最年少格ながら、
周りの大人たちに影響されてか、結構生意気な口を利く。 
それでも、時に見せる悪戯な表情は、
まだ子供らしさを残した愛嬌味に溢れている。

「エマ」にはとても魅力的なメイドさんが、数多く登場します。
その中で何故ポリィがお気に入りかというと、
メイドという大人社会において、ある程度自由奔放さを発揮できる、
年少者のポジションにいる彼女が魅力的だからです。

型にはまりきっていないことが許される。
子供なのに大人に対していっぱしのクチをきける。
でもやっぱり子供だから、結構オタオタしたりもする。
くるくると表情が変わる姿が、とても愛らしいのです。


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9人目
「アフロ田中」より、二階堂麗子。通称ロボ。 

陰気で、美人でもないため作品内での男共からの評価はイマイチだったが、
健気で家庭的なところが読者のハートをガッチリキャッチ。 
特別編集のコンビニコミックスまで刊行された。

まあ、「アフロ田中」シリーズに登場する女性キャラたちは、
みな一癖も二癖もあるような人たちばかりなので、
必然、控え目なロボは人気が出ますよね。

そんなロボですが、結婚し、子供が出来たことで、
ダンナの小遣いをがっちり管理する、強い嫁になりました。
やはり「母は強し」と言ったところでしょうか。


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10人目
「ごてんばチアリーダーズ」より、マリア・レジーナ。 

ブラジル人の父とアメリカ人の母を持ち、ラテン気質でいつも明るく笑顔。 
一見能天気に見えるがチアへの態度は真摯で、
ベースというポジションらしく、縁の下の力持ち的存在。

マリアの魅力は、ムードメーカーとしての華やかさと、
ベースの力強さの両方を併せ持っていること。
ある意味、女性の持つ魅力を全て備えていると言えます。
スタイルも抜群ですしね。最高!


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11人目
「エレキング」より、弥生さん。 

メイド喫茶をリストラされた後、監督の現場にて学生と共に働くことに。 
「動きやすい服装で」と言われてメイド服で来るあたり、
やはり只者ではないが、この作品内では比較的まとも。 
3月生まれ。

エレキングの終盤に突如として咲いた花。
それが弥生さん。
現在連載中の「ねこたん」に登場しないかなあと、
密かに期待しております。


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12人目
「谷仮面」より、椎名綾。 

不良校統一を目指す中岡の異父妹で、驚異的な格闘能力を持つ。 
ペチャパイなのを気にしているが、
ムネの大きいキャラばかりのこの作品にあってはむしろ希少価値。

実際、柴田ヨクサル先生の描く女性キャラは過剰にグラマラスなので、
アヤのスレンダーさは貴重ですよね。
恋愛よりも、女性同士のガールズトークに興味があるあたりも、
女子中学生らしくて可愛らしい。

そしてそんな彼女であるにも関わらず、
しっかりとサービスショットを用意しているあたり、
ヨクサル先生はサスガだなあと、関心せざるを得ませんね。


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13人目
「ヒャッコ」より、蕾家祈。 

美人でスタイルも良いのに、
暗くて内向きな性格が全てを台無しにしている残念な女子高生。 
双子の妹がおり、こちらは性格が明るくやはり美人なのだが、
胸の大きさが残念なことに。

前に紹介したロボと似通ったところのある彼女ですが、
決定的に違うのが、イノリちゃんは美人であること。
しかし、それも隠してしまっていては同じことなのですが、
幸いなるかな、読者としてはその点をしっかり理解しているワケで、
イノリちゃんが魅力的な女性であることを、ちゃんと知っているのです。
ああ、読者で良かったなあ。


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14人目
「封神演義」より、ケ蝉玉。 

漫画版での彼女は、かなりエキセントリックなキャラになっているが、
原作(安能版)での扱いに比べれば遥かにマシ。 
メインヒロインと言っても過言では無いほど大活躍。 
パンツ丸見えニャ。

漫画に登場する女性キャラとしては、
トップクラスで好きなキャラである彼女。
派手で独特なコスチュームや見た目に、
思い込んだら命がけなちょっとやっかいな性格が、
とてもバランスよく組み合わさっております。

とにかく初登場時のインパクトがもの凄く、
一発でやられてしまいましたね。
こんなキャラはもう、そうそう出ないような気がします。


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15人目
「おいピータン!!」より、渡辺さん。

初登場時は、仕事一筋っぽく色気の無いキャラだった。 
それがメインヒロインの座に収まるや、
どんどんキレイに、どんどんイイ女になっていった。 
東京生まれ東京育ち。

今回紹介した女性キャラの中では、最年長なのではないでしょうか。
大人の魅力が満載の渡辺さんであります。
彼女について気になることは唯一つ。
下の名前
・・・いつか知ることができるのでしょうか?


さて、一気に並べてみると、とても長い記事になってしまいました。
もうちょっとこまめにまとめておけば良かったなあと思っております。

この「#女性キャラ」。
1年以上ほったらかしではありますが、
また何かの機会に、再開したいなあとは考えています。

まあできるだけ、気軽に、気軽に。
posted by 山田工作 at 00:29| Comment(0) | 女性キャラ考察

2015年08月14日

カプチーノ 3巻

「カプチーノ」3巻を購読しました。



今巻が最終巻となります。
コミックスにして3巻というのは、
まとめて読んでもあっという間ですが、
連載開始当初から3年間、じっくりと読んできた身としては、
遂に完結か〜、という気持ちです。

ステップアップラブコメディと銘打ったこの作品。
1巻では主人公たち二人の出会いから一気にファーストキスまで行き、
おいおい、このままどこまで行ってしまうんだい?
と思っていたら、まさかの停滞の2巻。

それでも、お互いが好き合っていることを確かめあって迎えた3巻。
克美ちゃんとハギワラ、それぞれが「好き」という気持ちと向き合い、
お互いの気持ちを尊重した上で、より「好き」になって、
これからも付き合っていくことを選んだ二人。

最初は、「好き」という気持ちが良く理解できず、
そのせいで、端から見ている人たちにとっては、
色々と面白いことになっていた二人でしたが、
それぞれが相手を想う気持ちを糧に変化していった結果、
とっても素敵なカップルになりました。

見ているだけで面白いバカップルが、
普通のカップルになってしまったのでは、
連載終了もやむなし、といったところでしょうか。

それにしても関心するのが、
「人を好きになる」という気持ちをエネルギーに変えて、
ごく短期間のうちに驚異的な成長を遂げた、
涙川克美ちゃんというキャラの素晴らしさ。

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最初のうちは、自分の気持ちにすら振り回されていたのに、
自分の気持ちに真摯に向き合い、
自分の「好き」だけでなく相手の気持ちにも想いを馳せ、
良い友人の手助けも得て、見事に恋いを実らせました。

それどころか、克美ちゃんの好意を受けたハギワラが、
その好意によって、根本的なところで性格変化をおこし、
遂には克美ちゃんにメロメロになってしまったあたり、
克美ちゃんの魅力の凄さがうかがえようというもの。

克美ちゃんの良き友人であるナナちゃんにしても、
その魅力にヤラれてしまった一人ですし、
ハギワラの妹の志穂ちゃんもあっけなく籠絡。

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さらに今巻では、克美ちゃんの魅力に当てられて、
告白までしてしまう男子生徒が現れる事態に。
そしてそんな彼の告白を受け止めたうえで、
きっぱりと断った克美ちゃん。
うーん、本当に素晴らしく成長したものです。

今後もう、克美ちゃんの動向が見られないのは残念ですが、
連載をしていたこの3年間、とても楽しく読むことができました。
そのことに、本当にありがとうございました、という感じです。

番外編もしっかりと収録し、描き下ろしもたくさんあり。
かなり厚くなり、読みごたえたっぷりだった今巻。
間違いなく最高の最終巻でした。
posted by 山田工作 at 23:51| Comment(0) | コミックス2015