2015年07月28日

つまわた、ド嬢、オラウータン回

最近購読したコミックスをご紹介。

「つまさきおとしと私」 1巻



ネトラボにて連載中の作品。
無料公開されているネット作品については、百聞は一見にしかず、
まずは見てきてもらうのが早いかと。

人間の靴のつま先を切り落とすことを生業とする妖怪「つま先落とし」と、
その妖怪を唯一見ることのできる少女、長妻咲との、
現代社会における交流を描いた物語。

妖怪と少女の交流を描く作品と聞くと、
田舎を舞台にしたハートフルな物語であったり、
都会であるなら、無味乾燥な社会における一服の清涼剤的なお話を期待しますが、
この作品は全く逆。

どちらかというと、超有名妖怪漫画である「うしおととら」に近く、
現代社会における不条理や矛盾、やりきれなさをテーマとしています。
とは言え、「うしとら」に比べればこの「つまわた」は遙かに小粒。
扱うネタは日常におけるほんの些細な出来事ですし、
連載のペースも週2ページと少なめ。

しかし、作品のスケールは違っても、
こうして単行本化されるのを心待ちにするほど、
面白い作品なのであります。

通常、現代社会における矛盾等へのツッコミは妖怪の仕事です。
しかし「つまわた」ではその役目は人間の少女が担い、
妖怪はむしろ、現代社会を擁護していたりします。

そしてそんな心優しき妖怪は、唯一その存在を知る少女によって、
次第にその生息を追いつめられていく・・・

少女が妖怪を追いつめていくという倒錯性と、その緊迫感、
愛あるがゆえに発生する狂気の怖さとおかしさが楽しめる。
そんなお話です。


「バーナード嬢曰く。」 2巻

  

ツイッターで見た画像がとても印象的で、
それをきっかけに読んでみたこの作品。

1巻を読むのがとても遅いタイミングだったため紹介しそびれて、
2巻からの紹介になってしまいました。

読書が嫌いなのに、通な読書家ぶりたい女子高生が、
何とかして本を読まずに読書家であることをアピールしようと、
色々と工夫をこらす様がおかしい、ユルい日常系のギャグ漫画です。

「読書」をテーマにしたギャグがネタの中心なのですが、
作中に様々な有名文芸作品や作者が登場し、
それらにまつわる名言や格言などが語られるため、
実際には読んだことのない名作や、
良く知りもしない作者のことを、
この漫画を読むだけで解ったような気になれるという、
非常にお得な気分が味わえる作品となっています。

主人公である女子高生、町田さわ子の、
読書家ぶったおかしな行動と言いぐさに対し、
周囲の人たちがツッコミを入れていく、
というのが基本スタイル。

ド嬢2巻

本を読んでいないのに読んだ風を装っているため、
さわ子の言動は大抵的外れなものなのですが、
内容を知らないが故に、時に鋭いことを言ったりもします。

そしてそんなさわ子に対し、
いち読書家として意見してやろうとしたものの、
まんまとさわ子のペースに巻き込まれてしまった、
SF愛好家の女子高生、神林しおり。

豊富な知識でもってさわ子の疑問に答えたりするものの、
半端な知識しか持たないさわ子にいらんツッコミを入れられ、
キレ気味にツッコミ返しをするという、
そんな女子高生二人によるじゃれあいこそが、
この作品の最大のアピールポイントと言えましょう。

さわ子と神林

かなりポンチ度の高い絵柄も、ネームの多い作風に合っており、
所々で挿入される、作者によるコラムも読みごたえがあって、
明るく、楽しく、ためになる。
そんな作品となっています。

1巻を読んで、とても残念だったのが、
ツイッターで見た画像が収録されてなかったこと。
これについては、読み終わって「?」状態だったのですが、
調べてみると、本来1巻で終わるはずだった本作が、
実は「REX」誌において連載が再開しており、
この度、2巻が出ることとなった由。
見たかったネタもちゃんと収録されていました。

また2巻では、神林のキャラに焦点が当てられるネタが多かったのが、
個人的には嬉しいトコロでした。

基本ツッコミキャラである神林が、逆にさわ子から突っ込まれ、
うろたえてみたり、考え込んでみたり、
さわ子に対して自分が好意を抱いていることに戸惑ってみたり、
旅行の私服が以外とフェミニンな感じであったり、

神林しおり

入浴シーンまであったりと、
まるで神林が主人公であるかのような2巻でありました。
そんな2巻の中で、一番良いな、と思ったのがこのシーン。

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読書だけでなく、色んな趣味に関して言える、
とても良い言葉だと思います。

自分が「素直」では無いと思っている神林にとって、
さわ子はある面では、羨ましい存在なのでしょうね。

さわ子と神林の関係の深化が、ニヤケるほど楽しいこの作品。
続巻がとても楽しみです。

再来年の冬頃には出てくれるかな・・・


「オールラウンダー廻」 17巻



修斗の全国大会は続いており、マキちゃんの決勝戦が始まりました。
好きなキャラである延岡サンの活躍が見られないのは残念ですが、
解説要員としてちゃんと出番はありました。

meguru17_hk.jpg

裸割烹着。
新たなジャンルが生まれそうな予感がしますね。
posted by 山田工作 at 22:46| Comment(0) | コミックス2015

2015年07月27日

WF2015S ミニレポ

2015夏のワンダーフェスティバルに参加してきましたので、
まずはそこで撮影した作品のご紹介。

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7-09-08「Cemetery Gates」さんの、オリジナル作品。
カメレオン女といったところでしょうか。
皮膚の質感がすごく、
女性+カメレオンというアンバランスさがとても魅力的でした。

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7-09-14「怪奇造形堂・蟲式」さんの、デビルマン。
造形も彩色も素晴らしく、圧倒的な存在感がありました。
漫画版デビルマンは大好きな作品ですが、
今でも根強い人気がありますね。

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7-07-10「アーニトル」さんの、ワンダちゃん。
コスチューム、中でも靴の造形に目がいきましたが、
何より素晴らしかったのがぽってりとしたおなか。
縦縞のコスチュームと相まって、最高の出来でした。

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6-22-06「ダブルドラゴン」さんの、オリジナル作品の数々。
どれもこれも素晴らしく可愛いのですが、
特筆すべきはその小ささと細かさ。
そのスケール感は、どう言ったところで伝えるのが困難。
ですので、直にこういった作品を見ることが出来るというのが、
イベントに参加することの最大メリットなのです。

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5-11-06「My Favorite Animals」さんの、モンハナシャコとアルマジロトカゲ。
色んな動物たちのフィギュアが楽しめるのもワンフェスの魅力ですが、
まさかシャコのフィギュアが見られるとは思ってませんでした。
造形もですが、彩色がとても綺麗な作品でした。

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5-15-14「GANCHO」さんの、蝶乃。
表情や作品全体の色合いが独特で、
何よりつるぺったんな胸からおなかにかけてのラインが、
とてもタマラナク良い作品でした。

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5-10-11「結晶洞窟」さんの、マルシルとチルチャック。
小物類や衣服の造形がとても丁寧で、
色合いもまたそれにピッタリ合っている作品でした。
こちらでは「ダンジョン飯」だけでなく
「ハクメイとミコチ」の作品もあり、
この諒作品は他のディーラーさんでも結構作品化されていて、
「こりゃあハルタ、始まったな」と思った次第です。

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5-29-07「NIGHT BLUE」さんの、ディアンヌ。
このムッチリ感。
最高。

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5-26-10「うろしば」さんの、箱庭の悪魔。
会場では、はかなげで幼い感じが魅力的でしたが、
こうして写真に撮ってじっと見てみると、
妖しげな魅力もあるように感じられますね。

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4-08-08「らくだ模型」さんの、たぬきセット。
「月刊少女野崎くん」という作品は知らないのですが、
たぬき好きとしては撮らずにいられませんでした。
し、死んでr


今回購入したのはこちら。

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7-20-12「Squama」さんの、猫に蛸。

6-28-02「カインドオブマジック」さんの、にゃんぷれすとにゃんぴっちゃー。

4-04-02「スカルチュラはにわや工房」さんの、蓮に蛙根付

6-17-10「皇龍亭」さんのパーパークラフトKAMITOKO

さて今回のワンフェスは、前日に完成見本を塗り終わるような有様で、
色々と準備不足がたたった参加となりました。

しかも、幕張メッセの近くまではいつもどおりの時間に来られたのに、
千葉マリンスタジアムでの高校野球の決勝戦とカチ合ってしまい、
高速を降りる前から大渋滞が発生。
結局会場入りしたのは10時過ぎで、渋滞による疲れと、
寝不足もあって体調は今までで最悪でした。

へろへろの状態で会場を見て回ったものの見逃したものも多く、
気ばかり急いてしまい、何だか夢の中にいるような感覚で、
気が付けばあっと言う間にイベントが終わっていました。

それでも、持っていったリンツやテラリンのキットは何個か売れ、
カエルの小物は前回同様完売と、嬉しい結果となりました。

今回、両隣のディーラーさんたちには色々とお世話になりました。
本当にありがとうございました。
体調は最悪でも、最高のイベントとなりました。

また来年に向けて、頑張りたいと思います。
posted by 山田工作 at 16:05| Comment(0) | 模型造形

2015年07月20日

ベタ♂

ワンフェスに向けての作業中、
接着剤などが無かったためホームセンターへお買い物。
その際、生き物コーナーをちょっと覗いたのがマズかった。
気が付いたら、ベタの雄を1匹購入していました。

ベタ ♂

青い体に赤いヒラヒラが美しい。
因みに600円でした。

ベタを飼うのはこれで2回目。
2005年に、何も知らずに綺麗だからと購入して、
オスメスを一緒にしていたら産卵したため、
それを孵化させたり稚魚の世話をしたりして、
2009年まで飼っていました。

今度は特に繁殖などは考えていませんが、
彼がどれだけ生きてくれるか、楽しみです。
posted by 山田工作 at 19:57| Comment(0) | 生き物・その他

2015年07月18日

緋山さんと篠崎さん

最近購読したコミックスをいくつかまとめてご紹介。

ONEPIECE 78巻



ルフィとドフラミンゴの戦いは続いております。

それとはあまり関係ないのですが、
最近になって気になっているキャラが、ベビー5。

作品内でカップルとして成立したキャラを好きになる、
という傾向が、どうも自分にはあるようでして。

ベビー5は、ドフラミンゴの手下であったにも関わらず、
戦いの相手であった八宝水軍のサイと、
あれよあれよという間に婚約してしまいました。

その経緯については前巻で描かれていますが、
ベビー5は登場初期から、やや破綻した性格が目立っており、
正直好きなキャラではありませんでした。

それが、彼女の異常に惚れっぽい性格の背景にあった、
過酷な半生についてを知るにつけ、
戦いのさなかで出会ったサイとのやりとりが、
悲しくもあり、また可愛らしくも感じられ、
何だか一気に好きなキャラになってしまいました。

これからのベビー5の生活に幸あれ、と思うと同時に、
今後いつか、扉絵シリーズででも、
新生八宝水軍の様子が描かれるととても嬉しいなあ、
と願うばかりです。

ドレスローザ編が終わってもいないのに、気が早いですか。


人身御供の緋山さん 1巻



ネガティブ・ツインタワー」の最終巻が出たのが2012年。
長く待ちましたが、ようやく新作のコミックスが出ました。

コミックメテオ掲載作品の常なのですが、
ここであれこれ説明するよりも、
実際に読んできてもらうのがてっとり早いので、
ぜひこちらのサイトで読んでみていただきたい。

けものの☆先生の描くところのモノノケたちが、
いきいきと動き回る様子を、是非ご堪能あれ。

猫好きとしては猫又さんはもちろん好きなのですが、
個人的にとても好みだったのが、獄卒の蛇咬さん。
小さくて可愛いのに怪力で古風(おっさん風味)というのがツボでした。


篠崎さん気をオタしかに! 5巻



ひやまさんに篠崎さんと、メテオは人物名で攻めてきますね。

これまたメテオ掲載の作品であるので、
未読の方はそちらを参照していただくとして。

今巻では、主人公の兄である篠崎真氏がわりと活躍。
このアニキ、根っからのオタクであるものの、
ゲームの腕前はかなりのツワモノであったり、
同人誌製作のヘルパーとしてとても優秀であったりと、
ただのデブだと思うなよ?感が満載であります。

何となくですが、ひぐちきみこ先生の作品である、
「ぼくらは陰気なあそびにん」に登場する、
オタクなお兄さんを彷彿とさせてくれますね。

何のことかわからない、という方は、
絶版マンガ図書館にて公開されている、
がんばれ!プリンセスちゃん」に収録されているので、
そちらを参照して下さい。
こちらも面白い作品ですので、読んで損は無いかと。


愛気―S 4巻



雑魚キャラ一掃強化巻、とでも言いましょうか。
今後活躍が見込めない弱キャラが次々と倒されていきます。
その過程で様々なキャラが活躍するので、
見所のバリエーションは多いと言えるでしょう。

残念なのが、最近お気に入りになった巨女、
カサンドラさんの出番がほとんど無かったこと。
まあ巻末にピンナップ風のイラストがあったので、
今回はそれで良しとしましょうか。
次巻での活躍に期待。


ワンフェスまであと一週間!!
時間ねええ〜
posted by 山田工作 at 01:24| Comment(0) | コミックス2015

2015年07月13日

イカ、よろしく

7月26日はワンダーフェスティバルが開催されます。

今年もディーラーでの参加を予定しており、
そこで新しいフィギュアを出品すべく準備を進めていますが、
作業は遅れに遅れています。

何故か?

まあ一番の理由は自分の怠惰な性格にあるのですが、
それ以外の、最大の理由が「スプラトゥーン」。



巷で人気のこのゲーム。
発売当初からすごくやりたかったのですが、
それでも、ワンフェスに向けての作業が優先、
せめてフィギュアの原型制作が終わるまでは、
決して手を出すまい、と思っていたのです。

手を出したらきっとハマる。
そうなってしまってはフィギュアがピンチと、
しばらくの間は我慢をしていました。

しかし、ゲーム内でのイベントにて、
赤いきつねと緑のたぬきの対決フェスを行うと聞いては、
もはや我慢も限界、
参戦せずにはおられるかーい!
とばかりに手を出してしまい、
案の定、それ以後どっぷりとハマっております。
そしてこれまた案の定、フィギュア制作は遅れております。
まさしく、自業自得。

ただ、ここでワタクシ、こう思うのです。

確かに、スプラトゥーンを遊んでいるせいで作業は遅れています。
このゲームをずっと我慢して作業していたなら、
きっとフィギュア作りは今よりも進んでいたでしょう。

しかし、ゲームを我慢していることによるストレスが増大して、
今よりも、精神衛生状態は非常に悪化していたことでしょう。

フィギュア制作が遅れていることによる焦りや、
どうしてもっと早くやらなかったのかという後悔はあります。
しかし、スプラトゥーンを遊んでいる楽しさもまたあり、
スプラトゥーンを遊ぶことが、ストレス解消にもなっています。

フェス当日はフィギュアそっちのけでゲームをしていました。
こんなにゲームに没頭できたのはずいぶん久しぶりで、
フェス終了後は、何とも言えぬ充実感がありました。
ちなみに、「緑のたぬき」陣営で参加していました。

ワンフェスは、自分にとっては年に一回のお祭りであり、
それに対してちゃんと準備をして臨みたい気持ちはあります。
しかしそれとは別に、面白いゲームを遊びたい、
そのゲームをより楽しみたい、という気持ちもあります。

今、ワンフェスに向けての作業は遅れており、
結構ギリギリの状況ですが、気分は割と落ち着いています。
これはきっと、無理にゲームを我慢しなかったからでしょう。

子供のころからずっとゲームを遊んできました。
ゲームばっかりしていてはダメでしょうが、
ゲームを遊んでいたことにより、色んなことを知り、
悩みやストレスなど、様々なことから救われてきました。

世の中には、ゲームを目の敵にするような人もいますが、
ゲームが持つ純粋な楽しさと、
それがもたらす、人間的、あるいは社会的なプラスの面にも、
目を向けてもらえればと思います。


岩田社長の死、世界が悼む 

任天堂の岩田社長が亡くなりました。
突然の訃報に、ただただ驚いています。

小学生の時にファミコンで遊んで以来、
今楽しんでいるスプラトゥーンに至るまで、
様々なゲームを楽しんできました。

その少なからぬ部分に、岩田氏は関係しており、
自分に限らず、また日本だけでなく世界中に、
ゲームを通じて岩田氏のもたらす楽しさに触れていた人が、
数え切れないほどいることでしょう。
ツイッターやニュースサイトなどでの反応から、
その影響の大きさが見てとれます。
あまりに早い、そしてあまりにも唐突な訃報に、
みんなが驚き、戸惑い、悲しんでいます。

今はただ、謹んでご冥福をお祈りします。
posted by 山田工作 at 18:52| Comment(0) | ゲーム