2015年02月28日

夕空のクライフイズム 4巻

「夕空のクライフイズム」4巻を購読しました。



読むだけでサッカーに関する豆知識が豊富になるこの作品も4巻目。
今巻でも海外サッカー選手やサッカーの戦術、
テクニックなどに関しての記述が多く楽しめるのですが、
高校サッカーであるのに全然試合をしないのもこの作品の特徴。

練習試合を何試合かしたようなのですが、
あくまで練習の位置付けでサラッと描かれており、
次の巻からは他県に乗り込んでの試合となるものの、
これもやはり練習試合。
一体公式戦はいつになったら始まるのか・・・

ひょっとしたら、こうして公式戦に至るまでの過程を延々と描き、
公式戦自体は、「遂に始まった!」→「結果はこうだった・・・」
というモノローグで終了、というような、
およそスポーツ漫画らしくない超展開になるのではないかと、
いらぬ心配をしてしまう今日この頃。

さて、そんな不安とは裏腹に、
この作品のもう一つのウリである、太ももマネージャーの雨ちゃん。
こちらは今回、私服を披露してくれるという嬉しい展開が。

雨宮雨

ニットのワンピース。
良いですね、グッと来ます。
何が良いって、自らの特徴である太ももを隠さないスタイルに、
あえて敵地に攻めていく姿勢とその決意が見てとれます。

今後は静岡県代表校という強豪との練習試合となるわけですが、
新メンバーが登場したり、
これまであまり触れられてこなかったキャラたちが掘り下げられたり、
雨ちゃんを巡る恋模様が現われてきたりと、
彩り豊かな良い巻でありました。

ところで、この練習試合の相手となる高校。

夕空のクライフイズム 4巻

「富士鷹高校」。

静岡だから富士というのもあるのでしょうが、
これはやはり、「富士鷹ジュビロ」ですよ、ね・・・


posted by 山田工作 at 18:04| Comment(0) | TrackBack(0) | コミックス2015

2015年02月24日

聖☆おにいさん 11巻 + 鬼灯の冷徹 17巻

今回は、「聖☆おにいさん」11巻と、
「鬼灯の冷徹」17巻をご紹介。

 

・・・なのですが、この2作品はどちらも、
「一話完結型のギャグ漫画」。
正直言って、ネタバレを避けつつ感想を書くというのが、
とてもやりづらい作品であります。

ならばと、内容について自分なりの考察を述べようにも、
どちらも神話や伝承をもとに、作者なりの解釈を加え、
面白おかしく描かれているため、
こちらとしては「ほほう」と為になるばかりで、
特に気の利いたツッコミも入れられず。

面白いのに、それを紹介するのが難しいという、
とても厄介な存在であります。

しかも今回、「聖☆おにいさん」の方では、
イングレスというスマホを利用したゲームを紹介せており、
スマホどころか携帯電話すら持っていない当方としては、
神話とか関係ない現実社会のネタなのに、
「へーっ」と関心するしかないという体たらくであります。

さてさて、そうは言ってもネタバレしない範囲での感想を述べますと、
両作品とも動物が目立っておりました。

「聖☆おに」は元来、それほど動物成分が高くはない作品ですが、
今巻ではブッダとイエスが動物園に行く回があり、
いつもよりも多くの動物が登場しました。

聖☆おにいさん 11巻

こういう回は、普段動物を描かない作者の方は辛いところでしょうが、
動物好きの一読者としてはウレシイ限りです。
ブッダの愛馬のカンタカが準主役の回もあったのも尚良し。

「鬼灯」は、犬・猿・雉の桃太郎トリオに、
狐や狸、兎という風に元々動物成分が多めですが、
今巻では「鎌鼬」が初登場。

鬼灯の冷徹 鎌鼬

可愛いだけでなく、ちゃんと3匹セットなのがウレシイ。
分福茶釜も再登場しており、モフモフ成分高めの巻でした。

また、女性の下着の色について獄卒どもが熱く語り合うという、
男のバカさ加減を良く現しているネタがあり、
こういったことを冷静に描写してくれる女性の漫画家は、
男向けの雑誌にとって大事なんだなと強く感じました。

ところで、そのシーンにおいて茄子が、
「柄ものが好き」と、ペイズリーっぽい模様を挙げていました。

鬼灯の冷徹 17巻

これは大変危険な好みです。
好奇心旺盛な、ヤバ目な女子高生と一緒です。

tumawata_37.JPG

何だか良く解らないという方は、
つまさきおとしと私」という無料漫画を是非お読み下さい。
最初は何のことかわからなくとも、全部読めばきっと解ります。
そして解ったころには、きっとこの作品が好きになっていることでしょう。

ああ、早く「つまわた」、単行本化されないかな・・・
posted by 山田工作 at 19:50| Comment(0) | コミックス2015

2015年02月17日

ツマヌダ格闘街 17巻 + これからコンバット 4巻

今回は2冊まとめてご紹介。

「ツマヌダ格闘街」17巻



前巻にて、これまで謎だった出自が明らかとなり、
ロシアからやってきた生き別れの妹の手によって、
連れ去られてしまうかと思われたドラエ・ドリャーエフ。

ツマヌダ格闘街16巻

しかし、そこにミツルが待ったをかけ、
ドラエの今後を巡ってバトルが勃発。
ミツルを含む日本人5人チームが、
外国人5人チームと対戦することになりました。

こう書くと、何だか少年誌向けの王道バトル漫画みたいですが、
実際はいつもの「ツマヌダ」です。ご安心下さい。

そして、緒戦でミツルの相手として現われたのが、
なんとジロー・王。

ジローとミツル

自らのルーツである王家太極拳の危機を救うため、
台湾へと旅だっていたジローですが、
姉のクインシー・王と共に、めでたく再登場となりました。
クインシー姉弟は「ツマヌダ」で一番好きなキャラたちなので、
これは個人的に、とても嬉しい展開です。

勝敗については実際に読んでいただくとして、
2戦目では、喪黒福造 孫安福が登場。

孫安福

これにより「オバQ」と「笑ゥせぇるすまん」の共闘という、
藤子不二雄AとFの揃い踏みと相成りました。
「ツマヌダ」読者であればこの辺については説明不要でしょう。
こういったシーンも、とても嬉しい演出であります。

しかし、中国拳法の使い手が多く出てきて、
様々な中国拳法の流派などについての解説が入ると、
どうしても「拳児」が読みたくなりますね。
特に台湾編。

そうか、両方とも「台湾」で「八卦掌」繋がりか。
なるほど、なるほど。

何のことか解らない?
そういう方は是非「拳児」も読みましょう。
「ツマヌダ」が好きなら、きっと面白いですし、
読めばよりいっそう「ツマヌダ」も楽しめますよ。


「これからコンバット」4巻



前巻についての記事でも書きましたが、
基本表紙詐欺であり、カバーイラストはお色気過剰なこの作品。
そして中身を見ればサービスカットは少な目、
硬派なサバゲ描写ばかりというのが今までの流れでしたが、
今巻では何と水着回があり。

これからコンバット4巻

海水浴場でのキャンプと水鉄砲バトルということで、
水着であることへの必然性がちゃんとあり、
お色気だけでなく、説得力の面でもぬかり無し。

水鉄砲バトルだけでなく、早撃ち競争やナイフバトルがあったり、
新たに加入した神田さんのためにエアガンを購入しに行き、
そこで主人公のゆいちゃんの成長ぶりを目の当たりにしたりと、
ストーリーのバラエティが豊かな巻でありました。

さて、新メンバーとなった神田さん。
これまでも脇役としてちょこちょこ登場していましたが、
海水浴編での水着姿によって、見事に主要キャラへと昇格しました。

これからコンバット 神田

とても見事なプロポーションですが、それだけでなく、
丸だしおでこに黒髪ロングストレート、
厚めの唇に、性格は姉御肌と、
とっても「ツマヌダ」のクインシーを彷彿とさせてくれます。

クインシー・王

この点も、前巻についての記事で指摘してましたか。

しかし、クインシーが復帰した巻と、
神田さんが新メンバーになった巻とが、
全く同じ日に出たことは奇跡。こんな偶然初めて!

osup.jpg

全然違うタイプの二つの作品で、
これだけ似ているキャラも珍しいな、と思いつつも、
両方とも好きな作品なのも宜(むべ)なるかな、
としみじみ思うワタクシなのでした。
posted by 山田工作 at 22:54| Comment(0) | TrackBack(0) | コミックス2015

2015年02月10日

超可動ガール1/6 3巻

「超可動ガール1/6」3巻を購読しました。



アニメやゲームに登場するキャラクターのフィギュアが、
登場作品での人格のまま動き回るこの作品。
最初はノーナ1体だけだったのが、
ベルノア、クサビと動くフィギュアは増え続け、
今巻でも新たなキャラが登場。

天乃原すばる

天乃原すばる。
格闘ゲームのキャラですが、見てのとおりの和風キャラ。
黒髪ロングにツリ目。そして着物っぽい衣装。
これ、どう見ても、「男爵校長」の弦音さんですよね。

菜ヶ原弦音

ここまで似ているキャラが登場したことで、
ワタクシ、やっと理解いたしました。
この「超可動ガール」という作品は、
「男爵校長」シリーズへの、OYSTER先生による、
セルフオマージュの要素を含んでいるのだということを。

そうして見てみると、ノーナとアリカは何となく似ています。

超可動ガール 3巻 芽野アリカ

そうすると、ベルノアは小蘭さんでしょうか。

ベルノア 咲森小蘭

あまり似ていない?
いえいえ、そんなことはありません。
好戦的な性格、大きな胸、泣き虫と、顔以外はそっくりです。

そして、クサビはドナさんですね。

クサビ 入江ドナ

主に着ぐるみ的な部分で。

ここまで、何を言っているのか全然解らないよ!
という方は、「男爵校長」を読んでみると良いですよ。
OYSTER先生独自のギャグセンスが炸裂する、
4人組の女子高生が主役の4コマ漫画作品です。

シリーズとして「男爵校長DS」と、
男爵校長High!」がありますので、併せてどうぞ。

さて、「超可動ガール」。
1巻の後書きでOYSTER先生が語られたように、
意図的に「ちょっとエッチ」になっているワケですが、
今巻でもしっかり入浴シーンがあります。
が、
冷静に考えれば美少女フィギュアが裸になっているだけであり、
それに興奮するのはヒトとしてどうなのか。

そもそもフィギュアを裸に剥く必要があるのか?
大体、彼女たちはキャストオフが可能なフィギュアじゃないよね?
という疑問がないではないですが、
それについては後書きでしっかりと解説されています。

この後書きと言い、各話の間に入る1ページ漫画と言い、
描き下ろしが多いのも、この作品のウレシイところです。
さすがにOYSTER先生は、オタクの心理が良く解ってらっしゃる。

冠成次郎

ええ、それはもう本当に・・・
posted by 山田工作 at 20:38| Comment(0) | コミックス2015

2015年02月09日

ピコピコ少年SUPER

ピコピコ少年SUPER」を購読しました。



作者の押切蓮介先生が、実体験をもとに、
ゲームと人生の関わりを描いた「ピコピコ少年」と、
その続巻「ピコピコ少年TURBO」に続く、
シリーズ3冊目なのですが、実は購入したのはこれが初。
何故買ったのか?
それは、この「ピコピコ少年」シリーズとは別に、
やはりゲームをテーマにして押し切り先生が描く作品、
ハイスコアガール」において発生した著作権問題、
これに触れたエピソードが収められているとのことだったので。

この著作権問題。
漫画内でのゲームについての描写が無断で行われており、
自社の管理するゲームの著作権侵害に当たるという、
SNKプレイモアの訴えにより広く知られることとなりました。

これにより「ハイスコアガール」は販売中止となり、
書店よりコミックスが回収され、雑誌連載も休止。
ネット上では、作品を読めなくなったことへの悲しみや、
出版社であるスクウェアエニックスの対応への不満や批判、
また訴えを起こしたSNKプレイモアへの批判、
そして作者である押切先生への攻撃も発生しました。

ゲーム好きで漫画好きなファンからすれば、
今後作品が読めなくなることが何より悲しいわけですが、
それだけではなく、思わぬところで影響が出ました。
それは、ワンダーフェスティバル(WF)において、
SNKプレイモアの版権許諾が降りなくなったことです。

SNKプレイモアが著作権を管理するゲームには、
キングオブファイターズやサムライスピリッツといった、
旧SNKで人気のあったゲームシリーズが数多くあり、
それらの作品に登場するキャラクターについて、
フィギュアを作成している人もたくさんいました。

そういったフィギュアをWFにおいて販売する場合、
WFの主催者を通じて版権の使用許可を得る必要があるのですが、
現在、これが一切許可されない状況になっています。
新規で作品を制作していたディーラーは、
その準備が全て無駄となってしまいましたし、
過去の作品について在庫を抱えているディーラーも、
それを販売する機会を失ってしまいました。

自分自身、ここ何年かではありますが、
版権のある作品を作ってWFに参加していたディーラーとして、
この問題はとても身近に感じられるものでした。

今現在この問題がどういう状況にあって、
今後どのように展開していくのかは解りませんが、
漫画やゲームだけでなく、フィギュアも好きな自分としては、
できるだけ早く、WFにおいて、
SNKキャラのフィギュアを見ることが出来るようになることを願っています。

さて、肝心の漫画の方ですが、
小学校の同級生の女子たちとゲームをするエピソードが、
子供時代に体験する理不尽さとしては、かなりグッときました。
まだ自分の感情を上手く処理できない時期に感じる、
異性への憧れや愛憎の気持ちというのは、
どれだけ歳を重ねても、いつまでも心に残っているものなのだと痛感した次第。

版権問題については軽く触れた程度でしたが、
心のカサブタを剥ぎまくるようなエピソードの数々で、
久々に、読んだ後どっと疲れた一冊でした。
posted by 山田工作 at 22:47| Comment(0) | コミックス2015