2014年10月31日

サラリサラリーサラリスト

「サラリーマン拝!」の3巻が発売されました。



ビッグコミックにて連載中の、吉田聡先生のこの作品。
主人公の拝啓(おがみ あきら)は、タイトル通りサラリーマンなわけですが、
どう見てもカタギのジャパニーズビジネスマンには見えず。

サラリーマン拝! 3巻

特に、女性でライバルキャラの赤城玲奈嬢とのツーショットなどは、
「荒くれKNIGHT」の浅井と摩耶にしか見えない。

荒くれKNIGHT 浅井と摩耶

上が浅井と摩耶。
下が拝と赤城玲奈。

サラリーマン拝! 赤城玲奈

全然似てませんか。
まあ、それはそれとして。

週刊連載となると1話当りのページ数は少なくなるのですが、
1話完結型のこの作品では、ページ数の少なさはむしろテンポの良さとして、
良い方に働いているように感じられます。
ストーリー漫画なのに、まるで四コマ漫画のように、
テンポ良く、スピーディに話が展開し、そして終わるのです。

何か問題が起こる。ないしは困っている人がいる。

事態が深刻になったところで拝登場。

どんでん返し的に、拝がまとめる。

ちゃんちゃん、といった感じで、
起承転結がはっきりしていて、とても読みやすい。

掲載誌的にも、サラリーマンものという作品的にも、
どうしても教訓めいた内容になってしまいがちではあります。

立花侘助

そういった、やや堅苦しい内容であっても、
このテンポの良さと、吉田先生のカラッとした絵柄により、
あっさりした感じで読めてしまうのが本作品の良いトコロ。

この短く、気軽に人生訓めいたものが読める感覚。
何となく、「方丈記」に似ているような気がします。

両作品の、時代の違いは途方も無く、
漫画と随筆という表現方法の違いもあるのですが、
それでも、共通した空気感があるように感じられた。
そんな3巻でありました。

posted by 山田工作 at 15:00| Comment(0) | TrackBack(0) | コミックス2014

2014年10月23日

ティーチャーズペット

「妻がナニやら」1巻を購読しました。



バージンのまま結婚した新妻が、
なかなか初夜を迎えられずモニョモニョするというお話。

主人公の歩夢(24歳)が結婚した相手は、
中学生の時の担任の先生。
夫婦となったにも関わらず、
お互いのことを「先生」「歩夢くん」と呼ぶ様は、
桑田乃梨子先生のある作品を彷彿とさせます。

桑田乃梨子 人生は薔薇色だ

しかし、ほのぼのラブコメなくわたんとは違い、
この作品の作者は、以前にも紹介した林崎文博先生。

ふくよかな女性の肉感的な描写には定評アリ。
主人公の歩夢ちゃんは、ダイエットに失敗し、
ウェディングドレスを破壊した程のむちむち。

妻がナニやら 歩夢

そんな彼女は、未だ処女ではあるものの、
友達の体験談などを聞いてすっかり耳年増になっており、
初体験を前に、あれやこれやとエッチな妄想が止まらない状態。

林崎文博 妻がナニやら

初夜を迎えるべく必死に努力するものの、
全てが空回りしてしまい、結局エッチするには至らず、
というのが基本フォーマットなのです。

掲載誌が「ヤングチャンピオン烈」ということもあり、
内容はかなり刺激的です。
ですが、それは全て歩夢の妄想であり、
実際は先生は手を出していません。

「男としてそれはどうなんだ?」
と思わないでもないシーンはありますが、
歩夢24歳に対して、先生は30代とあり、
これがもし38、9歳であったなら、
歳の差や元生徒だったことからすると、
男としてよりも、保護者としての感覚の方が、
勝ってしまうのかもしれません。

妻がナニやら 1巻

見た目はインテリヤクザと言った感じの先生ですが、
とても優しく、紳士に振舞う先生。
とは言え、EDなどではなく健全な男子であるからして、
男女の仲についてやぶさかであるハズもなく、
1巻のラストでは遂に先生の方から手を出してきます。

この先どうなるのか。
楽しみな一冊が増えました。

さて、「元教え子と教師が結婚」というシチュエーション、
それなりに見受けられるモノだとは思いますが、
「婚前交渉無し」ということで思い出したのが、
ちょっと古い作品になりますが「×(ペケ)」。

この作品、基本はギャグ四コマ漫画なのですが、
登場人物により固定された「シリーズもの」がいくつかあり、
その中の一つ「高校教諭」というシリーズが、
女子高生とその担任の男性教師の交際を描いているのです。

そしてこの先生、根が真面目であり、
女子生徒に手を出すようなことはしません。
(実際手を出したら犯罪ですが)

ペケ 7巻 高校教諭

素晴らしい教職魂です。

この「ペケ」という作品は、
四コマ一つ一つも面白いのですが、
それがシリーズになることで面白さが増し、
更にそのシリーズ同士が繋がりを持つことによって、
より面白くなって、作品世界も広がりをもつという、
当時の四コマ漫画としては特異な造りの漫画でした。

ネタバレになってしまうので詳しくは書けませんが、
「高校教師」シリーズが始まるのは5巻からなのですが、
実はその話は、1巻から続くシリーズとちゃんと繋がっており、
当時コミックスをリアルタイム購読していた自分は、
最終巻でそれらが収束した話を読んで、
とても驚き、喜び、楽しんだ記憶があります。

少し古い作品ですが、ギャグのネタは古くさく無く、
作者の新井理恵先生の独特のテキストは読み応えがあり、
絵も良い上にカラー収録も多く、見た目も楽しい作品です。

フラワーコミック版は絶版状態ですが、
中古で安く手に入りますし、
今ならキンドル版があります。
(カラーページがそのまま収録されているか不明ですが・・・)

インターネットが無かった時代に、
これだけ工夫をこらした四コマ漫画があったということに、
凄さを感じられる、そんな作品です。
posted by 山田工作 at 22:51| Comment(0) | TrackBack(0) | コミックス2014

2014年10月15日

ノットイージー

最近購読したコミックスをご紹介。

「EGメーカー」 1巻



東京の美大を卒業後「絵を描く仕事がしたい」と、
ゲーム製作会社に就職した主人公・吉見優香。
しかしそこは、18禁のアダルトゲーム、
いわゆるエロゲを作る会社だった・・・

ようは、純情な女の子に恥ずかしい体験をさせて、
「はわわ///」と赤面する様子を楽しもう、
という作品なのかというと、さにあらず。

もちろんそういったシーンはそれなりにあります。
そして酉川宇宙先生の描く、主人公優香ちゃんの、
恥ずかしがる表情やモジモジする姿の描写は素晴らしいものです。

ですが、この作品のメインはそこではなく、
エロゲ製作の現場で働く人たちの熱いエナジーと、
それに触発された優香の成長物語こそが、この作品の本筋です。

EGメーカー 酉川宇宙

最初は、エロゲ製作に恥ずかしさを覚え、
またエッチなことへの免疫の無さから、
全く仕事が上手くいかなかった優香。

大類芳樹と吉見優香

しかし、熱意溢れる先輩・大類芳樹の姿に感化され、
またその先輩からの容赦ないダメ出しと、
努力の方向性を教えてくれるヒント、
何より、自分に仕事を任せてくれる心意気に、
何とか応えようと奮闘する優香。

EGメーカー 大類芳樹

時には、自分の至らなさに挫けそうになるけれど、
先輩の、エロゲに掛ける情熱の深さを知り、
その上で、自分の能力を認めてくれていることを知って、
喜び、真剣にエロゲと向かい合う決意を固める優香。

EGメーカー 吉見優香

やってることがエロゲ製作なので、
どうしてもHな画面が多いものの、
何かを作るということの喜びと苦しみが、
優香や大類先輩を通じて伝わってくる、
そんな作品でもあります。

そしてそれを味わうためには不断の、
決して諦めない努力が必要なのだということ。
また、クリエイターが何よりも嬉しいことは、
努力の成果が認められること、褒められることなんだということが、
この作品の一番伝えたいことなのではないかと感じました。

題材が題材なだけに、中々手に取りにくい方も多いと思いますが、
ゲーム製作だけでなく、イラストやフィギュアなど、
何かを作っている人には、元気がでる作品だと思います。

EGメーカー 1巻

またほんの少しですが、CGについてのテクニック紹介もあるので、
CGでイラストなどを描かれる方には、特に良いかもしれません。

男女の別なく、オススメしたい一冊です。





孔明の罠
posted by 山田工作 at 21:45| Comment(0) | TrackBack(0) | コミックス2014

2014年10月12日

マッシティ マッマッシティ マッシティ マッド

ファミコンの「マッド・シティ」をクリアしたので、
レビューと、簡単な攻略記事をひとつ。



ゲーム内容は、プレイヤーは主人公ビリーになり、
悪者にさらわれた恋人アナベルを助けるために、
ベルトアクションで敵と戦い、
ガンシューティングで敵を撃ちまくり、
ドライブゲームで車やヘリと戦うというマルチな展開。

スタート画面にトレーニングモードがあり、
ガンシューティングとドライブゲームの練習が出来るので、
まず最初にやっておくと良いかもしれません。
特にガンシューでは、弾切れ=死なので、
それを理解するためにも1回はやっとくのが吉です。

マッド・シティ アナベル

ゲームスタート後すぐに始まるデモ。
ファミコンらしい、良い雰囲気のドット絵です。

1面は横スクロールのアクションゲーム。
Aボタンでパンチ、Bボタンでキック。A+Bでジャンプキック。
武器やアイテムは自動で拾い、Aボタンで使用。

銃だけは特殊で、セレクトボタンでパンチ攻撃と切り替え。
弾数制限あり。
防弾チョッキを着ている敵には効かないが、
攻撃すれば相手のチョッキを奪うことも可能で、
防弾チョッキ装備で、敵の銃弾を無効化できる。

アクションシーンの操作感はとてもモッサリしており、
パンチもキックも当てづらく、ジャンプキックは性能がイマイチ。
それでもやっているうちに段々慣れてくるので、
ヒットアンドアウェイ戦法で切り抜けろ!

2面はシューティング面。
十字キーでのガンシューはとてもやりづらいですが、
ここもまあ、慣れです。
回復アイテム等が結構出るので、ここはまだ楽な方です。

3面。ここは中ボス面で、とても短い。
中ボスには、地道にヒットアンドアウェイでキックを当てるか、
体力が激減するのを覚悟で、重なってパンチ連打。
画面端だと、少しはやり易いかもしれません。

4面と5面はドライブゲーム。
最高速度を維持して、障害物などに1度も当たらなければOK。
ここは初見でもクリアできるくらいの難易度です。

6面は横スクアクション。
1面よりもずっと長く、敵の種類も多彩。
敵の武器を奪いながら上手く立ち回りましょう。
特に「ムチ」がリーチが長く使い易いです。

7面はまたガンシュー。
回復アイテムがほとんど出ず、攻撃も激しいため、
ここでゲームオーバーになることもしばしば。
でも、コンティニューはあと2回ありますし、
エクステンドで残機が増えることもあります。
あまり緊張せずに進みましょう。
ステージボスで、機関銃男と投げナイフ男の二人組みが登場。
何故かナイフの方がダメージがでかいので、
ナイフ男をまず先に倒していきましょう。

8面、9面は横スクアクション。
8面では犬が襲い掛かってきます。
まずはドッグトレーナーを潰しましょう。
短い面ですが、結構敵のハードラッシュが続くので、
ここでもゲームオーバーを迎えるかもしれません。
でもまだコンティニューは1回残っています。
恐れる無かれ。迷わず行けよ。行けば分かるさ。

9面。ついに敵ボスと対決です。
ボスは銃を撃ってきますが、防弾チョッキがあれば怖くありません。
無くても上手くまとわりつきながらパンチを当てていきましょう。

ボスを倒してやれやれと思っていると、
赤と青の、やたらといかつい二人組が登場。
・・・誰?
特に会話などもなく戦うことになるのですが、
二人組みの連携攻撃がいやらしい。
ここでゲームオーバーになった場合、
また体力満タンな彼らと戦うことになるため、
1回で倒しきらないといけないのです。
二人を上手く誘導しながら、地道にキックを当てては逃げる、
手に汗握るヒットアンドアウェイ戦法で戦います。

この二人組みを倒せば、アナベルが出てきてクリアーとなります。
お疲れ様でした!

マッドシティ エンディング


この作品、1988年にコナミから発売されたのですが、
いまひとつマイナーなせいか、攻略サイト等は見つからず。
コンティニューはあるものの回数制限があり、面セレクトもナシ。
初回プレイではあっさりコンティニューを使い果たし、
これは自力クリアは難しいかな〜と感じました。

それでもまあ、何度かチャレンジしてればコツも掴め、
ドキドキしつつも自力クリア可能な、良い難易度でした。

ファミコン マッド・シティ

クリアまでの時間は小1時間程度ですので、
ちょっとした息抜きに丁度良い感じです。

映画を見るような感覚で、アナベルを助けるヒーローになっては如何?
posted by 山田工作 at 02:02| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム