2014年09月30日

変化の大冒険

「ハルの肴」5巻が発売されました。



週刊漫画ゴラク」にて連載中の、
北海道出身の田舎娘「春野ハル」が、
東京の居酒屋「大門」にて住み込みで働く物語。

以前の記事でちょっと触れたように、
4巻にて故郷寿都に戻ったことが契機となり、
一人前の料理人を目指すと決心したハルちゃん。

決意も新たに、金髪でボサボサ伸び放題だった髪を切り、
黒髪短髪になったことで、見た目の印象はかなり変わりました。

春野ハル ショートカット

一見するとボーイッシュになったように感じますが、
これまでは長い髪で隠れがちだった両目両眉が、
狭いおでこと一緒に、はっきりくっきり表れたことにより、
とても表情豊かなキャラクターとなっています。

春野ハル ハルの肴

やや引っ込み思案だった性格も、
料理人になるという目標を持ったことで積極性が増し、
もとからあった素朴さや自由さと相まって、
女性としてより可愛らしく、
物語の主人公としてより魅力的になりました。

大門旭恵 三杉愛弥

口の悪い同僚は「地味子」などと言っていますが、
実際は逆。

良い素材は、変に手が込んだ料理にするよりも、
シンプルに素材の味を活かした料理にする方が、
より美味しさも増すというもの。
料理漫画らしい、とても良いイメチェンを遂げたハルちゃんなのでした。

料理人 春野ハル


とは言え。

今巻の表紙絵を見ていると、
どうしても想起されるキャラが一人。

カムイの剣 次郎

カムイの剣」の主人公、次郎。
黒髪くせっ毛ショートヘア繋がりであり、
かつ、北海道繋がりでもあります。

この先、ハルもアメリカに旅立つことになるのでしょうか。
「大門」ニューヨーク支店開設、とか言って。

そうなって来ると、「ど根性ガエル」の梅さんとも繋がることに。

ってことは、ハルは将来寿司職人に?

「将太の寿司」ならぬ、「ハルの寿司」?

夢が拡がりんぐですな!

ハルの肴 5巻
ナイナイ。
posted by 山田工作 at 20:14| Comment(0) | コミックス2014

2014年09月24日

ときめけ!四天王

「ディーふらぐ!」の9巻が発売されました。



前巻にて橋本名選手の冒険離島から帰還し、
またグダグダ日常学園生活が始まるかと思いきや、
いきなり風間VS芦花の頂上(?)対決となった今巻。

まあ、その辺の展開は実際に読んで頂くとして、
今巻で嬉しかったのは、舞台が学校に戻ったため、
冒険離島に参加できなかった学校関係者が、
ほぼ全員登場するオールスター的展開であったことです。

中でも、クッシー先輩の再登場がウレシイ。

九段下 クッシー先輩

冒険離島では最後に数コマ出ただけのタマお姉ちゃんことタマ先輩が、
ちゃんと出ていただけでなく表紙にもなっていてウレシイ。

境多摩 タマ先輩

之江っち枠でおまけの描き下ろしがあったのがウレシイ。

ディーふらぐ! 風間之江

稲田は桜ヶ丘君の女子制服姿が見られてウレシイ。

稲田と桜ヶ丘君

この4人、自分的好きなキャラ四天王なので、
それぞれがちゃんと活躍していてなによりでした。

まあ、この中から誰を嫁に選ぶかと聞かれれば、
間違いなく船堀ちゃんになるワケですが。

ディーふらぐ9巻 船堀

メガネ属性や妹属性、サイドポニテやツインテも良いのですが、
やはり最強は「メシウマ嫁」。
これに尽きるのです。

さて、今後は期末試験〜夏休みの流れとなりますが、
ここは一つ、稲田ちゃんだけでなく他のキャラたちも、
水着姿を披露してくれることを期待したいところですね。

1学期の期末試験までで9巻。
この調子なら、夏休みだけで5巻は堅い。

現実の夏は過ぎ去ってしまいましたが、
ディーふらぐ!での夏は始まったばかり。
期待しましょう!
posted by 山田工作 at 22:22| Comment(0) | コミックス2014

2014年09月11日

オーバージョイド

イブニング誌での「少女ファイト」毎号掲載というのは、
何も毎号掲載することが目的なのでは無く、
どの号にでも掲載できるようにすることで、
休載しやすくするための措置だったのだなあと、
今頃になって気づきました。

さて、最近になって、吉田聡先生の「サラリーマン拝!」を読み始めました。

 

ビッグコミック系はスピリッツ以外まず読まないので、
連載していることすら知りませんでした。

掲載誌のビッグコミックの読者層によるものか、
現代社会のサラリーマンを描いた作品になっていますが、
実際は、ヒーロー漫画に近い感じの作品です。

新入社員にしろ管理職にしろ、退職間近のベテランだって、
働く人々は皆それぞれ、悩みや苦しみを抱えているワケですが、
そういった人の隣に、主人公の拝 啓(オガミ アキラ)がひょこっと現れ、
問題を解決したり、しなかったりするのが、この作品の基本です。

とは言え、拝自身はあまり行動しません。
しかし彼が、困っている人、苦しんでいる人に対して、
今のその人の状況を整理するような言葉を告げることで、
その人の心が抱えている負担が、ふっと軽くなり、
そのことにより気持ちに余裕が生まれ、元気になる。

サラリーマン拝!1巻

元気になれば、とりあえず何とかなる。

誰かに何かを言ってもらうことで、人は元気付けられる。

つまりこの作品は、漫画という様式と拝というキャラを用いた、
よっちゃん先生による、応援メッセージなのですね。

その中で、コミックスの2巻に収録されている話の中で、
気になったエピソードが一つ。

仕事と日常を、日々遅滞なく取り回していくことに疲れた男に対し、
拝がプラモデルを勧める。

サラリーマン拝!2巻

日々の生活の中に楽しみを持て、と。

日常の楽しみがあってこそ仕事ができるのだ、と言います。

ところで、漫画家というのは漫画好きからすれば憧れの職業ですが、
それを仕事として生活していくということには、
特有の、また漫画家ごとにそれぞれの苦労や悩みがあることでしょう。

そんな漫画家である吉田先生から、作品を通してですが、
日常の楽しみとして「模型」が提示されたことは、
模型好きにとって、ちょっとしたヨロコビでした。

どんな仕事であっても苦労はある。
苦労ばかりでは、仕事がツラくなる。
仕事をすることを目的とするのではなく、
楽しむために仕事をする。
そうなると、仕事と楽しみが繋がる。
そうなれば、どんな仕事もツラさ半減。
もしくは、楽しみのためのスパイスくらいの存在に。


全ての漫画家の先生たちが、日常に楽しみを持ち、
生き生きと作品作りができることを、
どれだけ休載したとしても、体を壊すことなく、
漫画家稼業を続けられていくことを、願ってやみません。
posted by 山田工作 at 22:31| Comment(0) | TrackBack(0) | コミックス2014

2014年09月04日

男なら、ドン!

「ONE PIECE」75巻が発売されました。



さ〜て、今巻のワンピースは。

ゴッド・ウソップ

「ウソップ、ゴッドになる」

片足のキュロス

「片足剣士のキュロス」

ワンピース 75巻

「兄弟仁義」の三本です。んっがっぐっぐ。


もう一冊、新刊をご紹介。



ラグビー部女子マネ革命 なづなのお願いっ!!

ヤングアニマル嵐にて連載中の、
これからコンバット」の森尾正博先生の作品です。

ラグビー部女子マネ革命 なづなのお願いっ!!

かつては強豪だった弱小ラグビー部に、
清掃が得意な女子高生がマネージャーとして入部し、
散らかりきっていた部室を綺麗にすることで、
部員たちがやる気を出し、試合に臨んでいくという、
いわゆる「おっぱいバレー」的なスポーツ漫画です。

なづな 大場先生

おっぱい担当の顧問の先生。

高校生男子運動部+おっぱいの組み合わせとしては、
おおきく振りかぶって」が有名ではありますが、
「おお振り」は、部員たちの成長と活躍が主題の、
とてもまっとうなスポーツ漫画でした。

それに対し「なづなの」は、女子高生をマネージャーに導入するという、
おっぱい先生の仕掛けた「ニンジンぶら下げ作戦」により、
グータラしていた男子部員たちがやる気を出すという、
これまたある意味、とてもまっとうな男子高校生スポーツ漫画です。

まだ一巻目ということもあり、話の内容は、
現状説明と、軽い部員紹介程度に留まっており、
ラグビーについての専門的な解説や、
部員それぞれについての掘り下げなどは、これから行われるのでしょう。

ラグビー漫画と言えば、なかいま強先生「ゲイン」や、
くじらいいくこ先生の「マドンナ」などが好きでしたし、
現実のラグビーでも、平尾がいた頃の神戸製鋼からハマり、
今でも、テレビでやっていれば見るくらいには好きな競技です。

今度、日本で開催されるラグビーW杯もありますし、
「なづなの」も、現実のラグビーも、
もっともっと盛り上がっていけばいいなと願っています。
posted by 山田工作 at 22:46| Comment(0) | TrackBack(0) | コミックス2014

2014年09月02日

秋だけどハル

「ちぃちゃんのおしながき 増刊号」を購読。



コンビニに入った時にふと見かけた表紙が、
あまりにも可愛かったのでつい買ってしまいました。

表紙イラストのクオカードプレゼントがあったのもポイント。
確率は低くとも、応募することに意義がある!

「ちぃちゃんのおしながき」は、当ブログで紹介している作品では、
おくさん」の作者である、大井昌和先生の作品です。

まんがライフオリジナル誌で連載しているの4コマ作品の「ちぃちゃんのおしながき」と、
まんがくらぶオリジナル誌で連載しているストーリー漫画の「繁盛期」の、
それぞれが別作品としてコミックスが出ているのが特徴です。

で、今回の増刊号は、まだ読んだことのないヒト向けに、
4コマとショートストーリーの両方を、選り抜き方式でまとめています。
巻頭にはカラーページがあり、
巻末には読み切りのストーリー作品が収録されているお得仕様。

「ちぃちゃん」がどんな作品かと言いますと、
10歳のちいちゃんが、お酒にだらしない母親に変わって、
家業の居酒屋を切り盛りする、というものです。

これはまあ、あれですね。
居酒屋をホルモン焼き屋に換え、
ダメ母をダメ親父に換えれば、
「じゃりン子チエ」の現代版に早変わり。

とは言え、両作品のテイストは全く違い、
「チエ」では人情話が物語の中心であるのに比べると、
「ちいちゃん」は居酒屋での料理ネタと、
小学校などでのちいちゃんの日常が話の中心です。

特に料理ネタに関しては、居酒屋という特性を活かして、
種類豊富な料理が登場し、ちゃんと季節感も考慮してあり、
とても美味しそうな場面が展開されます。

こういう、日常に近いグルメ漫画は、
最近、結構多く見られます。

有名なところでは、「孤独のグルメ」や、
「めしバナ刑事タチバナ」あたりが挙がるかと思いますが、
居酒屋を舞台にした作品で今、外せないのがこちら。



ハルの肴

ゴラクにて連載しており、現在四巻まで出ています。
青年誌は読んでない雑誌も多く、どうしても見落としがちなのですが、
この作品は、書店でコミックスの表紙を見て、
どうにも気になってしまい、購読しました。

やはり本において表紙というのは大事ですね。

各巻で表紙を飾る、目が隠れるほどボサボサの金髪の女の子が、
本作品の主人公、春野ハル。

春野ハル

絵描きになろうと郷里の北海道を離れ、
東京の専門学校に入学したものの、
その学校がツブれ、寮も追い出され路頭に迷っていたところ、
偶然、街角でスケッチした絵を飲み屋の主人に見初められ、
その店で住み込みで働くようになりました。

ハルの肴

いかにも田舎少女といった感じのハルが、
一生懸命働く姿はとても魅力的なのですが、
この作品の魅力はそれだけではなく、
作品内で登場する料理や、お店の中の様子が、
高い画力で、しっかりと描かれています。

居酒屋大門

作画担当の本庄敬先生といえば、
自分の年代では「父物語斧」あたりが思い浮かびますが、
動物関係の作品などもあり、その絵の上手さは折り紙付き。
しかも、自身の出身地とハルの出身地が一緒であり、
地元富津の景色の描写は素晴らしいの一言。

人間関係の機微や、料理についての薀蓄を絡めたお話しに、
人物、料理、背景と全てにレベルの高い作画か合わさって、
とても良い作品に仕上がっております。

さて、そんな「ハルの肴」ですが、
四巻の最後に、衝撃の展開がありまして。

恐らく、9月に発売される5巻の表紙は、
今までとガラリと雰囲気の変わったものとなることでしょう。

そうなってしまう前に、これまでのハルの魅力を伝えるべく、
とりあえず今回の記事を書いてみました。

5巻が出るのは待ち遠しいのですが、ちょっと怖くもあり。
今からドキドキしているのです。
posted by 山田工作 at 23:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画