2013年08月30日

上場君も思春期

「富士山さんは思春期」2巻が発売されました。



181センチの富士山さんと、160センチの上場くん。
中学2年生同士の身長差カップルによる、
どこかまだぎこちなく、でも一生懸命で、
見ていて胸がキュンキュンするようなお話が、
ギュッと詰まったコミックスです。

1巻の終わりで、「つきあう」ということをやっと意識しだした二人。

2巻は、そんな意識の変化から来る、
富士山さんの照れ隠しから始まってしまいましたが、

「富士山さんは思春期」2巻

はっきり言って、威圧ですな。


さて、舞台は折しも夏合宿。
二人が付き合いはじめて、初めてのお泊まり。

いやが上にも盛り上がる上場くんではありますが、
どうしても、えちぃな方向に気持ちが行ってしまいがち。
そして何かするたんびに、富士山さんを怒らせてしまいがち。

怒る富士山さん

まあでも、中2男子だもの。しょうがないよな。
むしろ良くやったよ。グッジョブ!
お前、勇気あるよな。感動した!
と、誉めてやりたいくらいに、
積極的にがんばっていた上場くんでありました。

皆さんも是非読んで確かめよう!


また今巻は、読んでいて
「あ〜、あったあった、こんなこと」
と感じるエピソードがあってですね。

まず、上場くんが富士山さんの家に電話して、
本人ではなくお父さんが出てしまい、慌ててしまうところ。
焦ってしまって、とっさに下の名前が出てこない。
お父さんは、愛娘へのオトコからの電話に超反応。

富士山さんのお父さん

お父さん怖すぎぃ。

こういう経験って、異性に限らずあった記憶が。
学校の行事や部活の連絡などで、
あまり親しくない人の家に電話するときに、
往々にして起こりがちな事故ですな。

また合宿みたいな、学校行事でのお泊まりの際、
門限を過ぎてヨソの部屋に遊びに行ってて、
先生の見回りに恐怖したりとか。
これも異性とか関係なく、あったなあという記憶。

ヒトの恋バナに無邪気に興奮したりとか、
おっさんはただひたすら懐かしく、
今も昔も、このくらいの年の頃は変わんねえんだな〜、
とか思ってみたり。

まあ、彼女なんていなかったけどな!
いいよな、上場くんは!
爆発しろ、このリア充!!

これから、文化祭や運動会、修学旅行など、
いろいろな行事が待ち受けていることでしょう。
今後がよりいっそう楽しみです。


今巻で判明した衝撃の事実。

富士山牧央さんは「F」でした!

Fな富士山さん

中学2年生にして!?

 F て!


大体、「F」って何だ!?

あれか、最速を目指したりとかって言う、あのアレか。

「F」っぽい何か
 (注)ニセモノです
posted by 山田工作 at 21:22| Comment(0) | TrackBack(0) | コミックス2013

2013年08月27日

いつもこれから

久しぶりに表紙買いした一冊。



「これからコンバット」 1巻

・・・えー、正直に言いますと、
分かりやすくおっぱいに釣られたワケです。

そしてその点においては、とても残念な結果に。
お色気要素、ほとんどありませんでした。

ですが、おっぱいだけに釣られたワケではありませんよ?

大体ですね、単純におっぱいに釣られているようでは、
それこそお金がいくらあっても足りないくらい、
世の中にはおっぱいな表紙の漫画はたくさんあるのです。

そんな幾多のおっぱい絵の中から、何故この本を選んだかと言えば、
まず第一に、絵柄。
今風の萌え絵までは行き過ぎていない、好きなバランスの表紙絵。
「アニメ塗り」も相まって、ちょっと昔、90年代風の表紙絵がグー。

そして帯。
皆川亮二先生推薦とある。
ならば信用しよう、と購入。

そして読んでみた結果、面白い作品でした。
おっぱいは出てきませんでしたが。

可愛らしいOLさんが、ひょんなことからサバゲに出会い、
実際にエアガンに触れ、サバゲを体験していくうちに、
周りの人たちを巻き込みながら、その楽しさにのめり込んでいく、
というお話のこの作品。

「サバゲ」という未知の世界に触れ、
それに興味を持ち、体験してみて面白いと感じ、
次第にのめり込んでいく・・・

これからコンバット

あまり一般的では無いテーマを扱う作品に多いこの展開。

ある意味王道であり、「サバゲ」を知っている人はともかく、
知らない人、興味はあるけどよく知らない人に対して、
こういう遊びがあるんだよ、と紹介することを目的にしながらも、
女の子が主人公であることにより、段々深みにハマる様子を、
わりと温かい目線で読み進めることができます。

表紙と違い、漫画自体にお色気要素はありませんが(しつこい)。


ところで、何かを楽しむということに、
男女の差や、年齢や職業は関係ないはずです。

その上で、この作品では、「サバゲ」というテーマと、
「OLさん」という主人公の職業の組み合わせが、良い意味を持っています。

サバゲに限らず、男性的な趣味の領域は、
排他的であることがままあります。
それがマニアックな、社会的にメジャーでないものほど、
その傾向は強いように思います。

あなたにも経験はないでしょうか。
専門的な趣味のお店は、雰囲気からして入りにくい上に、
勇気を出して入ってみても、たむろしている常連客と、
内輪の話題で盛り上がっている店員から発せられる視線と、
醸し出す雰囲気にいたたまれなくなり、そそくさと店を出てきたことが。

ワタシはあります。
サバゲではありませんが、他のジャンルの店で。何回も。

そういった雰囲気、空気感を打ち払うチカラが、女の子にはあります。
男たちの領域に入り込めるばかりでなく、空気感をも変えるチカラが。

更に重要なのは、女の子が社会人であるということ。

「若すぎない」という点で、男どもの心理的負担を減らす効果があり、
また、社会常識を身につけているだろうということ、
幅広い年代の男性との会話に慣れているだろうということが期待され、
結果、男たちの警戒心も薄れ、場になじみやすくなります。

そしてもう一つ大事なのが、経済力。
どんな趣味でも、始めたり続けたりするのにお金はかかるものですが、
サバゲは特に初期投資が高価く、活動の継続にもそれなりにお金がかかるようです。
(このへん、自分は詳しく知らないのでナンですが・・・)
その点を、働くOLさんはクリアできます。

主人公の小西ゆいさんは、見た目が可愛らしいだけでなく、
言葉遣いが丁寧で、人当たりが良く、
わからない事はちゃんと人に聞く、
出来ない事は人に頼る、ということが出来る人です。

ゆいちゃんの湯上りなお尻
(唐突におしり。ほぼ唯一あった、ゆいちゃんのセクシーショット)

そういう人の周りには自然と人が集まり、
彼女が困っていれば、誰かしら助けてくれる人が側に居ます。

そんな彼女が初めてエアガンに触れてから、
チームを率いてサバゲイベントに参加するまでを描いたのがこの1巻。
巻の終わりになってやっと、タイトルコールが行われましたが、
今後が楽しみになる、良いヒキでした。

ただ、気になるのが掲載誌。
正直、これまで見たことも聞いたこともなく・・・
しかも、不定期連載て。

2巻がでるかどうか、とても不安ですが、
こうしてブログを書くことが少しでもチカラになると信じて、
全力でお祈りしながら待っていましょう。
posted by 山田工作 at 21:33| Comment(0) | TrackBack(0) | コミックス2013

2013年08月25日

8月の9と10

「鬼灯の冷徹」10巻と、「聖☆おにいさん」9巻が発売されました。

 

さすがに「鬼灯」は週間連載しているだけあって、
あっという間に「聖おに」の巻数を追い抜いていきましたね。
買い始めたのは「聖おに」の方がだいぶ早かったのにな〜。


それにしてもこの2作品、共通点が多過ぎでしょう。

・基本ギャグ漫画であること。

・どちらも絵柄が個性的であること。

・現世に天界に地獄が舞台として揃っていること。

・どちらも主人公が人外(片や鬼、方や神)であること。

・地獄や神話に関する「あるあるネタ」が豊富にあること。

・ページ数が少ないワリに、名前付きの登場人物がやたら多く、
しかも新刊が出るたびに新しいキャラが確実に増えていくこと。等々・・・

ギャグ漫画が面白いのは当然として、
ページ数が少ないのでテンポが良く、
繰り返し読むのに向いているのも共通ですが、
似てないところも数多くあるワケで。

中でも最大の違いは、そのギャグの質。

「鬼灯」はニヤリとした笑い。
「聖おに」は声を出す笑い。

まあこれは、読む人の受け取り方により違うのでしょうが、
自分としては、何かそんな感じで評価が分かれます。
そしてそれは、どちらが良いとか悪いとかではなく、
日常に笑いをもたらしてくれる両作品は、どちらも得がたい存在であります。

そういえば、どちらも作者は女性の方でしたね。

青年誌で女性の作家が増えてきているのは、
時代の変化というか、社会環境や経済状況など、
様々な要因があるのでしょうけど、良いことだと思います。

男女が相互に刺激し合うことで生まれる新たな文化というか、
漫画というジャンルに、もう一段ステップアップする機会を与えてくれそうな、
そんな期待がもてる変化だと思います。

男女が相互に刺激し合ってこそ、生まれるモノがあり、
そういったものが、時代に即した価値(バリュー)を生み出すと共に、
新たな普遍的な価値(シンボル)を作り出して行くんじゃないかなあ、と思っています。



今の日本で、クールジャパンとか言って騒いでる人たちって、
大体いいトシこいたおっさんたちでしょう。

何だかとても、間違ってるような気がするんですよねえ・・・
posted by 山田工作 at 22:14| Comment(0) | TrackBack(0) | コミックス2013

2013年08月21日

ねじまきメーカー

病院に受診に行ったら、診察券を出してから薬を貰うまでに3時間。
都会の病院なら普通なのかもしれないけど、田舎でこれはキツイのです。
病院に行く道中も、道路工事が頻繁でえらい時間がかかったし・・・


そんな病院受診の後、「ねじまきカギュー」と
「PEACE MAKER」の新刊を購入。
どちらの作品も、自分の中ではイマイチ盛り下がっていた気持ちを、
再び盛り上げてくれた良い展開の巻でした。


「ねじまきカギュー」 11巻



風紀委員会と戦う→生徒会と戦う→生徒会解散、選挙 と、
学園モノバトル系の作品としては、正統派とも言える展開ながら、
作風と話の内容が全然正統派でないのが特徴の「カギュー」。
このギャップが良いのでしょう。

ギャップといえば、今巻の表紙絵はとても可愛らしく、
キャラクターデザインも色使いもイマドキっぽい感じなのに、
本を開けば、ひたすら黒い画面の漫画が続くという。
このギャップもまた良いのでしょう。

しかしこの作品、可愛いキャラクターが多くなりました。

最初の頃はカギューに萌え燃えするくらいでしか無かったのに、
今巻で表紙を飾ったキャラが加わったばかりでなく、
再び帰ってきた紫乃は、更に可愛さに磨きがかかり、

カギュー11巻 紫乃

何と高2だということが判明したマブルゥ姉も、最近は可愛さが隠せない。

カギュー11巻 マブルゥ

以前、オルフェがあまりに酷いやられ方をしていて、
読んでいて痛々しかった。
話のステージが変わるたびに新たな強者が現われ、ツライ戦いが続いていく。
そんな展開に、ちょっと嫌になり始めていたのですが、
今巻によって救われました。

オルフェが、別の意味で壊れてる・・・

カギュー11巻 山田織筆

でも、それがすごく良い。

激しいバトルシーンも良いけど、やっぱり笑いが欲しい。
できれば登場人物たちの笑顔が見たい。
その願いが叶う、良い巻でした。


「PEACE MAKER」 11巻



こちらも、強さのインフレとでも言いますか・・・

絶対強者と呼ばれていた頃よりも、更に腕を上げたコニー・レヴィンを、
ものの見事に倒した、蘇ったホープ・エマーソン。
その彼に同行し、凄みを見せ付けるエイドリアン・クリムゾン。

そんな彼らを手玉に取るように扱う、スティーブ・バケットの登場により、
何だか読んでいて気持ちが白け気味だったのですが、
新たに主役となっているニコラ・クリムゾンの今巻での活躍と、
唐突に現われた悪の親玉の強烈な存在感、
そして、アトラ・クリムゾンの回想によって明らかになった過去の様々な出来事・・・

目まぐるしく場面は展開し、登場人物たちの思惑も入り乱れ、
絶望よりも希望が、恐怖よりも強い想いが僅かでも上回るような、
読んでいてワクワクするような展開が戻ってきました。

ビートが死んで以降、どうもイマイチ展開に乗り切れていなかったのですが、
今巻で、ビートの魂が生き続けていることも分かりましたし、
今後もまた、楽しみにしたいと思います。


これだけ楽しめたのだから、病院に行く前に買っておけば、
待ってる時間を有意義に過ごせたのになあ、と最初は思ったのですが、
今日みたいな日はむしろ、家に帰ってきてからゆっくり読んだ方が、
ストレス解消には良かったな、と思い直した次第。
posted by 山田工作 at 22:34| Comment(0) | TrackBack(0) | コミックス2013

2013年08月19日

今年の8月16日は

8月16日は、購入する単行本のラッシュ日だったのです。
嬉しいやら読むのが大変やら喜ばしいやら。


「波打際のむろみさん」 9巻



性別定かならぬ「イエティ」が一番のアイドルであるあたり、
この作品が内包する病理が見て取れるなと痛感した。
まあそういう黒い部分もキライじゃないというか好きですが。

この、「作品イチの綺麗ドコロが女性じゃない」というパターン。
実は結構前からありますし、それほど奇をてらったものでもない、
わりとありがちな変化球なのかもしれませんね。
いわば野球で言う「カーブ」的な。

個人的にぱっと思いついたのは、

レディオス・ソープ

「FSS」のアマテラス(全能神)とか、

羅睺羅毘摩質多羅阿修羅王

「黄門じごく変」の阿修羅(鬼神)や、

葵 双葉

「逮捕しちゃうぞ」の葵(オカマ?)など。

あとは、「エイリアン通り」のシャール
(主人公なのにヒロインでもあるイケメン)、
「やじきた学園道中記」の雪也や桂丸
(見た目は可憐な少女のようなオトコノコ)
などが思いつきましたが、
何だか全然違う方向に向かってしまったような気が。

まあ、こういった作品を好んで読んできたワケです。自分は。


「青春しょんぼりクラブ」 6巻



一番の綺麗ドコロが、女装男子の隠岐島であるあたり、
この作品の(以下略)

頼子ちゃんと、彼女の作った青心研の持つ雰囲気が好きなのですが、
その活動が最近、とんとご無沙汰なのが何ともしょんぼり。


「ツマヌダ格闘街」 14巻



女装をすれば姉のクインシーよりも可愛い、
ジローという弟キャラがおりますが、
姉弟揃って最近は出番が激減。
これまたしょんぼり。

特にクインシーは一番好きなキャラなので、
このままモブの扱いで終わってほしくないのですが・・・


「FAIRY TAIL」 39巻



「一番の綺麗ドコロ」が誰なのかを決めるのが、まず難しいこの作品。

わかりやすいオカマキャラや、美形でガチホモなキャラはいるものの、
意外や意外、中性的で男女定かならぬ美しい、もしくは可愛らしいキャラ、
というのに該当するキャラがいませんでした。

「わかりやすさ」を旨とする、とても正しい少年漫画でありますね。


「BUYUDEN」 9巻



ヒロインがぽっちゃり系だったりするあたり、
そもそも「綺麗ドコロ」という存在が、ごくごく稀薄なこの作品。

(けっして、ぽっちゃりを否定しているワケでは無く、
 むしろ大好物というか、ありがたいというか。
 9巻裏表紙を飾る萌花は素晴らしく、カバーをはぐると更にドン!
 ありがたやありがたや・・・)

密かに期待しているのは、ちょっと地味めな顧問の先生が、
「髪をほどいて、メガネを外したら超美人」
という黄金パターン。 まあ、望み薄ですが。



ところで、変化球の「カーブ」については、面白いコラムがありまして。

これを読むと、一時期、その存在感が低下していた「カーブ」が、
また最近になり、その価値を見直されているとのこと。

野球にしろ漫画にしろ、温故知新はどんな世界にもあるということで、
そうすると、最近の「男の娘」ブームなども、
昔からあった様々なアイディアの、ちょっとカタチを変えた再利用であり、

「ああ、歴史は繰り返すってこういうことか」

などと、とりとめもなく考えてみたり、
話を膨らませてみたり何だりかんだり・・・
posted by 山田工作 at 22:50| Comment(0) | TrackBack(0) | コミックス2013