2012年05月30日

5月末日

「けずり武士」の2巻が発売されていました。

商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。お買い物される際には、必ず商品ページの情報を確認いただきますようお願いいたします。また商品ページが削除された場合は、「最新の情報が表示できませんでした」と表示されます。

1巻が発売されてから随分待たされましたが、
初出一覧を見ると、どうやら月イチ連載な上に、1本が26ページと、
普通の月刊誌に連載している作品よりも
ページ数が少なめだったのが原因なようで。
漫画アクション誌は手に取ることがほとんど無いので知りませんでした。

しかも、2巻で完結しており。
ああ、もったいない。

センスの良い今風の簡潔な絵柄でチャンバラを描くという、
結構難しいことをやってのけた上に、話の内容は硬派。
しかも剣術だけでなく、江戸時代における風俗や、
食事の面での知識も含めているという、とてもおトクな漫画でした。

剣術+食事というと、池波正太郎先生の「剣客商売」が有名ですが、
風采の冴えない浪人が颯爽と活躍する様は、
藤沢周平先生の短編のようでもあり、
時代小説が好きな方なら、一読してソンは無いかと思います。


フレックスコミックスブラッドでは、
「ネガティブ・ツインタワー!」の29話がアップされました。

今回は、主人公たちのクラスメイトの新キャラが主人公。
何気に、名前付きのクラスメイトって初登場では?

今回のお話を通じて、同じ「ネガティブ」であっても、
主人公二人のソレは全然違う、ということがよりはっきりと現されましたね。

真琴は、基本的な考え方や性格が後ろ向きです。
ナリが目立つ自分を、目立たないように目立たないようにしいるうちに、
それが身についてしまい、そのせいで身動きが取れなくなっていました。
ようは、精神面でのネガティブさです。


一方、要はというと、けっこう前向きです。
極度の上がり性のせいで失敗することが多いため、
その点に目がいきがちですが、
自分の対人スキルの無さを嘆きつつも絶望せず、
色々とチャレンジをしています。

ただ、その行動は裏目に出ることが多く、緊張から挙動不審となり、
長身痩躯で目つきが鋭い、という外見も悪いほうに作用して、
悪い結果をもたらします。
つまり、行動面でのネガティブ。

真琴は、自分の殻に閉じこもっていた自分を引っ張り上げてくれた要に対し、
無心に信頼を寄せ、いつも傍に寄り添っています。
ただその要の悪目立ちによって、
自身にも悪いレッテルが張られる結果となっていますが・・・

しかし逆に、そのレッテルが二人に対してのものであるだけに、
真琴一人でいる場合には、その端整な外見と物静かな佇まいから、
二人揃っている時と比べると、
周囲から好意的な印象を受けることになります。
実際、要が風邪で学校を休んでいる間に、
真琴はクラスメイトと仲良くなっていました。

これはどういうことでしょうか。

マイナスとマイナスが掛け合わさってプラスに転じた、ということなのか、
真琴のマイナスに比べて要のもたらすマイナスの方が遥かに大きいため、
真琴一人分だと、むしろプラスに見えてしまうということなのか・・

そう言えるほど、要のもたらす負の影響は甚大です。
身長の高さも腕っ節の強さも、悪いほうに悪いほうにと働きます。
やることなすこと裏目に出て、その度に悪評が積み重なっていきます。

ですが、要は諦めません。何とかしようと頑張ります。

時に傷つき、疲れて弱気になり、後ろ向きになったりもしますが、
基本的な姿勢は超前向きです。
そしてそのことが、二人に新たな出会いをもたらし、
共通の友人を作るきっかけとなりました。

今回の29話では、クラス内での二人の評価がはっきりしました。

スタイルの良さとクールビューティで好評価の真琴。

宍戸真琴

相変わらず「狂犬」として、クラス中から恐れられている要。

兵頭要

その評価を、新たに登場したクラスメートの視点で見ることで、
より強調しています。


そして、その評価が、相手との距離の近さや、
一緒に過ごす時間の長さによって変わることも描かれています。


「ネガ・ツイ」は、ギャグコメディではありますが、
人間関係を描いたドラマでもあります。
今後も、要と真琴を軸に、
様々な人間関係が描かれていくことを期待していますが、
何となくですが、二人の決定的な別れが、
いつかは描かれるのではないかと感じています。
そしてそれは二人にとって、
とても良いカタチでの別れであるだろうとも思っています。

まだ連載中の作品についてこういうコトを書くのもどうかと思いましたが、
ここのトコロ、
あっさり終わったり打ち切られたりする作品が幾つもあったもので、
気が気でなりません。

願わくば、「ネガ・ツイ」は無事に連載を続け、
出来るだけ最高のカタチで終幕を迎えられんことを・・・
posted by 山田工作 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画

2012年05月24日

覚醒終了

「ファイアーエムブレム覚醒」、やっとクリアしました。

ハードクラッシクで70時間弱。
途中、支援付けのため遭遇戦をやりまくっていたので時間がかかりましたが、
そのおかげで終盤戦は楽勝でした。
それが良かったのか悪かったのか微妙なトコロですが・・・

まあでも、一言で言って、「面白かった」と言えるゲームでした。

「覚醒」をやる直前までGBAのFE三部作を遊んでいたので、
それらとの比較になりますが、
難易度が低めに抑えられていることと、
キャラクター同士の支援関係を中心にシステムが洗練されていること、
ハード性能の進化により、グラフィックが向上しているだけでなく、
戦闘の処理がスピーディになり、
全体にサクサクと進んでいくことなどにより、
今まで以上に、とても遊びやすい作品でした。

その遊び易さと面白さ、何より携帯機故の手軽さにより、
時と場所を選ばず楽しめてしまうため、
「3DS本体のバッテリーの持ちの悪さ」が目立ってしまうという、
思わぬ弊害がありましたが。

あと、欠点というわけではありませんが、
ストーリー、キャラクターの魅力という点では、
封印・烈火には及ばないなと感じました。

ストーリーに関しては、
封印・烈火が2連作である点で比べるのは酷なのですが、
キャラに関しては、特に敵方に魅力的なキャラがあまりおらず、
敵や第三国など、
主人公たちをとりまく人々の描かれ方が少なかった点が気になりました。

支援関係を中心にして、味方勢の一体感は盛り上がるものの、
正義の軍団が敵を打ち破りながら一直線に進む物語、
といった印象しか残らず、
結構広い世界を縦横に駆け回ったはずなのですが、
イマイチ世界の広がりを感じられなかったのが残念です。

まあこれは、今回の作品が「絆」をメインテーマに据え、
主人公とその仲間たちの人間関係をしっかりと描くことに
主眼を置いたからなのでしょう。

実際、支援会話の種類の多さや、しっかり考えられたテキストにより、
他者との関係性を含め、それぞれのキャラクターの立ちっぷりは見事です。
支援会話をたくさん見たいがために
周回プレイをするヒトの気持ちは解りますし、
それをしようと思えるのも、プレイアビリティの高い、
優秀なシステムがあるからなのでしょう。

「覚醒」では、GBAやDSと比べてグラフィック面での進歩が目立ちますが、
ゲームシステム全般においても、素晴らしい向上が見られました。
今後、このシステムを踏襲した
続編なり新作なりが出るかどうかは判りませんが、
もし次があるなら、よりその世界の深さが感じられるような、
味方だけでなく、敵やその周辺の人々など多くの人々について、
その環境や生き様なども感じられるような
お話であったら良いなあと思っています。

以下、ちょっとネタバレ気味になりますが・・・

今回の「FE覚醒」において、一番お気に入りになったキャラをご紹介。

男キャラではウード。
ネタキャラかと思いきや、色々と周囲に気を利かすナイスガイ。
格好付けてて、それが格好悪いんだけど、素でいれば結構イケる。
実はただの中二病なイイ男でありました。

女キャラではサーリャ。
るーみっくキャラにおいて一番好きなキャラが
「九能小太刀」である自分としては、
こういった「恋は盲目」で「ゴーイングマイラブ」
なキャラは大好物なのです。
おまけに黒髪ロングストレートですし。
公式に、「軍の中で一番スタイルが良い」とされてますし!

ベストカップルはヴィオールとセルジュ。
付き合いの長さの重みを感じさせる、
お互いを理解しあった良い関係でありました。
エンディングでの後日談も素晴らしい。

FEでの花形といえば、やはりロードや勇者、パラディン、
ドラゴンナイトや賢者なのでしょうが、
個人的にはアーチャーや盗賊が好きな職業なので、
ヴィオールはキャラ的にも職業的にもナイスなキャラでした。


ちなみに、FEシリーズ全体で一番好きなカップリングは、
「聖魔の光石」のコーマとネイミー
盗賊とアーチャーの組み合わせというだけでもツボなのに、
更に幼馴染みときた。
お互いを想い合う支援会話には、思わずキュンとしてしまいます。

一番好きなキャラは、男では「封印の剣」のチャド
ツンとした見た目と、少年らしい優しさがとても愛らしい少年盗賊です。
「封印」では盗賊のクラスチェンジが無いため能力的には頭打ちでしたが、
ドーピングアイテムを注ぎ込んで、常に一軍として使っていました。
くるくる回りながら戦う戦闘アニメーションがまた愛らしいのなんの。

いえ、別にワタシはショタコンでは無いですよ?

女キャラでは、「蒼炎の軌跡」のティアマトさん。
思わずさん付けで呼んでしまほど、頼りがいのあるお姐さん。
いわゆる「ジェイガン」なわけですが、
それがキレイな女性であるばかりでなく、
成長率もそこそこ良いため、一軍として十分活躍できる。
「蒼炎」はノーマル、ハードと2周しましたが、
常にティアマトさんはアイクと共にありました。
主人公たちへの思いやりも深く、強く、懐の深い、
理想的な「オカン」です。

いえいえ、別にワタクシはオバ専ではないですよ?

あくまで、こんな魅力的なキャラたちがいますよ、
という紹介をしているだけでして、
決して、自分の嗜癖を晒すようなヘマは致しません。

ええ、してませんとも。


ファイアーエムブレムは、色んな嗜好の人たちを満足させることのできる、
非常に懐の深い、スバラシいゲームです。

今回の「覚醒」でその面白さに触れた人たちが、
シリーズの他の作品に興味を持ち、
実際に手を出し、遊ぶきっかけになってくれたなら幸いです。


posted by 山田工作 at 00:00| Comment(0) | ゲーム

2012年05月17日

明かりを点けましょしょんぼりに

「青春しょんぼりクラブ」3巻がでました。

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今回、ツタヤオンラインで店舗受け取り予約をしたのですが、
発売日に届きませんでした。いつもどおりの1日遅れ。
3月23日の当ブログの記事では、「地方でも発売日に手に入れられる」
と書いていますが、どうも条件付きかたまたまだったようで。

当日の記事も含め、ここに訂正いたします。

さて、その3巻。
恋愛に悩む、新たな乙女が登場。

乃木 巴

生徒会副会長さん。
まあ、2巻にも登場していましたが。

2巻でもちょっとフリがありましたが、幼馴染のオタクに恋慕する彼女。
才色兼備なクールビューティであるにも関わらず、
恋愛事はハードルが高い様子。

この作品はラブコメであり、恋愛事はメインテーマでありますが、
登場する主要人物がもれなく「恋愛弱者」であります。
そんな彼ら彼女たちが織りなすドタバタ劇がイチバンの見所。

基本的に恋愛事が苦手であるにも関わらず、
人の恋愛のために何かをしようとする。

自分のことはさておいて、人のために何とかしようとする。

自分の恋愛に関しては後ろ向きでグジグジしてても、
人の恋愛の後押しは一生懸命。

みんなみんな、不器用だけどもあったかくて、良いですなあ。

依子もにまも、一生懸命なんだけど、空回り。
だが、それがイイ。
とっても主人公している二人なのです。

依子とにま

可愛いなあ、この二人は。

こと、自分自身の恋愛についてはともかく、
それ以外に関してはみんなアグレッシブで、
まるでしょんぼりじゃないよな! と思うのですが、
今巻において、一人しょんぼり気味だったヒトが一人。

それはアニメ研の部長。

アニ研部長

扱われ方も雑。

イケメンなのにオタクになりきって、恋愛対象が2.5次元な諒と比べ、
その諒に対し「イケメンだから」と、アニ研への入部を認めず、
しかし諒ほどオタクになりきれず、リアル恋愛への憧れもある部長。
女性と話しているだけで手汗ぐっしょりな部長。
いつか彼にもシアワセは訪れるのでしょうか。

いつか部長が主役の回が描かれるときがあるのでしょうか。

全く期待せず、待つとしましょう。
posted by 山田工作 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | コミックス2012

2012年05月13日

発売日コンボ

「乙嫁語り」の4巻を購読。

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fellows!本誌を読んで内容は知っていますが、
書き下ろしもありますし、買わないワケにはいきません。

また、単行本でまとまった状態で読むと、連載時と違った発見があります。

本誌では、ライラとレイリの双子が登場して以降、
画面がすごく黒くなった印象がありました。
単行本でも、アゼルやアミル、パリヤの登場する回から
双子やその家族の登場する回に変わる所で、
一気に画面が黒くなるんだろうな、
と思っていたのですが、実際はそんなことはなく。
これまでと変わらない、いつもどおりの印象でした。

これはきっと、森薫先生の普段の書き込みの凄さが、
多少トーンが増えたくらいでは変化を感じさせないのだろうということと、
そうは言っても、本誌掲載時の大画面では、
トーンを張ったキャラのアップは「黒い」印象が強く、
また他の掲載作よりも「濃く」見えていたため、
より黒さを感じていたのだろうと思います。

しかし、中央アジア辺りは、本当に人種の坩堝といった感じですね。
スミスが医者として連れてこられ、
治療を受けに集まった人たちの描写を見てもそう思います。

この作品に触れて、中央アジアや遊牧民に興味を持ち、
何冊か本を読みましたが、
それだけでもうお腹一杯というか、消化しきれない感じで、
読めば読むほど色々と知ることができて面白いのですが、
読む時間もあまりなく、
理解を深めることもできずにいるのがもどかしい気もします。

他にもやりたいことがいっぱいあり、
やらなきゃいけないことも沢山あるのです。

そんな中、今月は真ん中あたりに個人的新刊ラッシュがあります。

16日に、「青春しょんぼりクラブ」の3巻、
17日に、「capeta」の28巻、
18日に、「月光条例」の18巻、
19日に、「愛気」の13巻と、

4日連続で毎日発売。

流石に毎日本屋さんに行くわけにもまいりません。

出版社ごとに発売日が異なるのは今に始まったことではありませんが、
もうちょっととうにかならないもんかな〜、と思わずにはおりません。
posted by 山田工作 at 00:00| Comment(0) | コミックス2012

2012年05月09日

TACTICS

「おざなりダンジョンTACTICS」 4巻が発売されました。

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雑誌連載が無い状態でも発売されたことは喜ばしいのですが、
全編書き下ろしでの刊行は、今後に不安が残ります。

雑誌掲載が無く、単行本のみで展開している漫画作品はいくつかありますが、
今後この作品もそうしていくのでしょうか。


4巻では、モカ、ブルマン、キリマンたち3人組が、
敵の捕虜収容所に潜入、というか突撃して、
さらにそこから敵の中枢に迫って行く、という展開でしたが、
ここに来てやっと、「なりゆきダンジョン」以後の
ローレシア大陸がどう変化したのかが、少しだけ語られました。

「TACTICS」ではこれまで、
「おざなりダンジョン」「なりゆきダンジョン」に連なる続編でありながら、
大きく変化した世界の状況について、
はじめから詳しい説明をしてきませんでした。

ローレシアとゴンドワナの両大陸間でおきた劇的な変化や、
バンデットカフェという新しい勢力の誕生についてなど、
最初、読者は何も知らない状態で読み進めていくことになりました。

読者への情報の伝え方としては、1巻ごとに話を区切り、
巻数が進むにつれ、少しずつ役者を揃え、舞台を移していくことで、
世界の状況を説明していくという手法を採っています。
巻を読み進めるうちに、読者は少しずつ状況を理解していくことになります。

「TACTICS」の前、
ストーリーとしては「おざなりダンジョン」以前の物語となる、
前作「なおざりダンジョン」の時から、
こやま先生は単行本1巻ごとに話をまとめる手法を採られています。
これは、雑誌連載よりも、単行本のほうを重要視するスタイルだと思います。

となると、今後こやま先生が作品発表のスタイルを、
単行本書き下ろしにするかもしれない、
と考えられるのではないでしょうか。

まあ勝手な推測ですが。

雑誌連載に縛られず、単行本の売り上げだけでやっていけるのであれば、
またそれを発行してくれる出版社があるならば、
単行本作家というのは、
多くの漫画家さんが一考の価値がある形態なのかもしれませんね。

小説の世界ではずっと前からありますしね。

ネットコミックもそれに近い存在でしょうし。
posted by 山田工作 at 00:00| Comment(0) | コミックス2012