2017年12月17日

六道の悪女たち 7巻

「六道の悪女たち」7巻を購読しました。



表紙を飾るは、なんと飯沼波瑠也。
これまでずっと女性キャラの表紙絵でしたが、
遂に男性キャラが単独で表紙絵となりました。
男性キャラとしては菫風乃の方が先ですが、
単独ではなく、女装していたこともあって、
インパクトは今巻の波瑠也の方があります。

カバーイラストの特徴である「赤い糸」は、
波瑠也の小指にこそ結ばれていませんが、
しっかりと掴んでいるように見えます。

今巻末の中村勇志先生の「あとがき」では、
「隠れヒロイン」とまで言われた波瑠也。
今巻では彼の過去のエピソードが描かれましたが、
それとこの「あとがき」を読んだことによって、
波瑠也がなぜ六道たちの仲間になったのかが、
やっと理解できたというか、ストンと腑に落ちました。

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1巻で波瑠也が六道たちの仲間になったのは、
六道がタイマン勝負で根性を見せたからだと思っていました。
ただ、それだけで六道のことを認めダチとなるのは、
ちょっと性急過ぎるんじゃないか、とも感じていました。

あの時、実際に波瑠也をぶっ飛ばしたのは乱奈であって、
六道はただ殴られていただけだったワケですし、
課長と大佐に至っては、ただそこにいただけです。

しかし、「そこにいただけ」の課長と大佐の存在こそが、
波瑠也が六道たちの仲間になった最大の理由なのだと、
今巻の、鬼島連合ナンバー2である朱井公平と、
波瑠也との戦いを通じて理解できました。

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かつて仲間に裏切られた波瑠也は群れることを嫌い、
それゆえ、いつも一緒に行動している六道たちを、
「弱いから群れている」と見下し、嫌っていました。
しかしその後、ザコだと思っていた六道が根性を見せ、
課長や大佐も逃げることなく、六道と一緒にい続けました。

弱いから群れているのだと馬鹿にしていた連中が、
弱いながらも仲間を大切に思い、支え合い、
恐怖を克服して、常に一緒にいる。

そんな信頼し合う六道たちの姿を見て、
波瑠也は、自分もその仲間になりたいと願ったのだと思います。

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波瑠也にとって強いとか弱いとかはあまり関係なく、
お互いに信頼し、一緒に行動できることが重要なのでしょう。
乱戦で全く役に立たない六道たちですが、
だからといって見限るようなそぶりも見せません。

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むしろ、朱井公平との対決場面では、
課長の勇気が波瑠也を救ってくれます。
弱くとも勇気を奮い、仲間を見捨てない強い思いが、
波瑠也に力を与えてくれました。

さて、表紙が波瑠也なら、裏表紙は幼田。
波瑠也と朱井の対決の前段において、
幼田と、鬼島連合ナンバー4の般東若之介が激突。

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鬼島連合幹部たちが亞森高校に乗り込んで来て以降、
意識的に暴力的な行動を避けてきた幼田。
そのせいで、普段の彼女の思い切りの良さは鳴りを潜め、
番長としてのアイデンティティも失いかけていました。

暴力を振るうことに躊躇いを覚えていた幼田ですが、
松々宮を盲信し、彼に言われるがまま暴力を振るう般東に、
かつて人に言われるがままに行動していた自分の姿を見て、
彼を止める決心をし、立ち塞がります。

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「力」しか誇れるものがなく、何かしようとしても失敗ばかり。
でも、それで自分で考えることをやめて人まかせにしていたら、
その時は上手くいって楽かもしれないけれど、必ず後悔する。

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過去に自分が経験した「痛み」を、般東に味わわせたくない。
そんな優しさと、「番長」としての責任感が彼女の原動力です。

幼田は元来、優しい女の子でした。
ただ、持ち前の馬鹿力がもとで失敗してしまうことが多く、
そこを周囲の人につけ込まれ、言われるがまま、
暴力を振るう悪女となっていました。

しかし六道と出会い、きっかけこそ六道の術であるものの、
六道たちと一緒に行動するうちに優しさを取り戻し、
今では「悪女が必ず惚れる」という術の効果を超え、
六道に厚い信頼を寄せています。

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幼田も波瑠也も、六道と出会うことで大きく変わりました。
今巻で六道自身はあまり活躍していませんが、
彼が周りの人間に与える影響力は絶大。

巻末では、菫雷乃が兄の菫天乃に立ち向かいます。
彼女もまた、きっかけは六道の術で彼に惚れ、
六道と一緒に学園祭の準備などをするうちに、
普通の女子学生になることを望むようになりました。

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直接的な活躍場面は無くとも、
この作品の主人公はやはり六道桃助。
彼の優しさが、思いやりが、そして勇気が、
周りの人たちに強く影響を与え、変化を起こしています。

乱奈まではもう少しのところまで来ましたが、
力強く頼もしい仲間たちは次々に抜けていきました。
今後は六道が自分で頑張る場面となってくるでしょう。

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次巻以降も目が離せない展開となること間違いなし。
期待しましょう。
posted by 山田工作 at 14:46| Comment(0) | コミックス2017

2017年12月13日

謎の食欲と入間くん

最近購読したコミックスをまとめてご紹介。

謎のあの店 3巻



松本英子先生によるレポート漫画。
住まいのある東京で見かけた奇妙なお店や、
あちこち訪れた先での出来事を描いたレポート漫画。
9年に渡る作品もこれで終わりとなりました。

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東京ネタが多いのですが、地方への遠出も結構あり。
今巻では長野を訪れたネタが多く、知っている場所もちらほら。
(以前長野に住んでいました)
自分の知っている場所が出てくると嬉しくなりますね。

知っている、行ったことのある場所が描かれれば嬉しく、
知らない場所であれば行ってみたくなり、
自分では絶対行かないようなお店であれば、
そこでの体験を面白おかしく楽しむことができる。
こういう体当たりレポート漫画は、
色んな関心を呼び起こしてくれて良いですね。

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松本先生の絵柄は独特なので好みは分かれると思いますが、
旅や、お酒や、日本文化的なものが好きな方であれば、
かなりオススメできる作品です。


山と食欲と私 6巻



今巻では、漫画の中で登場した、
鮎美の会社の社内報を模したペーパーが付属。

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こういった漫画の内容とリンクしたオマケは嬉しいものですが、
数人分のエッセイを書くのは大変だったろうなあと、
余計な心配もしてみたり。

漫画の方は、いつもように山に登ったり食事をしたり。
ただ、半可通のアウトドアラーが自業自得で痛い目にあったり、
鮎美自身も、テントを忘れてちょっとピンチになったり、
疲労による不注意で絶体絶命の大ピンチになったりと、
レジャーとはいえ、登山は危険と隣り合わせであることを、
強く訴える場面が多かったように感じました。

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漫画は、気軽に読めることと、
表現のエンターテイメント性の高さが売りです。
この作品でも、登山やキャンプの楽しさを、
明るく、分かりやすい表現で描いて伝えてくれています。

その一方で、事前の準備やしっかりした心構えが必要な、
危険と隣り合わせなレジャーであることもしっかり描く。
とても大事なことだと思います。


魔入りました!入間くん 3巻



1巻2巻では入間くん自身の頑張りが目立っていましたが、
今巻では周りの人たちの活躍や出番が多め。

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特に良かったのが、表紙にもなったクララ。
生徒会長から入間を取り返すため、
自身の魅力を高めようとサキュバスに弟子入り。
しかし絶望的に色気が無く、敢えなく破門。
意気消沈するも、入間から女の子扱いされて一転復活。
この一連のドタバタが面白い。

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クララは一見おバカキャラのようで、
実はかなり気の回る、状況認識に優れた女性です。
そんな彼女が、自分の色気の無さに気付きつつも、
入間を振り向かせるため、無駄とも言える努力をする。

全く悪魔的でない行為ですが、
それだけの魅力が入間にあるということなのでしょう。
もしくは、悪魔だって何かを得るためには、
対価を払っているのだということの表現なのでしょうか。

クララだけでなく、アスモデウスやサブノックなど、
入間の心根に触れた悪魔は、大抵魅了されてしまいます。
今後も多くの悪魔たちが、入間の魅力にまいってしまうはず。

魔王の席が空席であること。
最上位の悪魔であるサリバンがあえてその席に着かず、
人間の入間を孫として手元に抱えていること。
このへんの事情と入間の持つ魅力が、
今後どう絡み合っていくのか。
ますます続きが楽しみです。

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個人的には一番可愛いと思っている、
カルエゴ先生の今後の活躍にも期待。
まあ、使い魔状態で登場してくれれば、
それだけで十分なのですが。
可愛いので。
posted by 山田工作 at 22:33| Comment(0) | コミックス2017

2017年12月03日

ファイナルファンタジーV DS版

ファイナルファンタジーV(DS版)をクリアしました。



FFTはFC版を3DSのVCで、
FFUはFC版を実機でクリアしましたが、
VはDS版をプレイしました。

最初は、手持ちにFCソフトがあったので、
ファミコン版を実機でやってみました。
しかし、これが何かしっくりこない。

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Uに比べてシステム周りは進化しており、
遊びやすくなっていたVなのですが、
何となく動作がもっさりしているというか、
軽快感が損なわれているように感じられました。

また、遊ぶ前に情報を集めていて気になったのが、
Vの売りの一つであるジョブチェンジシステム。

複数あるジョブ(職業)をキャラクターごとに、
いつでも変えられるようになっているのですが、
強いジョブと弱いジョブがはっきりしており、
最終的には強くて使いやすいジョブである、
忍者と賢者だけのパーティにならざるをえない。
自由度の高さのわりに、実は選択の幅が狭いのです。

その点DS版では、ジョブの強さに変更が加えられ、
初期のジョブである戦士やモンクでも、
じっくり鍛えれば最後まで使っていけるとのこと。
FC版では役立たずだったジョブも十分使えるようになり、
多様なジョブを組み合わせたパーティ編成が可能に。

実際は、やはり使い難いジョブがあったりしますが、
戦士や盗賊といったベーシックな職業の方が、
忍者や賢者といったハイクラスよりも好きなので、
この仕様変更だけでも、DS版を遊びたくなっていました。

ネットで相場を調べてみれば格安とも言える値段だったので、
早速購入して始めてみたのですが、ここで意外な落とし穴が。

持っていた初代DSのバッテリーが劣化しており、
いくら充電しても、30分もすれば赤ランプが点灯する有り様。
仕方がないのでACアダプタをつないだ状態でプレイ。
持ち運べるという携帯機のメリットが全くありません。

それでも、ちょっとした空き時間にサッと始められ、
いつでも中断できるのは大きなメリットで、
気がつけば一ヶ月もしないうちにクリアしていました。

全編ポリゴンで表示されるDS版は、
FC版と比べて特に軽快ということはないのですが、
それでもテンポ良く、快適に遊ぶことができました。

何より、DSの粗いポリゴンで描かれる、
ディフォルメされたキャラクターがとても可愛く、
戦闘シーンや物語の会話シーンを見てるだけでも楽しいのです。

DSで、キャラがポリゴンで表示されているゲームとしては、
ゼルダの「大地の汽笛」がお気に入りなのですが、
DSの低い描画性能と、ディフォルメキャラは相性が良いですね。
独自の味わいの可愛さがあります。

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またFC版とDS版で大きく違うのは、主人公たちの設定。
FC版での主人公たちは、特にキャラ設定は無く、
自分で名前を決めるようになっていましたが、
DS版は、主人公たちにはデフォルトの名前があり、
それぞれがちゃんとした設定のあるキャラクターになっていました。

明朗快活でちょっとお馬鹿なルーネス。
博識だが引っ込み思案なアルクゥ。
冷静沈着な青年兵士イングズ。
活発な美少女レフィア。

それぞれにとても魅力的なキャラクターで、
彼らと一緒に歩んだ物語は、とても楽しく感じられました。

このキャラたちに、どんなジョブになってもらうか、
その組み合わせを考えるのも楽しみの一つ。
ジョブによって役割や強さが違うだけでなく、
キャラ毎にジョブのグラフィックが違うので、
あえて見た目重視で選んでしまうのもあり。

ff3ds.jpg

自分の場合のジョブの変化は以下のとおり。

ルーネスはずっと戦士。
「ふみこむ」で大ダメージを狙うアタッカー。

アルクゥは赤魔道師で、中盤にバイキングを試してみたら、
両手盾での「挑発」が便利過ぎて、結局最後までそのまま。

レフィアは盗賊。見た目が可愛いので。
グングニルを盗んでからは竜騎士でセカンドアタッカーに。

イングズは終盤までずっと赤魔道師で、
ラストダンジョンだけ回復要員として導師に。

攻略情報を見ながらの、かなり手堅いプレイでしたが、
それでも何回か全滅したりしました。
遊びやすく、難易度もそれなりある。
ボリュームも適度で、何より安い。
かなりオススメできる、良ゲームでした。

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今度はジョブを変えてやってみたいと思うのですが、
DSのバッテリーの劣化がちょっと困りもの。
バッテリーを交換するか、中古でDSiLLでも買うか。

加齢による目の衰えで、
小さな画面が辛い、今日この頃なのです・・・。
posted by 山田工作 at 16:34| Comment(0) | ゲーム

2017年11月30日

幼女戦記 7巻

「幼女戦記」7巻を購読しました。



6巻についてブログで書いていなかったので、
ここで少し触れておきたいと思います。

4巻にて、第二〇三遊撃航空魔導大隊の隊長に就任、
隊員に地獄の訓練を施したデグさん(ターニャ・デグレチャフ)。

5巻では、南方から新たに参戦したダキア公国に対し出撃し、
華々しい戦果を挙げ、休みがもらえるかと思いきや、
今度は北方方面の最前線、ノルデンへと派遣されることに。

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そして6巻、ノルデンに舞い戻ったデグさん。

以前は北方方面軍の観測手の一人に過ぎず、
敵の攻撃を受け、自爆せざるを得なかった彼女ですが、
今回は中央軍参謀本部直属の魔導大隊を率いる隊長として参戦。
敵の攻撃を受け窮地に陥っていた友軍に替わって戦闘に突入し、
圧倒的な強さでレガドニア協商連合軍を壊滅させただけでなく、
敵の背後にいた第三国勢力をもまとめて粉砕しました。

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以後、冬季攻勢を訴える北方方面軍司令部に対し、
デグさんは「補給と兵站の致命的不足」を理由に反対。
理路整然と論陣を張りますが、結局会議の場から退場させられ、
今後の方針は冬季攻勢実施に決まります。

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そして今巻。
冬季攻勢を決めた帝国に対し、
愛想を尽かしかけていたデグさんでしたが、
ルーデルドルフ少将との会話から、
ゼートゥーア少将を含めた参謀本部の真の狙いを理解し、
何とか意欲が回復してきました。

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とはいえ、その能力の高さから、
いつも貧乏クジを引くのがデグさんの役割。
敵陣ど真ん中への奇襲の先鋒を務めることに。

そもそもこの作戦が立案されたのは、
以前ゼートゥーアに話したデグさんの考えが原因であり、
その優秀さが自分自身の窮地を招くという、
いつもの墓穴掘りの名人芸を見せてくれています。

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見た目は可憐な美少女であるものの、
中身はオッサンであるデグさんが、
どこかコミカルに、半ば自業自得というかたちで、
難儀な目に遭う様子が、この作品の面白さのひとつ。

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帝国海軍の艦隊司令長官。
どう見ても某宇宙戦艦艦長です。
この艦長を筆頭に、作戦に参加する将校らが、
可憐で健気に見えるデグさんを女神と称え、涙する。
真面目な会議のシーンであるのに、
どこかバカバカしさも感じられます。

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戦争という、重く暗いテーマの作品なのですが、
東條チカ先生の美しい絵柄とキャラクターデザインに、
原作の持つ、皮肉に富んだ笑いのセンスの良さが加わって、
とても読みやすい漫画となっています。

とはいえ、これが戦闘シーンとなれば一転、
凄惨で激しい殺戮が繰り広げられます。
笑いのある場面と、戦闘場面のコントラストの差、
明暗の強さこそが、この作品の大きな魅力でしょう。

そして今巻終盤、1巻でデグさんを自爆にまで追い込んだ、
レガドニア通商連合のアンソン・スー大佐が再び登場。
このスーさん、軍人としては国の未来を案じ、
夫としては妻子を愛する好人物なのですが、
1巻での初戦といい、今回の再戦といい、
どうも彼と戦うと、デグさんは裸になってしまいます。

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帝国にあっては「白銀」の二つ名を持ち、
敵国からは「ラインの悪魔」と恐れられ、
数々の敵を難なく打ち破ってきたデグさんが、
スーさんと戦う時はボロボロになり、衣服が吹き飛んでしまう。

これはスーさんの強さ、優秀さを示す証拠に他ならないのですが、
どうも他意があるというか、何か理由があるというか、
彼にロリコンの烙印を押し付けるような意図が感じられなくもなくも。

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主人公相手に勝ちを意識するなど、
死亡フラグが立ちまくっている彼に対してあまりの言い草ですが、
むしろ彼には感謝したいくらいです。

ありがとう。本当にありがとう。

君のことは、決して忘れない。
posted by 山田工作 at 19:44| Comment(0) | コミックス2017

2017年11月22日

マヤさんの夜ふかし 3巻 + 早乙女選手ひたかくす 4巻

「マヤさんの夜ふかし」3巻を購読しました。



今巻で最終巻となります。
ウェブでは既に最終回がアップされており、
終わりなのは分かっていたことですが、
楽しみにしていた作品だけに残念です。

保谷先生自身がツイッターで語られていましたが、
終了はコミックスの売り上げ不振によるとのこと。
商業で漫画を描くことの難しさ、厳しさを痛感します。

1巻2巻にあったような後書きは今巻では無く、
かわりに巻末には描き下ろしの漫画があり、
カバー下にも描き下ろしの漫画。
一冊にぎっしりマヤさんと豆山が詰まっていて、
まだまだ描き足りなかったんだという、
保谷先生の気持ちが溢れているように感じられます。

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魔女でありながら現代社会で非正規労働者として働き、
ネットに依存して引きこもりがちにダラダラと暮らす、
強気で弱気な、マヤさんの様子が好きでした。

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そんなマヤさんに対し時に辛辣に、時に優しく、
とても親しげに楽しそうに語りかける豆山との、
二人のやりとりがとても面白く、羨ましくもありました。

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作品としては終わりましたが、
二人の関係が何か決定的に変わったワケではなく、
時に離れたり、時にくっついたりしながら、
今後も二人の夜更かしは続いていくのでしょう。

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ひょっとしたら、またどこかで、
二人の様子を見ることができるかもしれない。
そんな淡い期待を抱きつつ、
今は無事に出た3巻を、じっくりと楽しむことにしましょう。

「早乙女選手、ひたかくす」4巻も購読しました。



表紙の八重さんも良いですが、
カバー折り返しの若乃真帆さんが素晴らしい。
本誌では全く登場しませんでしたが・・・。
個人的に注目しているサトルの姉も全く登場せず。残念。

その代わりと言っては何ですが、
今巻では八重さんの家族がいい味を出していました。

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目つきの鋭さでは全く引けをとらない母と弟。
早乙女家の遺伝、怖るべし。

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サトルは「愛の力マン」という名を拝命。
弟くん、良いセンスをしています。

インターハイはさっくり終わり、
因縁の地であるように思われた京都からもあっさり帰還。
3巻で、サトルは姉から京都行きを心配されていましたが、
サトルの過去については、今回一切触れませんでした。
しかし、どうも八重さんも何か京都には縁がある様子。

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八重さんとサトル、二人の過去については、
今後おいおいと明らかになっていくことでしょう。
できればその過程でサトルの姉が登場し、
彼女についても色々と細かい設定が語られることを期待しています。
posted by 山田工作 at 19:44| Comment(0) | コミックス2017